うちの犬、最近ドッグフードを食べないんだ。アレンジしたら食べるかな。
愛犬がドッグフードを食べないと、体調や栄養バランスが気になりますよね。
ドッグフードを食べない理由は、体調不良、飽きてしまった、食感が好みでないなど様々です。
愛犬がごはんを食べてくれない時は、普段与えているドッグフードにひと手間加えてアレンジしたら食べてくれるかもしれません。
犬も人と同じで食事の好みや体の都合、飽きてしまうなどありますからね。
ドッグフードのアレンジ方法が知りたい!
そんなあなたに、この記事ではドッグフードのアレンジ方法の他、食べない理由、おすすめのトッピングについてお伝えします。
愛犬の食事にお悩みのあなたにぜひ読んでほしい内容満載です!
ドッグフードを食べない時に試したいアレンジ方法
ドッグフードを食べない時は、ひと手間加えてアレンジしてみましょう。
難しいことはしなくても、簡単なアレンジで愛犬がドッグフードを食べてくれるようになることがあります。
ただし、後ほど説明しますが、食べない理由が体調不良の場合はまず病院を受診してくださいね。
体調不良が原因でないとしたら、ドッグフードのアレンジを試してみましょう!
ドッグフードを温めて食べやすく香り豊かに!
ウェットフードの場合は電子レンジなどで温めてみましょう。
ちょっと想像してみてください。人間もごはんやお総菜を冷たいまま食べるのはおいしく感じないですよね。
犬も冷たいドッグフードは食べにくいと感じることがあるようです。寒い季節ならなおのことですね。
また、温めることでドッグフードの香りが立つので、犬にとってはより食欲かき立てられるそうです。
犬にとって食べやすい温度は体温と同じ38〜40℃なので、温めたらこのくらいに冷まして出してあげましょう。
確かに、温めないで食べる食事は固いし、味気ないな。湯気と一緒に香りもしないし。犬も同じようなことを感じるのか。
ドッグフードをお湯でふやかせば食べやすくなる!
ドライフードの場合はお湯でふやかしてあげると固さがなくなり、喉越しも良く、食べてくれるようになることがあります。
ドライフードは人間で言うところの栄養補助食品(カロリーメイトやクリーム玄米ブラン)のようなもの、とイメージしてみてください。
水分が少なく、飲み込みにくいので、毎食だとちょっと辛いなぁと思いませんか?
お湯でふやかすことで、次のような効果も期待できます。
- 消化がよくなり、子犬や老犬にもおすすめ
- 一緒に水分も摂取できて、一石二鳥
- 水分の分満腹感が得られて、肥満気味の犬にもおすすめ
- お湯で温まるので香りが立って食欲が湧いてくる
お湯でふやかしたら、38〜40℃に冷ましてあげてくださいね。
食欲がない時に口当たりの良い食べ物を食べたくなる気持ちに似ているのかな。
ドッグフードを細かく刻めば食べやすくなる!
ドッグフードの大きさがあなたの愛犬に適していない大きさだから食べてくれない、という可能性もあります。
食べにくそうにしている時は、小さく刻んでみてください。
犬の大きさに応じたサイズのドッグフードが各種売られていますので、今買っているドッグフードの大きさを見直してみるのもいいですね。
トッピングして味に変化をつけると食べてくれる!
ドッグフードにトッピングをすると味に変化がついて食べてくれる可能性が高くなります。
私たち人間も毎日同じごはんでは飽きてしまいますね。
犬も同じで、いつもとは違う味にアレンジしてあると食べたい気持ちになるようです。
ただし、ドッグフードは完全栄養食なので、いつもの量のドッグフードにさらにトッピングを追加すると食べ過ぎになってしまいます。
トッピングの分はドッグフードを減らして出してあげましょう。
おすすめのトッピングは後ほどご紹介しますので、ぜひ読んでみてくださいね。
人間の場合に例えて、犬の気持ちになってみると、ドッグフードを食べない理由も理解できるなぁ。
それでは次に、犬がドッグフードを食べない理由を具体的にご説明しますね。
保存版!愛犬がドッグフードを食べない理由5つ!
愛犬がドッグフードを食べないのにはきちんと理由があります。
- 体調不良
- ストレス
- 歳をとって食欲が落ちた
- 大きさや形状が合わない
- 偏食癖がついてしまった
食べない理由は人間と変わらないね。
それでは犬がドッグフードを食べない理由をひとつずつ詳しく見ていきましょう。
体調不良で食べられなくなるのはいちばん心配!
人間と同じく、体調不良でドッグフードが食べられないことがあります。
何か病気になっていたらと心配になりますね。
嘔吐・下痢をしていないか、うんちの中に血やその他異物が入っていないかを確認しましょう。
嘔吐・下痢がある場合、ぐったりとしている場合など、いつもに比べて明らかに元気がない時は、獣医さんを受診してくださいね。
犬も歳とともに食欲低下で食べる量が減る
歳をとったら食べられる量が減ってしまうのは犬も同じです。
若い頃と比べると運動量も減るのでお腹も空きにくくなります。
この場合は無理に食べさせる必要はありません。
一度にあげる量を減らして、その分ごはんの回数を増やすなどの工夫をすれば必要な栄養が摂れますよ!
ストレスで食欲が落ちたら様子を見守ろう
環境の変化などでストレスがかかると、犬もドッグフードを食べなくなることがあります。
環境の変化というのは、引っ越し、新しいペットが来た、飼い主が亡くなった、散歩に行けていない、近所の騒音などです。
愛犬の食欲がなくなった時は、環境に変化がなかったか思い返してみましょう。
犬がストレスを感じている時のサインはこちらです。知っておくと、愛犬の変化に早く気がつけますよ。
- あくび、目をそらす、舌舐めずり、足舐めなどが頻繁にある
- 震える
- 体をなめ続ける
- 脱毛
- 吠える、噛み付く
新しい環境に慣れるまでは食欲不振は続く可能性が高いので、様子を見守ってあげてください。
散歩に行く、スキンシップを取るなどをしてストレスを緩和させてあげるのもいいですね。
長く続く場合は獣医さんに相談しましょう。
形状や大きさを変えれば食べてくれることもある
アレンジ法でも紹介したように、形状や大きさがあなたの愛犬に合っていないことで食べにくい、そのために食べてくれない、ということも考えられます。
子犬や老犬は特に噛む力が弱いので、一度ドッグフードの形状や大きさを見直してみましょう。
そして必要に応じてドッグフードを刻んだり、粒の小さなものに変えたりしてください。
もしかしたら、気がつかないうちに歯周病など歯のトラブルになっていて食べにくい、という可能性もありますよ。
念のため、愛犬のお口の中の状態もチェックしてみてください。
犬もグルメになる⁉︎偏食癖で食べないことも
おやつの回数が多かったり、人間の食べ物を与えることが多かったりすると、犬もグルメになってしまいます。
そうするといつものドッグフードを食べなくなってしまいます。
人間もおいしいもの、味の濃いものを知ってしまうと、今までの「普通の」食事や薄味だと物足りないですよね。
舌が肥えてしまうとなかなか元に戻れないので厄介です。
普段から愛犬におやつをあげすぎたり、味の濃い人間の食べ物をあげたりしないように気をつけておいた方がよさそうです。
そのような偏食癖がついてドッグフードを食べない愛犬には、次に紹介するトッピングの対処法が効きそうです。
うちの犬がドッグフードを食べない理由は偏食癖だな。ぜひトッピングについて知りたい!
ドッグフードを食べない時はトッピングでひと手間!
愛犬がドッグフードを食べない時は、ひと手間かけてトッピングすると食べてくれる可能性大!
これからおすすめのトッピングをご紹介します。ドッグフードを食べないお悩みをお持ちのあなた、必読です!
おすすめのトッピングの他に、犬にあげてはいけない食べ物もお伝えします。
知らずに与えてしまうと、命に関わる危険性もあるので、必ずチェックしてくださいね。
おすすめのトッピングはこれ!手軽に手に入るもの6選!
<チーズ>
おやつにチーズをあげると喜ぶという犬には、トッピングしてあげるとドッグフードを食べてくれるかも!
チーズは香りも強いので、犬の食欲をそそってくれます。
トッピングするなら必ず犬用のチーズにしてください。人間用のチーズでは塩分を摂りすぎてしまいます。
<乾燥ささみ・ジャーキーなど>
犬のおやつとして売っている乾燥ささみやジャーキーを細かくしてトッピングするのもおすすめ。
人間用のジャーキーは塩分を摂りすぎてしまうのであげてはダメですよ。
すでに買っておうちに置いてある方はすぐに試せますね。
<鶏肉>
鶏胸肉やささみなど低脂肪で高タンパク質な部位は栄養価も高くて犬にもぴったり。
生で食べさせることもできますが、心配な場合は茹でてドッグフードに混ぜてあげましょう。
茹で汁をドライフードにかければ、乾燥したドッグフードをふやかすこともできて無駄がないですね。
<かつおぶし>
かつおぶしは栄養価も高く、いい香りがするので少しの量で効果が期待できます。
刻んだり茹でたりする手間がなく、そのままかけるだけのお手軽トッピングです。
上にまぶすとかつおぶしだけ食べてしまうことがあるので、ドッグフードとしっかり混ぜてくださいね。
<バナナ>
甘いバナナは犬も大好き!栄養価も高いので、食欲の落ちた老犬にもおすすめできます。
食物繊維が豊富なので便秘にも効きますよ。ただし、甘いので糖分も多く、食べ過ぎには注意が必要です。
<さつまいも>
さつまいもも甘くておいしく、犬に大人気!生のままではお腹をこわしてしまうので、必ずしっかり加熱してから与えましょう。
バナナ同様、糖分も多いのであげすぎは禁物です。
全部手作りするのは大変だけど、いつものドッグフードに混ぜるだけなら簡単でいいね!
トッピングする時はカロリーオーバーに注意しよう
トッピングする時は、トッピング分のドッグフードを減らしてから与えるようにします。
ドッグフードは総合栄養食で、それを食べるだけで必要な栄養が取れるようになっています。
必要量のドッグフードにプラスしてトッピングをしたら、あっという間にカロリーオーバーです。
目安として、トッピングに置き換えるのは必要なエネルギーのうち2割までにしてくださいね。
食べないからとトッピングをしたことで、愛犬が肥満になってしまったら本末転倒です。
要注意!犬にあげてはいけない食べ物を覚えておこう!
人間が食べる食べ物の中には犬に与えると有害なものもあります。
愛犬が喜ぶからといって、うっかり食べさせてしまうと、最悪の場合死に至ることもあります。
犬に与えてはいけない食べ物の代表例がこちらです。
- 玉ねぎ、ねぎ、ニラ、らっきょう:貧血、呼吸困難、嘔吐(おうと)、下痢(げり)など
- チョコレート、ココア:嘔吐、下痢、けいれん痙攣、不整脈など
- ブドウ・レーズン:急性腎不全(ぐったりする、嘔吐、尿が出ないなど)
- キシリトール:ぐったりする、嘔吐、けいれん、立ち上がれないなど
- マカダミアナッツ:嘔吐、後ろ脚のまひ、運動失調など
- カフェイン:落ち着きがなくなる、喉が乾く、嘔吐、下痢など
- アルコール:嘔吐、下痢、ぐったりする、意識かもうろうとするなど
万が一これらの食べ物を食べさせてしまったら、もしくは愛犬が口にしてしまったら、すぐに病院へ行きましょう。
うっかり食べてしまうことがないとも言えないから、犬の届くところに食べ物を置いておくのは危険だね。
ドッグフードにトッピングする時は、その食べ物が愛犬にとって有害でないかをよく確認してから食べさせるようにしてくださいね。
まとめ
- ドッグフードを食べない時に試したいアレンジ方法は、ドッグフードを温める、ドッグフードをお湯でふやかす、ドッグフードを細かく刻む、トッピングして味に変化をつけるの4つ
- ドッグフードを食べない理由は、体調不良、ストレス、歳をとって食欲が落ちた、大きさや形状が合わない、偏食癖がついてしまったの5つ
- 体調不良の場合、ストレスが長く続く場合は獣医さんを受診する
- ドッグフードを食べない時のおすすめのトッピングは、犬用チーズ、犬用乾燥ささみ・ジャーキー、鶏肉、かつおぶし、バナナ、さつまいもなど
- ドッグフードのアレンジとしてトッピングする時は、カロリーオーバーを避けるため、トッピング分のドッグフードを減らしてから与えるようにする
- 人間用の食べ物はカロリーや塩分オーバーになりやすいので、トッピングには使用しない
- 犬にあげてはいけない食べ物は、玉ねぎ・ねぎ・ニラ・らっきょう、チョコレート、ココア、ブドウ・レーズン、キシリトール、マカダミアナッツ、カフェイン、アルコールなど。これらの食べ物はトッピングに使用しないように注意する
実は、愛犬がドッグフードを食べない理由は、人間と同じで食欲がない時です。
ごはんを食べてくれないと心配になりますが、ふと自分に置き換えて考えてみると犬の気持ちに寄り添えるかもしれません。
愛犬の様子をよく観察して、どうしてドッグフードを食べないのか考えてみましょう。
トッピングは内容と量に気をつけて、どんなものを喜ぶかな、と愛犬のお気に入りを探すのも楽しいですね。