スタンプ台がなくてもおせるシャチハタは便利ですよね。

インクが薄くなっちゃって、補充インクを入れてみたけれど薄いよ
インクを入れても薄い場合に考えられることは本体とインクの種類が合っていない、またはゴム面に汚れが詰まっていることが関係しているかもしれません。
もう一度確認してからシャチハタ専用の補充インクを2~3滴追加してみてください!
正しいインクを選んで補充して、ゴム面の汚れをきちんと取ってあげればインクが薄い現象はなくなり、また何回も押せるようになります。
しかし、補充インクの種類を知らずに適当に買ってしまうと、シャチハタ本体ごと使えなくなってしまうことになるかもしれません!
この記事では、インクを補充しても薄くて困っている時の解決法とインクの種類、補充方法などをご紹介します。
シャチハタインクを補充しても薄い場合の原因は3つ!


補充インクを入れてみたけどまだ薄い場合どうしたら良いのかな?
インク補充後もまだ薄いと感じる場合に考えられる原因は3つあります。
いずれかの原因が関係しているので、以下にそれぞれ説明していきますね。
- 印面の汚れ
- 浸透不十分
- インクが間違っている
<印面の汚れ>
ゴム面にほこりなど細かい汚れが詰まっている場合です。身近な物で簡単に掃除ができますよ!

どうやって掃除すればいいのかな?
では、掃除のやり方をご紹介しますね。まず始めに原因の元になるゴム面のほこりなどを取り除きましょう!
- セロテープを準備する
- 短めに切って、ゴム面に貼り付けてペタペタと軽く叩きながら繰り返す
- 溝に入っている細かなほこりなどを取りのぞく
きれいになったらOKです。マスキングテープやねばねばしたガムテ―プ系はこの場合には向いていませんので、使わないでくださいね。
<浸透不十分の場合>
ネーム9は12時間浸透させる
キャップレス9は3時間浸透させる
浸透時間はそれぞれ違います。さかさにして浸透させておきますが、それでも浸透しない場合には、古いインクを使っている可能性があります。
または、シャチハタ本体の不具合が原因である場合も考えられます。
解消されない時には、新品の買い替えもしくはサポートセンターにご相談くださいね。
<インクが間違っている場合>

100円均一のお店に補充インクが売っていたから買ってみて入れてみたけど、まだ薄いよ
100円均一のお店の補充インクはシャチハタシリーズではないので、元の印影にはなりません。
今は100円均一のお店でも精度の良い商品が並んでいるから、ひょっとして使えるのでは?と思えてしまいますよね。
しかし、シャチハタはシャチハタシリーズ専用のインクを使わないと故障してしまう可能性があります。
シャチハタ商品すべてに同じ補充インクが使えるわけではないです。
他メーカーの補充インクはもっと成分の構成が異なります。

もし他メーカーの補充インクをシャチハタに入れてしまったら?
盤面が目詰まりを起こしてしまい、インクが化学反応を起こして分離してしまいます。
さらに色ムラが発生して最後にはインクが固まり、押せなくなって故障してしまいます。
うっかり入れてしまったという口コミもありましたが、洗い流すことは難しいです。その場合にはできるだけ入れたインクを取り除きましょう。
ティッシュを敷いてその上でさかさまにして流れ出るようにしておいて、最後に拭き取ってみてくださいね。
では次に機種ごとのインクをご紹介しますので参考にしてください!
シャチハタのインクを補充してネーム9を復活させよう

ゴム面を掃除して、ボトルに入っている補充インクを2~3滴追加してみましょう。
よく使われていて人気のある名前のシャチハタ(三文判の大きさ)のタイプで説明していきますね。
シャチハタと私たちが呼んでいるハンコは、実は商品名です。そして、直径9mmタイプのシャチハタはネーム9という機種になります。
ネーム9 販売価格1,595円~2,365円
ネーム9専用補充インキ 販売価格374円
ネーム9には2種類のインクがありますよ。ではインクの取り替え方・補充方法を次にご紹介します
- カートリッジ本体を交換する方法
- 補充インクを足す方法
の2通りあります。ではそれぞれの方法を詳しくご紹介していきましょう!
- ホルダーを外す
- インキカートリッジを外す
- 新しいインキカートリッジを入れて、ホルダーを閉める
- ゴム面を下に向けて12時間放置させる
- 試し押しをする
もう一つの補充インクを染み込ませる方法をご紹介します。
- ホルダーを外す
- インキカートリッジを外す
- インク本体を引き出して、赤いスポンジ状の部分に補充液を2~3滴たらす
- インキカートリッジを元に戻してホルダーを閉める
- ゴム面を下に向けて、12時間放置させる
- 試し押しをする
試し押ししてみて、まだ薄い状態であれば補充インク液をもう一度たしましょう。
インクを補充したからといってすぐに濃くはなりません。ネーム9は12時間浸透させる仕組みになっていますよ!
私は職場で仕事終わりにインクを補充しておいて、次の日に備えていたのを思い出しました。
2~3滴たらしておけば、次の日の朝にはちょうどいいぐらいの濃さになっていましたよ。
毎日よく使うものは薄いかもと感じたときが補充のタイミングです。ゴム面が乾燥する前に補充インクをたしておくと良いでしょう。
シャチハタのインク補充の鉄則は種類を守ること!


補充インクはシャチハタであれば、どの機種にも同じものを使っても良いの?
機種ごとにインクの成分が違うので全部の機種に同じものは使えません!
実はシャチハタの種類はいろいろあって、それぞれ使える補充インクの型番が違うことをご存じですか?
紛らわしいのですが、シャチハタ(Shachihata)シリーズは製品ごとに使えるインクが違います。
したがって製品ごとの補充インク名をしっかり確認することが大切です!
機種ごとの補充インク一覧表を参考に選びましょう
では次に補充インク一覧表にシャチハタの種類を載せましたので、ご覧ください。
補充インク名 | 価格(税込) | 対象商品 |
XLR-9N(2本入り) (カートリッジ式) | 300円(税込) | ネーム9、Vovo専用 |
XLR-9(2本入り) (カートリッジ式) | 300円(税込) | ネーム6、ブラック8、ペンネーム、ネーム6キャプレ、簿記スタンパー用 |
XLR-11N | 300円(税込) | ブラック11、ブラック16、シール用、データーネーム用 |
XLR-GP | 300円(税込) | ネームペン、ネームエル、ネームエルツイン、ペアネーム、ネームデユオ用 |
XLR-GL | 374円(税込) | データーネーム、EX専用 |
XLR-20N | 500円(税込) | 顔料系Xスタンパー全般 |
例えば、ネーム9は三文判の大きさのネーム印にはXLR-9N、ネーム6は訂正印にはXLR-9を使用することがわかります。
シャチハタのネーム印で人気の高いキャップレス9ですが、補充インクは顔料系補充インキ20mlのXLR-20Nを使用してくださいね!
このキャップレス9は使ったことがないのですが、キャップを外す手間がかからずとても魅力的な機種ですのでこれからシャチハタを購入される場合にはオススメです!
ビジネスG型(マル秘・済印・控え印など使用されるタイプ)も補充インクXLR-20N顔料系補充インキ20mlで補充ができます!
補充インクを入れる場所は黒くて四角い筒の部分
シャチハタシリーズには角型や丸形、細い速達用の形などいろいろな形があります。
形によってインクを入れる場所が違うので、知っておくといざという時に慌てずに済みますよ。
<インクの入れ方>
ふたを開けると左右に□の筒のような黒い部分があるタイプ(会社名などの角型)の場合には、そこに2~3滴入れます。
○の筒はインクを入るところではありませんので、間違って入れないでくださいね。
時間が経ってくると本体の隙間からインクが染み出てきますよ!ご注意下さい。
20ml・30ml・60mlの3種類あるものや、色が紫・赤・藍色・黒・朱色・緑・薄墨を含めた7種類あるタイプもあるので、色選びには気をつけましょう。
特に赤と朱色は紛らわしいので、要注意です!!
シャチハタシリーズは一つの補充インクを使いまわすことができないタイプですね。
長く大切に使用するためにも、必ず機種専用のインクを購入してから補充をしてくださいね。
購入はネットでも簡単に取り寄せられます。お店で購入するより、少し安く手に入るのでオススメですよ!似たような型番があるので間違えないようにしましょう。
補充インクを買う時のポイントは、
- シャチハタシリーズのメーカー名を確認して、機種にあったインク名・型番を選ぶ
- カートリッジ本体の交換もしくは補充インクをたらす方法なのか確認する
私は会社で手がべとべとになるぐらい本体の外にインクがはみ出てきてしまったのを何度も見たことがあります。
掃除をしたこともありますがインクを拭き取るだけでも結構時間がかかって一苦労しました。皆さんも補充インクの入れすぎには気をつけてくださいね。
まとめ

- インク補充後もまだ薄いと感じる場合に考えられる原因は「印面の汚れ」「浸透不十分」「インクが間違っている」の3つ
- シャチハタのインクが薄い場合には、ゴム面を掃除してボトルに入っている補充インクを2~3滴追加する
- シャチハタは機種ごとにインクの成分が違うので全部の機種に同じものは使えない
- シャチハタの製品ごとの補充インク名と型番をしっかり確認してから補充インクを買う
- □の筒のような黒い部分があるタイプの場合には、補充インクは黒の四角い筒に入れる
ゴム面が劣化していなければ、ずっと長く使用し続けられるシャチハタ。インクが薄いと感じてきたら、様子をみて補充インクを足してください。