ノンフライヤーで作った唐揚げはまずいって本当?
ノンフライヤーの唐揚げ=まずい、ということはありません。作り方によります。
ノンフライヤーで作った唐揚げがまずい、と言われるのは、パサパサしている、物足りない、というのが原因のようです。
ヘルシーなのはいいけど、パサパサの唐揚げは食べたくないわ…。
大丈夫!しっかり予熱をする、オイルスプレーを使う、などのちょっとしたコツで、おいしい唐揚げを作ることができますよ。
この記事ではなぜノンフライヤーで作った唐揚げはまずいと言われるのか、おいしい唐揚げを作るコツについて詳しく説明していきます。
ヘルシー、そして簡単に美味しい唐揚げが作れるなんて最高ですよね。
読み終わった頃には、きっとノンフライヤーが欲しくなっていますよ〜!
ノンフライヤーで作る唐揚げがまずいと言われる理由
ノンフライヤーで作った唐揚げがまずいと言われるのは、パサパサしている、物足りない、というのが原因です。
ノンフライヤーは名前の通り、油で揚げず、食材そのものの油を使って調理しています。
食材そのものの油分が少ないとパサパサしてしまったり、ジューシーさが足りなかったりすることがあるため、まずいと言われるようです。
また油を使っていない分、いつもの唐揚げよりもあっさりヘルシーにできるため、物足りなさを感じる人もいます。
どんなにヘルシーな唐揚げでも美味しくないなら食べたくないなぁ。
大丈夫!ノンフライヤーを使ってヘルシーかつ美味しい唐揚げを作るには、コツがあるのです。
ノンフライヤーを使いこなすには多少の慣れも必要になります。
使い始めはうまくいかなくても、このコツを掴(つか)んでしまえば、揚げ物がぐっと楽になり、料理のハードルが下がりますよ。
のちほど、ノンフライヤーで美味しい唐揚げを作るコツについて詳しく説明していきますね。
そもそもノンフライヤーとは?
そもそもなんでノンフライヤーって油なしで揚げ物ができるの?
ノンフライヤーは高温の熱風をフライヤー内に循環させることで、食材を加熱することができるため、油なしで揚げ物ができます。
調理中のノンフライヤー内の温度は200~250度まで上がると言われているのです。
普通の揚げ物が180度とかだから…。すごい高温だね!
その高温の熱風で食材を包むように加熱することで、食材に含まれる油が表面に出てきてきます。
食材を油が覆う(おおう)ために、油を使わずに調理することができるのです。
また高温の熱風を循環させることで、食材の水分をとばすため、油で揚げたようなカリカリの食感を出すことができます。
揚げ物のような調理ができますが、食材そのものの油しか使っていないため、ヘルシーな料理を楽しむことができますよ。
ノンフライヤーのメリット
ノンフライヤーにはヘルシー、簡単、だけでなく他にも多くのメリットがあります。
また使っているからこそのデメリットも…。ここではメリットとデメリットについて説明しますね。
<油の始末が不要>
ノンフライヤーでは油を使わないため、面倒な油の始末をしなくてもいいです。
揚げ物をすると、油の温度が下がるまで待って、油を濾過(ろか)して、容器にうつす、という手間がありますよね。
油を再利用しなくても、正直言って油の処理は面倒臭いです。
この油の処理は揚げ物のハードルを上げる原因ではないでしょうか。
そうなのよ!家で揚げ物を食べたいんだけど、油の後処理が面倒で億劫(おっくう)なのよね~。
作るときはよくても、美味しく揚げ物を食べた後が面倒だと、作るか悩みます。
料理をする人にとって、この後始末がなくなるのは非常に大きいですよね。
<洗い物が簡単>
ノンフライヤーだと揚げ物の後の洗い物が楽です!またキッチンも汚れないので後片付けも簡単♪
揚げ物をすると、もれなく油が周りにはねて、キッチン周りが汚れますよね。
また揚げ物をしたギトギトの鍋を洗うことも避けられません…。
ですが、ノンフライヤーを使うことで、その面倒な後片付けから解放されますよ!
種類にもよりますが、基本的に洗うのはバスケットと網のみ。本体はさっと水拭き程度でOKです。
ノンフライヤーの種類によっては、食洗機を使えるものもあるので、それだとさらに片付けが楽ですよ。
<調理時間が短い>
ノンフライヤーは調理時間が短く、調理の手間もなくなります。
調理時間が短いっていうのは分かるけど、手間がなくなるってどういうこと?
揚げ物って、油の温度をみながら、食材を油に入れて仕上がるまで確認しておく必要がありますよね。
ですが、ノンフライヤーだと確認しておく必要はありません。油の温度もみなくて大丈夫。
これがなくなるのは非常に大きいと思います!ノンフライヤーに食材を入れて、後はお任せ!ということができちゃうんです。
その間にもう1品作る、なんてこともできますよ♪時短以上に手間抜きってありがたいですよね。
<火傷の心配がない>
ノンフライヤーでは火を使わないので、火傷をする心配がありません。
揚げ物をしていて、熱っ!という思いをされたことがある人は多いのではないでしょうか。
私もそうです。仕方がないのですが、一度火傷をすると、揚げ物をするのが嫌になりますよね。
また小さなお子さんがいるおうちでは、揚げ物をしているときに、お子さんが近くに来てヒヤっとした…。なんてことも。
その点、ノンフライヤーは火を使わないので安心安全に調理ができます。
<温め直しで揚げ物が復活する>
ノンフライヤーを使うことで、スーパーで買ってきたお惣菜が美味しくなりますよ。
スーパーのお惣菜を買ってきたとき、食べる直前にレンジやトースターで温め直すことが多いのではないでしょうか。
このときにノンフライヤーを使うことで、揚げ物が劇的に美味しくなります!
冷めてしまった揚げ物が、まるで揚げたてのように復活しますよ。
またノンフライヤーを使うことで、ギトギトのお惣菜もヘルシーで美味しく変身するのです。
ノンフライヤーのデメリット
購入を考えているのであれば、メリットだけではなくデメリットも理解しておいた方がいいですよ。
<音がうるさい>
ノンフライヤーの種類にもよるかと思いますが、音が大きいと感じる人もいます。
ですが、短い調理時間の間だけなので、慣れてしまえば気になりませんよ。
<場所を取る>
ノンフライヤーはサイズが大きめのことが多いです。
容量にもよると思うのですが、4人分の揚げ物ができる商品になると、結構場所を取ります。
キッチンが広くて、ずっと調理台へ置きっぱなしにできる家はいいですが、別の場所に置いておく場合は、使うたびに持ってくる必要があるのです。
そうなると少し面倒かもしれませんね。購入する前に、おうちのキッチンのスペースとノンフライヤーのサイズを確認しておきましょう。
<一度に作れる量が少ない>
ノンフライヤーは意外と一度に作れる量が少ないです。
容器(バスケット)に入る分しか作れないため、家族が多い場合は何度かに分けて調理をすることになります。
一度で調理したい場合は、ノンフライヤーの容量と家族の人数を考慮しておきましょう。
ただし調理時間はそれほど長くないので、唐揚げ第一弾、第二弾と分けて作るのもいいかもしれないですね。
なるほどね!メリットがこんなにあるなんて、ますます欲しくなったよ!ところで、ノンフライヤーはどうやって選べばいいの?
ノンフライヤーを買うときに見るべきポイントを紹介していきますね。
ノンフライヤーの選び方
ノンフライヤーを選ぶ際は、容量、使い勝手の良さ、温度調理の幅、をみるといいでしょう。
<容量>
容量は何人家族か、一度にどの程度を調理したいか、によります。
ノンフライヤーの容量を選ぶ目安としては、1人当たり1L程度と言われているのでご参考に。
ただし食べる量にもよるので、三人家族だけど高校生の息子がすごくよく食べる、という場合は3.5L以上のものがいいでしょう。
また容量が大きくなると本体のサイズも大きくなるので、ご自身のキッチンのスペースを確保してから購入することをおすすめします。
<使い勝手の良さ>
ノンフライヤーのお手入れの手軽さも、重要なポイントです。
せっかく油の後処理をしなくていいのに、機械のパーツが多くて洗うのが大変だったら、悲しいもんね。
そうですね。洗う機械のパーツの多さや洗いやすさ、また食洗器対応かどうかもチェックしておきましょう。
<温度調理の幅>
ノンフライヤーを揚げ物や温め直しのみに使用する場合は気にする必要はありません。
ですが、80度以下に設定できる商品であれば、ローストビーフなどの低温調理も可能になりますよ。
さらに30度~40度に設定できるものであれば、パン生地の発酵にも使うことができます。
せっかく買うノンフライヤーなので、さまざまな調理に使うことができるといいですよね。
あとはこれらのポイントを考えつつ、値段との相談だね。
このノンフライヤーは4.7Lと大容量のバスケットで、4人分の調理ができてしまいます。
そのわりに、幅27.2㎝×奥行27.5㎝×高さ30.3㎝とコンパクト。これならキッチンに置くスペースを作ることができそうですよね。
ノンフライヤーは約10年前に初めて日本で発売されました。
この頃はできてすぐだったため、ヘルシーかつ美味しい揚げ物を作るのが難しく、ノンフライヤーの揚げ物=まずい、という口コミが多かったようです。
ですが今はノンフライヤーの技術も日々進歩しており、ヘルシーで美味しい揚げ物を作ることができる商品が数多く発売されています。
ノンフライヤーで美味しい唐揚げを作るコツ
ノンフライヤーで美味しい唐揚げを作るには4つのコツがあります。
- しっかり予熱をする
- 食材を入れすぎない
- オイルスプレーを使う
これらのコツはとても簡単なことですが、するとしないでは大違い!
しっかり予熱をする
調理前にしっかり予熱しておくことで、唐揚げがカラッと仕上がりますよ。
低い温度で調理を始めると、加熱に時間が必要になります。長時間、加熱することで、食材がだれてしまってカラッとした感じが出ない…。なんてことに。
予熱をすることで、短時間で食材に熱が入るので、揚げ物らしい食感になるのですね。
でも予熱をしてたらトータルで時間がかかるんじゃない?
いいえ。ノンフライヤーは、短時間で予熱ができるので時間もかかりません。
例えばオーブンだと予熱に10~15分くらいかかったりしますよね。
ですがノンフライヤーであれば、3分程度で予熱できてしまうのです。
食材を入れすぎない
ノンフライヤーは商品によって容量が決まっていますよね。
決まった容量内であれば、まんべんなく熱風を行き渡らせて加熱することができます。
ですが、容量以上に食材を入れると、熱風がうまく行き渡らず、仕上がりが悪くなってしまうことがあるのです。
そのため、家族の人数や食べる量を考えて、ノンフライヤーの容量を考えるようにしましょう。
オイルスプレーを使う
いやいや、ノンフライヤーは油を使わないからヘルシーにできるんでしょ?オイルスプレーしたら意味ないじゃん。
確かにノンフライヤーは、油を使わず揚げ物ができる、というのが売りですよね。
ですが、あっさりしすぎて物足りないなぁ、という人は途中でオイルスプレーをすることで、揚げ物感がアップしますよ。
油で揚げるのと、オイルスプレーをするのでは使う油の量が全然違うので、そこまで気にする必要はありません。
加熱前や途中でちょっとオイルスプレーをすることで、油で揚げたようなサクサク感を出すことができますよ。
この時にスプレーしすぎてしまうと、ノンフライヤーを使う意味がなくなるので、なんとなく全体にスプレーされているなぁ、くらいでオッケーですよ。
予熱をすることと、オイルスプレーを使うことで、もうノンフライヤーの揚げ物はパサパサなんて言わせません。
容量を守って予熱とオイルスプレーを使うだけで、揚げたような唐揚げになったよ!
コツを掴んで、ノンフライヤーで美味しい唐揚げを作ってみてくださいね。
超簡単!ノンフライヤーで作る唐揚のレシピ
ノンフライヤーで作るとっても簡単かつ絶品の唐揚げレシピをご紹介しますね。
他にも、焼き野菜とホクホクフライドポテトのレシピもお伝えします。
簡単にできる絶品唐揚げ
より簡単に作るために、唐揚げの粉を使用してみました。
本当に唐揚げを作るの?というくらい材料が少ないですよね。
でも、これで美味しい唐揚げを作ることができるのです!
このとき唐揚げの粉は必ずまぶすタイプのものを選びましょう。
ノンフライヤーは水溶きタイプのものよりも粉タイプのものと相性がいいです。
材料を切って、揉み込んで、ノンフライヤーに入れるだけで出来上がりです!
すごく簡単なうえに、外はカリっと中はジューシーな唐揚げができていますよ。
片栗粉や小麦粉を使ったレシピはこちらの記事を参考にしてみてください。
ノンフライヤーで美味しい唐揚げをつくるコツ!温め直しもできる!
少し手間はかかりますが、しょうがやにんにくの風味が効いて美味しいですよ~!
焼き野菜
え、ノンフライヤーを使って焼き野菜?
そうです!意外かもしれませんが、ノンフライヤーと野菜の相性はとても良いのです。
ノンフライヤーを使うことで野菜本来の甘みを感じつつ、カリッとした食感を楽しむことができます。
今回はキャベツ、ブロッコリー、パプリカ、アスパラガスを使っていますが、他の野菜でも美味しくできますよ。
色々試してご自身の好きな野菜を見つけてみてくださいね。
焼き野菜はそのまま食べたり、サラダのアクセントとしてのせたり、カレーライスにのせて食べても美味しいです。
いつもの料理がおしゃれに美味しく変身しますよ♪
ホクホクフライドポテト
お店で食べるようなホクホクのフライドポテトが簡単にできますよ。
フライドポテトは油が気になりますが、これなら気にしなくて大丈夫!
加熱時間はじゃがいもの大きさにもよるので、爪楊枝などをさして確認しつつ、足りないようであれば追加してくださいね。
完成したあとに、チリパウダーをまぶしたり、パルメザンチーズをかけたり、アレンジしても美味しいですよ。
まとめ
- ノンフライヤーで唐揚げがまずいと言われるのは、パサパサしている、あっさりしすぎていることが原因
- ノンフライヤーができた当初は、ノンフライヤーで作った唐揚げはまずいと言われていたが、それは過去の話
- ノンフライヤーで作る唐揚げは、予熱、容量を守る、オイルスプレーを使う、ことで美味しくなる
- ノンフライヤーには油の始末が不要、洗い物が簡単、火傷をしない、温め直しで揚げ物が復活する、などのメリットがある
- 反対に音がうるさい、場所を取る、一度に作れる量が少ない、などのデメリットがあるが、工夫次第で解決する
ノンフライヤーがまずいと言われる理由を理解して、しっかりコツを掴めば、ノンフライヤーは無敵です。
ノンフライヤーを使って、ヘルシーで美味しい揚げ物を楽しみましょう!
こちらの商品は70度~230度まで対応しているため、揚げ物はもちろんですが低温調理にも対応しています。
コンパクトながらも大容量なので家族が増えることを見据えての購入にもいいですよ。