炭酸水洗顔っていいのかな?
炭酸水洗顔は、肌の汚れや皮脂を効果的に洗浄できるとされ、最近注目を集めています。
そんな炭酸水洗顔ですが、デメリットになる肌質と時期があるのです。
乾燥肌や敏感肌の場合や、肌の調子が悪い時や肌荒れしている時、顔に傷がある時、生理前後の時期に炭酸水洗顔をすると、過度に肌を刺激してしまいます。
この記事では、炭酸水洗顔がデメリットになる肌質や時期、炭酸水洗顔のメリット、炭酸水洗顔のやり方、実際にやってみた感想をご紹介しています。
向いていない肌質や敏感な時期に炭酸水洗顔をしてしまうと、肌が赤くなり、ピリピリした刺激を感じるかもしれません。
炭酸水洗顔が原因で、肌トラブルを起こさないためにも、炭酸水洗顔のデメリットについて詳しく学んでいきましょう。
炭酸水洗顔がデメリットになる肌質と時期
炭酸水洗顔がデメリットになる肌質は、乾燥肌と敏感肌です。
また、炭酸水洗顔がデメリットになる時期は、肌の調子が悪い時、肌荒れしている時、顔に傷がある時、生理前後です。
肌の皮脂や汚れを効果的に洗浄できることで人気の炭酸水洗顔ですが、肌質や時期によってはデメリットになる場合もあるのですね。
大切なお顔を傷つけないためにも、炭酸水洗顔について正しい知識を得た上で、実践しましょう。
炭酸水洗顔は乾燥肌や敏感肌だとデメリットになる
炭酸水洗顔がデメリットになる肌質は、乾燥肌と敏感肌です。
それぞれの肌質が、なぜ炭酸水洗顔に向いていないのか、詳しくご説明しますね。
〈乾燥肌〉
あなたが乾燥肌の場合、炭酸水に含まれる二酸化炭素が、必要以上に肌の水分や油分を奪ってしまい、肌のバリア機能が低下してしまう恐れがあります。
肌が赤くなったり、ヒリつきを感じたりする場合もあります。
また、必要以上に油分が奪われると、身体は肌を守ろうとして過剰に皮脂を作ります。
その過剰な皮脂が毛穴に詰まり、顔のベタつきやニキビの原因になってしまうことも…。
悪循環になってしまうのね。
炭酸水に含まれる二酸化炭素は、過度に水分、油分を奪う可能性があるので、注意が必要です。
〈敏感肌〉
あなたが敏感肌の場合、炭酸水に含まれる炭酸ガスが肌を刺激して、肌が赤くなる可能性があります。
炭酸水は皮膚と同じ弱酸性なので、肌に優しい洗顔ができるとされています。
しかし、敏感肌の場合は弱酸性の炭酸ガスでも、肌が刺激を感じてしまう可能性があるのです。
あなたが乾燥肌や敏感肌であれば、炭酸水洗顔をいきなり毎日行うのではなく、肌の様子を見ながら少しずつ行うようにしていきましょう。
毛穴の黒ずみが気になる小鼻だけ洗うなど、気になる箇所だけ洗うのもオススメです。
肌の様子を見ながら、徐々に取り入れてくださいね♪
炭酸水洗顔がデメリットになる時期4つ
炭酸水洗顔がデメリットになる時期は、以下の4つです。
- 花粉や季節の変わり目などで肌の調子が悪い時
- ニキビや吹き出物など肌荒れしている時
- 顔に傷などの炎症がある時
- 生理前後や妊娠期間中
これら4つの時期は、共通して「肌が敏感になっている」時期になります。
季節の変わり目は、気温の変化で肌が敏感になっており、刺激に弱くなっています。
また、ニキビで肌が荒れている時は、炭酸水の刺激で炎症がひどくなり、ニキビが悪化する恐れもあります。
しばらく時間が経過しても、肌の状態が良くならない場合は、医療機関へ相談してくださいね。
炭酸水洗顔は手間とコストがかかる
手間とコストがかかる点も炭酸水洗顔のデメリットです。
市販の炭酸水は、1度ふたを開けると炭酸が抜けてしまうので、1度に全部使い切るのが理想です。
そのため、炭酸水洗顔を継続するには、小分けのペットボトルを何本も用意しておく必要があります。
また、市販の炭酸水は、1本500mlのペットボトルだと150円前後で売られています。
毎日行うと【150円×30日=4500円】となり、月に4500円程の費用がかかることになります。
結構するわね。
高い化粧水を買うよりは安く済むかもしれませんが、結構費用がかさみますよね…。
コストが気になる場合は、重曹とクエン酸を使って自分で炭酸水を作ることで出費を抑えることができます。
炭酸水洗顔を継続的に行う予定であれば、オススメですよ。
後に炭酸水を自分で作る方法を詳しくご紹介するので、参考にしてみてください♪
炭酸水洗顔のメリットは3つある!
炭酸水洗顔のメリットは、以下の3つです。
- 毛穴の汚れをスッキリ洗浄してニキビ予防になる
- 化粧水が浸透しやすくなり潤いのある肌になる
- 血行が促進されトーンアップしシミ予防になる
これまでデメリットをお伝えしたので、「炭酸水洗顔って本当にいいの?」と疑問に思うかもしれませんね。
炭酸水洗顔は、肌質や時期に気をつけると、メリットになることもたくさんあるのです。
炭酸水洗顔がなぜ話題になっているのか、人気の秘密を探っていきましょう。
毛穴の汚れをスッキリ洗浄してニキビ予防に
炭酸水に含まれる二酸化炭素には、汚れを吸着する性質があります。
そのため、炭酸水で洗顔すると、毛穴に詰まった皮脂や汚れ、古い角質を効果的に吸着し、洗い流してくれるのです。
過剰な皮脂汚れをスッキリ洗い流してくれるので、ニキビ予防につながりますよ♪
脂性肌やインナードライ肌、肌のごわつきが気になる場合は特にオススメです。
メイクの洗い残りが気になる時にもオススメね。
化粧水が浸透しやすくなり潤いのある肌に
炭酸水洗顔は、肌の汚れや皮脂を効果的に洗い流してくれるので、洗顔後の化粧水や乳液が浸透しやすくなります。
あなたは高価な化粧水を使っているのに、なかなか効果が出なかったり、化粧水の馴染みが悪かったりしていませんか?
肌がごわついていたり、皮脂が残ったりした状態では、化粧水や乳液に含まれる美容成分が角層の奥まで浸透しにくくなります。
肌の汚れや余分な皮脂を取り除くことで、化粧水がしっかり浸透し、潤いのある肌へと導きます。
血行が促進されトーンアップしシミ予防に
炭酸水の中に含まれる二酸化炭素は、肌に触れると肌内部の毛細血管までいきわたり、血管を拡張させるので、血行が促進されます。
血行が良くなると、酸素や栄養が肌へいきわたるので、肌のトーンアップにつながります。
また、血行が促進されることで、肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーの周期が整えられます。
ターンオーバーの周期の遅れは、シミやくすみの原因になってしまいます。
血行が促進されることで、ターンオーバーの周期が整い、シミを作りにくい肌になるのですね。
炭酸水洗顔のやり方!5つのステップ
炭酸水洗顔のやり方を5つのステップに分けてご紹介します。
- 無糖で軟水タイプの炭酸水を用意する
- 顔に付いている汚れを水か炭酸水で流す
- 少量の炭酸水で洗顔料を泡立てる
- 泡で洗うイメージでふんわり洗う
- 泡が残らないよう炭酸水で入念にすすぐ
基本的には、普段水でやっている部分を炭酸水に置き換えるやり方です。
炭酸水洗顔の押さえておきたいポイントや洗顔の基本についてもご紹介しているので、一緒に学んでいきましょう♪
無糖で軟水タイプの炭酸水を用意する
炭酸水洗顔に使う炭酸水は、無糖で軟水タイプを選びましょう。
糖分が入っているスプライトなどの炭酸水で洗顔すると、糖分が原因で洗顔後の顔がベタついてしまいます。
せっかく洗顔したのに…。
また、レモンフレーバーなどの香料入り炭酸水は、香料が肌の刺激になる恐れがあります。
軟水を選ぶ理由としては、硬水よりも軟水の方が洗顔料が泡立ちやすく、洗い上がりも乾燥しにくいためです。
炭酸水には、微炭酸タイプや強炭酸タイプがありますが、初めて炭酸水洗顔をする場合は、刺激の強くない微炭酸タイプがオススメです。
市販の炭酸水を毎回買うのが面倒、コストがかかると感じる場合は、自分で炭酸水を作る方法もあります。
この章の最後に番外編としてご紹介するので、気になる場合は試してみてください。
意外と簡単に作れるよ!
顔に付いている汚れを水か炭酸水で流す
泡を作る前に、まずは顔に付いている汚れを水か炭酸水で洗い流しましょう。
顔に付いた汚れを落とすことで、炭酸水で作った泡が浸透しやすくなり、炭酸水洗顔の効果がより発揮されます。
事前に顔の汚れを流すのは、水と炭酸水のどちらでも良いですが、炭酸水で洗うと血行が促進され、肌の皮脂や汚れがより落ちやすくなります。
まずは泡で洗う前の土台作りから始めましょう。
少量の炭酸水で洗顔料を泡立てる
普段使っている洗顔料を手に取り、炭酸水を少し注いでしっかり泡立てましょう。
炭酸水で作った泡は、炭酸水に含まれる二酸化炭素により、皮脂や汚れを吸着しやすくなります。
空気を含ませるように泡立てると、きめ細かい泡が作れますよ。
水で作るよりも炭酸水で作った方が泡立ちが良いみたい。
キメ細かい泡は、毛穴に入り込みやすく、肌の皮脂や汚れを吸着しやすくなります。
泡で洗うイメージでふんわり洗う
炭酸水の泡ができたら、泡で洗うようなイメージでふんわり洗っていきましょう。
ゴシゴシ洗ってしまうと、摩擦や炭酸ガスの刺激で肌トラブルの原因になってしまいます。
摩擦はお肌の大敵!
皮脂の多いTゾーンから洗い始め、頬、フェイスラインと順に洗っていきます。
時間をかけすぎると泡の刺激で肌が荒れてしまうので、短時間でスピーディーに洗いましょう。
泡が残らないよう炭酸水で入念にすすぐ
炭酸水で、すすぎ残しがないように「洗顔にかけた倍の時間」をかけて入念にすすぎましょう。
髪の生え際や小鼻回り、フェイスラインは、洗い残りしがちなのでしっかり洗い流してください。
すすぎ残しがあると、肌かぶれや、かゆみなどトラブルの原因になります。
炭酸水洗顔をした効果も台無しになってしまうので、すすぎ残しがないよう入念に洗い流しましょう。
以上、炭酸水洗顔のやり方をご紹介しました。特別なことは特にしないので、取り入れやすいですね。
まずは炭酸水を用意することから始めてみましょう♪
番外編!自分で炭酸水を作る方法について
炭酸水は、自分で簡単に作ることができます。
自分で炭酸水を作る方法を以下にご紹介します。
- 水 500cc
- 食用の重曹 5g
- 食用のクエン酸 5g
材料は3つだけです。重曹とクエン酸は掃除用もありますが、炭酸水洗顔では、粒子の細かい食用を使いましょう。
次に自分で炭酸水を作る手順をご紹介します。
- 洗面器に水と重曹を入れて混ぜる
- 1にクエン酸を入れる
- 水のにごりがなくなるまで混ぜる
自分で作る炭酸水は、保存料を入れていないので、当日中に使い切るようにしてください。
毎回洗顔のたびに作るのは少し面倒ですが、市販の炭酸水を買うより断然コスパが良いですよ。
炭酸水を作って実際に洗顔をやってみた!
炭酸水を自分で作り、炭酸水洗顔を実際にやってみた感想は次の通りです。
- 炭酸水500ccでは少し足りなかった
- 泡立ちは水と変わらない印象
- 肌にあたるシュワシュワ感が新鮮
- 洗い上がりはポカポカして血行が良くなったことを実感した
- 炭酸水洗顔1回では、毛穴汚れは取れない
実際にやってみた手順に従ってご紹介していきますね。
まず、水500ccを洗面器に用意し、食用の重曹を5g入れます。
500ccは、洗面器に薄く水が張っている程度です。いつも水道水を出しっぱなしでバシャバシャ洗っている私には少し足りない印象でした。
重曹をかき混ぜて、しっかり溶かしていきます。
次にクエン酸を5g入れます。写真では分かりづらいですが、クエン酸を入れた瞬間にシュワシュワと音を立て、炭酸水になりました。
本当に自分で炭酸水が作れるのですね。ちょっと感動!!
手に取った感じは、市販されている炭酸水よりも小さい泡で、炭酸が弱い印象でした。
顔に付いた汚れを落とすために、出来たての炭酸水で顔を洗います。
顔にシュワシュワした液体を付けるのは、初めての感覚で新鮮でした。慣れていないので、洗い終わった後、目が開けにくかったです。(笑)
炭酸水で洗顔料を泡立てます。泡立てネットは持っていないので、手で泡立てました。
炭酸水の方が水よりも泡立ちが良いとされていますが、私にはあまり違いは感じられませんでした。
いよいよ炭酸水で作った泡での洗顔です。少しシュワシュワした感覚を感じながら優しく洗っていきます。
炭酸水で泡をすすぎ流します。用意した500ccの炭酸水は泡だらけになったので、途中から水を使って洗い流しました。
洗い上がりは、サッパリというよりは、ポカポカしており、血行が良くなっているのを実感しました。
水で洗顔した後の洗い上がりとは全然違いました…。
気になる毛穴汚れは、目に見えてゴッソリ取れている感じはありませんでした。
継続して炭酸水洗顔していると目に見える結果になるのかもしれませんね。
以上、実際に炭酸水洗顔をやってみた感想でした。
肌にあたるシュワシュワした感覚や洗い上がりのポカポカした感覚は、水洗顔との違いをはっきり感じる部分でした。
毛穴汚れへの効果は1回では分かりませんでしたが、継続して行うことでシミやニキビを予防できるのかもしれませんね。
まとめ
- 炭酸水洗顔がデメリットになる肌質は、乾燥肌と敏感肌である
- 炭酸水洗顔がデメリットになる時期は、花粉や季節の変わり目などで肌の調子が悪い時やニキビや吹き出物など肌荒れをしている時、顔に傷などの炎症がある時、生理前後や妊娠期間中の4つである
- 炭酸水洗顔のデメリットは、手間とコストがかかるところである
- 炭酸水洗顔のメリットは、毛穴の汚れをスッキリ洗浄してニキビ予防になる、化粧水が浸透しやすくなり潤いのある肌になる、血行が促進されシミ予防になる、の3つある
- 炭酸水洗顔のやり方は、無糖で軟水の炭酸水を用意し、顔に付いている汚れを流し、炭酸水で洗顔料を泡立て、泡で洗うイメージでふんわり洗い、炭酸水で入念にすすぐことである
- 食用の重曹やクエン酸を使って自分で炭酸水を作ることができる
- 自分で実際にやってみて、肌にあたるシュワシュワ感が新鮮で、洗い上がりはポカポカして血行が良くなったことを実感したが、炭酸水洗顔1回では、毛穴汚れは取れないことを学んだ
炭酸水洗顔は、向いていない肌質や敏感に時期に行うと、肌が赤くなったりピリついたりすることが分かりました。
血行が促進され、余分な皮脂や汚れを落とすなど、メリットもたくさんある炭酸水洗顔ですが、肌の状態によっては肌トラブルの原因にもなるのですね。
あなたの肌状態を見極めた上で、炭酸水洗顔を始めてみましょう♪