アボカドは常温で置いておくことで追熟し食べ頃になります。
でもアボカドを買った時、つい冷蔵庫に入れてしまった!ということありませんか?
私の頭は「果物や野菜は野菜室!」とインプットされているので、ついやりがちです。

でもどの硬さのアボカドも常温で保存した方がいいのかな?
アボカドは、硬さをチェックしてから常温で保存するか冷蔵庫に入れておくかを決めると食べごろを逃さずに済みますよ。
冷蔵庫に入れてしまった!と焦らないで、まずはアボカドの観察を!
柔らかいアボカドを常温で保存してしまうと熟しすぎて美味しくなくなってしまいます。
また硬いアボカドを冷蔵庫に入れ続けても硬いまま…。アボカドの食べごろは難しいですね(苦笑)
冷蔵庫に入れてしまったアボカドを見極めて美味しいアボカドを思う存分味わいましょう!
アボカドを冷蔵庫に入れてしまった!硬さをチェック

アボカドは硬さをチェックしてから冷蔵庫で保存するか、常温で保存するか判断しましょう!
アボカドの硬さによって追熟させる方が良いのか追熟を止めるべきか判断することで美味しく育て上げたり保てたりします。
つまり、ついアボカドを冷蔵庫に入れてしまった!と焦らなくても大丈夫♪
アボカドは南国の果物で暖かいところが大好きです。
アボカドを冷蔵庫に入れてしまった場合、硬いアボカドを常温に戻して保存することで追熟が進み食べごろまで育て上げることができます。
でも柔らかいアボカドの場合、もう既に食べ頃なので常温に戻してしまうと追熟が更に進んでしまいます。
追熟しすぎたアボカドは切った瞬間ショックを受けますよね。
黒い斑点がたくさんあったり、筋張っていたり…。楽しみにしていたのに一気に台無し…。

柔らかすぎて茶色の筋ができてしまうと、見た目も残念に思えてしまうよね。
ここで食べ頃のアボカドの見極めポイントを紹介しますね。
このポイントに当てはまる場合は冷蔵庫で保存し、当てはまらない場合は常温で保存し追熟させて食べ頃まで育て上げましょう!
- 皮が濃い緑色
- 皮を少し押してみて弾力がある
- ヘタと実の間に隙間がある
色や柔らかさで見極めるのがなかなか難しい方は、ヘタをチェック!アボカドはヘタの部分から熟し始めます。
熟し始めると水分が抜け始め、ヘタが実から取れやすくなります。これがアボカドの食べごろサイン。
こまめにチェックすることでアボカドが出している「食べ頃サイン」をキャッチできますよ。

アボカドを切る時にヘタだけコロンと取れることがあるけど、あれは食べごろサインだったんだね♪
また最近では食べごろのアボカドに「食べ頃シール」を貼ってくれているスーパーもありますよね。プロの目にお任せするのもありですね♪
さてこの見極めポイントをどの程度クリアしているかで保存期間も違ってきます。詳しく見ていきましょう。
見極めポイントを全てクリアしたアボカド
見極めポイントを全てクリアしているアボカドはすぐに食べ始めるのがおすすめです。
もし、すぐに食べない場合は冷蔵庫に入れて3~5日程度保存できます。
その時はポリ袋にいれると乾燥を防ぐことができますよ。

すぐに食べたい時は全てクリアしたアボカドを選ぶのが必須だね!全部クリアしたアボカドに巡り会いたい!
見極めポイントをクリアしているか微妙なアボカド
見極めポイントの色をクリアしているか、柔らかさをクリアしているか微妙なアボカドは常温で2~3日ほど保存してみましょう。
この状態は私的にアボカドを育てあげる上で一番の山場です…。
この山場を乗り越えきれないと待ちきれなくなって切ってしまいガッカリするか、忘れてブヨブヨになるか…。
あなたはなるべく毎日チェックしてこの山場を上手に乗り切ってください!
見極めポイントを全てクリアできていないアボカド
見極めポイントを全くクリアできていない、カチカチの真っ青なアボカドは常温で3日~7日保存してみましょう。
カチカチのアボカドを買った場合は根気よく待ちましょう!早く食べたい気持ちを抑えて見守るのです。
見守った先の完熟アボカドは最高に美味しいですよ!
でも実はこの待ち遠しい期間を短縮する裏技があります。それは後で紹介しますね。
この見極めポイントを知っていれば、買う時にアボカドを使いたいタイミングに合わせて硬さを選ぶと無駄なく美味しく味わえますね。

でも一旦、冷蔵庫に入れてしまったアボカドは、常温に戻して大丈夫なの?
食品は温度変化に弱い物がたくさんありますよね。気になるところです…。
アボカドも冷蔵庫から出して保存する時は少し気にかけてあげると良いかもしれません。紹介しますね。
アボカドを冷蔵庫に入れてしまった時に常温に戻すには

冷蔵庫に入れてしまったアボカドを常温に戻す時、温度差でできてしまった水分は綺麗に拭き取りましょう!
少し気にかけてあげるだけでおいしく熟成してくれますよ♪

アボカドを冷蔵庫に入れてしまった後に常温に戻すと水滴がついてしまうのね。水滴がついたままにしておくとどうなっちゃうの?
温度差でできてしまった水滴を放っておくとアボカドの皮の劣化や果肉を酸化させて傷んでしまいます。
せっかく買ってきたアボカドが食べられなくなる姿は見たくない!
そのためにも冷蔵庫から出してできた水滴はキッチンペーパーなどで丁寧に拭き取ってあげましょう。
直射日光が当たらない風通しの良いところで追熟させてあげると美味しくなりますよ。
直射日光が当たる場所だと追熟にムラができてしまうこともあるので注意しましょう。
そして常温に戻したアボカドは追熟が始まるのでこまめにチェックして食べごろを見逃さないようにしましょうね。

硬いアボカドが美味しく追熟していくのは楽しみだな♪でも食べ頃を見逃してしまって傷んでしまった時のサインってあるかな…。
アボカドが「食べ頃だよ!」と喋って教えてくれたらいいのですが、食べごろはあなたが判断しなくてはいけませんね。
つい大事にしすぎて食べごろを逃してしまうこともあるかも…。
傷んだアボカドの特徴も頭に入れておくと安心ですね。
危ないアボカドのサイン
傷んでいる危ないアボカドのサインは3つです。長く保存しすぎたアボカドは注意してみてくださいね。
- 変なニオイがする
- 柔らかすぎる
- 果肉が全体的に黒っぽい
これが危ないアボカドのサインです。このサインが出ていたら残念ですが諦めた方が安全です。
アボカドが柔らかすぎるというサインはきわどく感じてしまう方もいるかもしれませんね。そこで簡単なポイントです。
少し押しただけで簡単にへこんだり、アボカドを切ってみて触っただけで崩れたり、種が簡単に取れてしまったりする時は傷んでいる可能性が高いです。
弾力がある柔らかさとは程遠いので「やってしまった」と感じるはずです…。
また「全体的」に果肉が黒っぽく変色している時も注意しましょう。
アボカドは空気に触れると酸化してしまうので切った後のアボカドの表面はどうしても変色してしまいます。
使いかけのアボカドは空気に触れていない果肉の部分も黒っぽく変色していないかチェックしてみてくださいね。

サラダに入れたアボカドも時間が経つと変色するもんね。
また果肉ではなく一部の筋が茶色っぽく変わっている程度は大丈夫です。
しかし筋っぽさが残るので口当たりが良くないかもしれません。

筋っぽさが気になる時は裏ごしするのがおすすめ!ペースト状にしてパスタに和えるのもおしゃれだね♪
硬いアボカドは暖かい場所で保存すると追熟を進め、食べごろのアボカドは冷蔵庫で保存することで追熟をストップ!
冷蔵庫に入れてしまった場合も常温にもどして余分な水分を拭き取ることで美味しく追熟することができます。
アボカドは栄養価が高いので美容やダイエットにも強い味方になってくれます。
上手に保存して美味しく綺麗になりましょう♪

美味しいアボカドが食べたくなってきたよ!でも家にあるアボカドはまだ硬いんだよね。早く食べ頃になる方法はないかな?
実は硬いアボカドを早く食べ頃にする裏技があるのです!
お家によくある果物で簡単に追熟を早められますよ。上手な保存方法と一緒に紹介しますね。
アボカドを冷蔵庫に入れてしまった時の適切な保存方法

硬いアボカドはバナナやリンゴと一緒に袋に保存することで追熟を早めることができます。
お家によくある果物で食べ頃を早められるなんてラッキー♪
硬いアボカドなのに冷蔵庫に入れてしまった時も追熟を早められるなら大助かり!
他にも使いかけのアボカドの変色防止の方法や冷蔵庫での保存方法も紹介します。
硬いアボカドはバナナやリンゴと一緒に保存!
硬いアボカドはバナナやリンゴから出るエチレンガスによって追熟を早めることができます。
硬いアボカドを冷蔵庫に入れてしまっても、この方法を知っておくと食べ頃を早められて「失敗した!」と思うことがなくなりますね♪
しかも硬いアボカドとこれらの果物を一緒に袋へ入れておくだけなので簡単!
アボカドの硬さにもよるのですが、室温で1~3日くらいで食べ頃になるのでこまめにチェックしてみてくださいね。

残念ながら家にバナナやリンゴがないよ…。
そんな方にも朗報です。アボカド自身も実はエチレンガスを発生させています。
このエチレンガスを逃してしまうのは勿体ない!
アボカド自身のエチレンガスを利用して早く追熟させたい場合は、アボカドをアルミホイルで包んで室温で保存しましょう!
こちらもこまめに食べ頃チェックすることをおすすめします。

エチレンガスは硬いアボカドを冷蔵庫に入れてしまった時の強い味方だね!
エチレンガスが多いほど早く追熟させることができますよ♪
使いかけのアボカドはオリーブオイルなどで変色を防ぐ!
使いかけのアボカドはオリーブオイルやレモン汁、酢をかけることで変色を防ぐことができます。
使いかけのアボカドをそのまま冷蔵庫に入れてしまうと黒ずんだアボカドに…。
アボカドが変色してしまうのは空気に触れて酸化してしまうからです。
変色してしまうと綺麗な黄緑色が台無に…。傷んでいるのかと勘違いしてしまうこともあるかもしれませんね。
お酢だとにおいがついてしまうので、オリーブオイルかレモン汁がおすすめです。
また、使いかけのアボカドを保存する時は種がついている方を保存しましょう。
種がついていることで少しでも果肉と空気が触れる面積を少なくすることができます。
できるなら綺麗な色のままの部分が多い方が嬉しいですよね♪
また、レモン汁などがない場合、電子レンジでも変色を防げます。
500wで20秒ほどラップをかけずにアボカドを温めると酵素が壊れることで変色を防ぐことができます。これは驚きですよね。

どの方法もなるべく空気が入らないようにラップで包んで冷蔵庫に保存してね!
アボカドは野菜室で保存しよう!
アボカドは冷蔵庫の野菜室で保存すると低温障害になることを防ぐことができます。
冷蔵庫に入れてしまった時も野菜室なら低温障害の影響を受けにくいのです。
この低温障害、南国生まれのアボカドには大敵です。
綺麗な黄緑色の果肉に黒い斑点ができてしまったり筋も目立つようになったりしてしまいます。

筋張ったアボカドは口あたりがイマイチだよね。
アボカドの低温障害を防ぐには5℃以下で保存しないことです。
野菜室は冷蔵庫の中で1番高い温度設定がされている場所です。
今まで出てきた「冷蔵庫保存」は野菜室が最適ということです。
ここなら安心してアボカドを預けられますね。
このように少し手間をかけるだけで美味しく食べ頃のアボカドを味わえます。
冷蔵庫に入れてしまった時も焦らないで今あるアボカドの食べ頃の計画を立てましょう。
これでもう、どんな硬さのアボカドを買ってきても大丈夫!
うまく硬さを選び、追熟期間を調整出来たら好きなタイミングでアボカドを堪能できること間違いなし♪
まとめ

- 冷蔵庫に入れてしまったアボカドは硬さをチェックして保存方法を判断しよう
- 冷蔵庫に入れてしまったアボカドを常温に戻す時はできた水滴をキッチンペーパーで拭き取ると上手に追熟する
- 硬いアボカドはリンゴやバナナと一緒に袋に入れて保存する、またアボカドをアルミホイルで包むと早く追熟する
- 使いかけのアボカドはオリーブオイルやレモン汁、酢をかけたり電子レンジで軽く温めたりすると変色を防げる
- アボカドは野菜室で保存すると低温障害を防げる
アボカドは濃厚な味わいでサラダに入れるだけでも幸せが増しますよね。私も大好きです。
つい買ってすぐに冷蔵庫に入れてしまった!ということが多発していましたが、アボカドの硬さをチェックして保存方法を考えることが1番大切ですね。
これからもあの幸せを味わっていきましょう♪