お札が破れたらテープで直せる!お店で使えるの?交換方法をご紹介!

これなに情報
記事内に広告が含まれています。

お札が破けてしまいそう、もしくは破れた、濡れてしまって弱ってしまった、くっついてしまった時などどうするのが一番良いのでしょうか。

お札が破れたらテープで直して使えます!ただしテープが貼ってあるとATMでは使えない場合もありますので、交換した方がいいですよ。

私はファスナー付きの長財布を使用していた時に、入れていたお札が危うくファスナーに引っかかって破けそうになったことがあります。

この時は破ける一歩手前でさすがにひゃっとしました。

お釣りを受け取った時にすでにしわしわで、切れ目が入っていたこともあります。

丁寧に扱わなければすぐに破れてしまい、使えなくなりそうでした。

テープで直したお札もそのままATMに入れても使えるのかしら?

「破れたお札の扱い方の判断」に迷ったときの助けになるよう、調べてみました。

 

 

お札が破れたらテープで直せる!お店で使えるの?

答えからいうと、「破れたお札」をセロハンテープ(以下テープ)で補修しても使えます。

例えば、「切れ目が入っていて気になるからテープを貼って使用したい」と思うことありませんか?少しぐらいならテープしても大丈夫だろうな、と思いますよね。

このように破れたお札にテープを貼った状態のものを、実際にお店で支払ってみると使用できます。

偶然そのお店では使えたのかもしれない、と思ってしまいますよね。ですが、レジスタッフは「お札の取り扱い」について教育を受けているはずです。

お店によっては「偽造紙幣かもしれない」と疑われるかもしれませんし、お会計に時間が掛かってしまうことが起きるかもしれません。

以前、ニュースで偽造紙幣が使われた事件が取り扱われたことがありました。誤解されないために注意しておかなくてはなりません。

最近お店のレジやセルフレジでもお札を機械に通すことがかなり多くなってきました。お寿司屋さんなどの飲食店やコンビニでも、自分でお札を入れたりしていますよね。

機械に詰まったら?!万が一、破れた部分やテープ部分が機械内部で引っかかってしまったら?!

最悪の場合、機械の故障につながります。アラームがなり、機械が停止してしまうでしょう。

そして、エラーでスタッフの方に対応していただくことになり、結果長時間待つことになります。ATMにも入れないでください。

 

 

お札が破れたら銀行で交換できる!ゆうちょは?

破れたお札や損傷しているお札は、使用せず早めに自分名義の口座がある銀行や信託銀行に持っていきましょう。テープで貼っていっても大丈夫です。

基本は左右の番号が一致していることがわかれば、OK。交換手数料はかからずに、破れたお札は交換してもらえます。

ただし、ゆうちょ銀行では両替の対応ができませんので、ゆうちょ銀行以外に行ってください。

銀行では、まず本物が偽物かの鑑定をし、本物と証明されたら交換してもらえる流れになっています。

*ちょっとだけ豆知識*

現在発行されているお札には、いくつもの偽造防止技術が施されています。

  • さわってわかる(深凹版印刷、識別マーク)
  • すかしてわかる(すき入れ、すき入れバーパターン)
  • 傾けてわかる(ホログラム、潜像模様、パールインキ)
  • 道具でわかる(マイクロ文字、特殊発光インキ)

かなり細かく作られているのね。

もし、本当に悪さをして、偽札を製造して支払いに使用した場合には「偽造通貨行使罪」にあたります。

ですが、原紙をそのままテープでつなぎ合わせるのですから、「偽造」には当たりません。よって心配なくテープで貼り付けておき、銀行に持っていけるのです。

話を戻しますと、鑑定後、本物と認定されたら後日口座に振り込んでもらえます。

口座番号がわかるものを持参すると、スムーズに処理が進みますよ。

破け具合がひどい場合やお急ぎの場合には、直接日本銀行に持っていきましょう。
待つ時間が短縮されます。お近くであれば、是非そうしてください。

 

どのぐらいまで破けていても交換してもらえる?

では、果たしてどのくらいまで破けていても良いのか知りたいですよね。大きく損傷していても交換してもらえるのでしょうか?

日本銀行HPによると、実は破れた面積によって、交換料金が決まってくるとのことです。

*お札の交換基準*
  1. 面積が3分の2以上の場合、全額として引換えできる
  2. 面積が5分の2以上と3分の2未満の場合、半額として引換えできる
  3. 面積が5分の2未満の場合、銀行券としての価値は無く失効する

まったく価値がなくなってしまうわけではないのですね。2/5未満になっている場合は、ゼロ円、リサイクルされますよ。

この基準によると、面積が2/3以上であれば、全額の交換となります。面積が2/5以上~2/3未満でも半額に交換してもらえます。

ぼろぼろになって、たとえ使えなさそうに見えたとしても、諦めずに是非つなぎ合わせてみましょう。

破片も大事に回収してくださいね。2/5以上~2/3未満でも半額になります。

「交換したいな」と思ったら、傷みがひどくなる前に早めに交換に行くことをお勧めします。ATMにも入れたりしないでくださいね。

 

 

お札が破れたのではなくシュレッダーにかけてしまった!

何かの手違いで、お札がシュレッダーに入ってしまったら…。

シュレッダーでバラバラに破れた場合、諦めないでください。

シュレッターに入ってしまっても、パズルのように一つ一つつなぎ合わせてテープで貼って持っていきましょう。

「確かに日本銀行で発行された金券」と証明されたら、バラバラに破れたお札も交換基準に沿った対応をしてもらえます。

 

災害時ややむを得ない場合でも対応有り

触ったらぼろぼろに崩れそうな時は銀行の方に相談してください。その時は、銀行の方が丁寧に扱ってくれますし、お札の模様が確認できれば満額交換してもらえます。

大雨、台風、土砂など近年災害が増えてきました。

阪神淡路大震災での火災では、大量の損傷通貨が発生し、銀行の方が沢山の紙幣を復元したり、引換をしたりしました。

また、東日本大震災での水害でも、水没してしまったATMや金庫、レジや自動販売機などが引換のために沢山銀行に持ち込まれたという記事を読んだことがあります。

泥でくっついてしまった紙幣は綺麗な水で汚れを落としてから、一枚一枚鑑定して引換作業にされました。

私たちの身近でも、破れたり、お札がアクシデントで燃えてしまったり、水で濡れてしまったりするかもしれません。

新しいお札に交換できる可能性があるので、頭の片隅に置いておいてください。

 

 

まとめ

  • 破れたお札をテープで補修しても使用できる
  • テープ補修したら、近くの銀行で交換する
  • 破れた部分があっても、お札の残っている面積で交換金額が決まる
  • たとえお札をシュレッダーにかけてしまって破れた状態でもテープ補修して銀行に持っていくと交換してもらえる
  • 災害時でぼろぼろになっても銀行に言えば交換可能

ここまで、テープ補修のお札の使用と、損傷する可能性についての対処をまとめてみました。

ご本人や身近な方が困っていたら、是非教えてあげてくださいね。