キムチといえば韓国の代表的な国民食ですが、今や日本の食卓でもよく見かけるお惣菜です。
そんなキムチですが、買ったことをうっかり忘れていて気付いた時には賞味期限が切れていた!こんな時にあなたならどうしますか?
賞味期限が1ヶ月切れたキムチは食べてもいいの?いつまで食べられるの?
賞味期限が1ヶ月切れたキムチでも未開封の状態で、保存状態のよいものであれば食べることができます。
キムチはもともと発酵食品なので、賞味期限が切れても食べられる印象が強いと思います。
賞味期限が切れて1週間のキムチなら問題ないと思って食べる場合も多いかもしれませんね。
でも1ヶ月は結構長いです。傷んでいるキムチを食べて腹痛になったら嫌ですよね。
キムチが傷んだ時の状態も詳しく解説しますので、食べられるのか判断しましょう!
キムチは賞味期限切れ1ヶ月でも食べられる!?
キムチは賞味期限が1ヶ月切れていても未開封であれば食べることができるようです。
ただ、保存状態やキムチの種類によります。封を開けた時に異変がある場合には傷んでいるかもしれませんので、食べないで捨てることをおすすめします。
キムチは発酵食品だから賞味期限が切れていても食べられるはず!そう思う方は多いと思います。
賞味期限:美味しく食べられる期限
消費期限:安全に食べられる期限
この認識を持っている方は多いと思います。私もそうです。
賞味期限は切れているけれど、消費期限が切れているわけではないし、キムチは発酵食品だから腐らないだろう!と考える方がいてもおかしくないと思います。
確かに本場韓国産のキムチは保存食として始まっているので、乳酸菌で発酵させて作られた発酵食品です。
時間がたつと乳酸菌が増えて酸味が出てきます。発酵食品なので長期間食べることが可能です。
一方、日本産のキムチは日本人の好みに合わせてあまりすっぱくならないような製法で作られているものが多いですね。
乳酸菌の発酵、熟成を押さえているので賞味期限が短く、時間がたつと腐ってしまい、長期保存は難しくなります。
日本産のキムチは漬物に近いものが多く、発酵食品ではないものが多いと考えた方が良いかもしれませんね。
そう考えると、賞味期限が切れた日本産のキムチは1週間~10日は食べても大丈夫だろうな!
と感じる方は多いと思いますが、1ヶ月はどうなんだろう?と思う方もたくさんいると思います。私もそう思いました。
未開封であれば賞味期限が切れていても1ヶ月くらいは大抵の場合は食べることができますよ。
ただし味の方はすっぱくなっている可能性は高いです。
食べる場合は必ず中身を確認して、何か異変がないか確認してから食べましょう。異変がある場合は食べずに捨てましょう。
私は未開封でも賞味期限が切れて1ヶ月たっているキムチは捨てると思います…。
キムチは傷むとどうなるの?
未開封であっても開けた時のキムチの状態がこれらに当てはまるものが1つでもあれば捨てましょう。
- カビが生える(白・緑・黒・フワフワしたもの・斑点など)
- 変色する
- 変な臭いがする
- 水分にぬめりがある
- アルコール臭がする
- すっぱくなりすぎる
キムチの傷み具合は保存状態の影響を受けますので必ず10度以下で保存するようにしましょう。
冷蔵庫の温度はJIS規格で0~10度と決められているので、開け閉めが多いと10度を上回ることもあります。
チルド室は0度前後の温度を保っているので、キムチを保存する場合はチルド室で保存すると安心できますよ。
さて、日本で売っているキムチには3つの製法があるそうです。キムチの製法についてもご紹介しますね。
キムチの製法は?
一般的に、スーパーなどでみられるキムチは、大きく次の三つに分類されます。
引用 東海漬物HP
(1)韓国産タイプ
韓国産タイプは、韓国の伝統的な製法により製造されたもので、酸味と発酵風味が特徴となっており、生きた乳酸菌を豊富に含まれています。
(2)浅漬タイプ
浅漬タイプは、下漬け白菜にキムチのタレをまぶし、熟成工程を経ず製造したキムチです。一般的には辛味も少なくあっさりした味付けになっており、食べやすくなっています。
(3)熟成タイプ
熟成タイプは、白菜の塩漬け・キムチタレ漬をしっかり行い、熟成工程を経て製造したキムチです。製造に4~10日かけており、やや濃厚な味が特徴です。(太字原文)
日本のキムチは、ほとんどのものが浅漬けタイプのものですが、一部熟成タイプのものもあります。
いずれも日本人の嗜好に合うように酸味が出すぎないような工夫がされているんですね!
日本にも、韓国の伝統的な製法で作られているキムチもあるようですが、種類は少ないようです。
開封後のキムチの賞味期限は1週間から2週間
キムチは開封後1~2週間は食べることができるようです。食べる前は必ず中身を確認しましょう。
2週間は結構長い気がします。商品によっても異なりますし賞味期限が短いものにはあてはまりませんが、大抵の場合は大丈夫です。
開封後は早めに食べきることが理想的ではありますが、毎日絶対キムチを食べる!という方でない限り開封後すぐには食べきれなかったりしますよね。
キムチ納豆や豆腐にキムチをトッピングするなど簡単に食べられる方法もありますね。
大量にキムチがあるときは冷凍するのもおすすめです。
キムチは冷凍できる
賞味期限までに食べきれなそうであれば、キムチは冷凍できるので、小分けにして冷凍して保存しておくのもおすすめです。
冷凍した場合は、2週間を目安に食べきるようにしましょう。
冷凍すると水っぽくなってしまうので、料理に使う際は、鍋や炒め物に使うといいですよ♪
キムチ鍋や豚キムチなどもいいですね!私は豚キムチ、本当によく食べています。
塩分が気になるので味付けはキムチだけにして、ごま油で炒めるだけですけど、美味しいです。
私はキムチと一緒にキャベツを入れるのが好きです♪
キムチ鍋はキムチをたくさん使うので大量消費できるメニューですよね。賞味期限までに使い切るのに持って来いのメニューです。
お野菜もたくさん入っていて、色々な栄養素が取れてお鍋は体にいいですね!
キムチの効果で体もぽかぽかして寒い冬には持って来いです!
キムチは食べすぎ注意!
私はキムチも含めてタバスコなど辛いものが大好きなのですが、キムチには大量の唐辛子が使われています。
唐辛子といえばカプサイシン!このカプサイシンが胃がんの原因になるらしいのです。
キムチ(カプサイシン)をたくさん摂取する韓国は胃がん大国であり、その原因がカプサイシンの多量摂取といわれているようです。
カプサイシンには中毒性もあると言われています。
中毒性といえばアルコールやカフェイン、チョコレートなどにもありますから、カプサイシンに限ったことではないと思います。
毎日大量にキムチを摂取するのは危険かもしれませんね。
塩分も高いので他の食事で調整するなどしないと塩分の摂りすぎになって高血圧などの原因にもなってしまいます。
ちなみにダイエット効果や育毛効果、美肌効果など良い効果もあると言われています。
大量に摂取すればどんな食材も毒にもなりえるということでしょうか。
ほどほどにとればよい効果もえられるということでしょう。
韓国の方は全員キムチが大好き!だと思っていませんか?私の元同僚の韓国人はキムチが嫌いでした。
辛いものが苦手らしいです。韓国人はみんなキムチが好きなわけじゃないよ!と言っていました。ステレオタイプですね。
キムチは賞味期限が切れるとどうしてすっぱいの?
キムチには乳酸菌が含まれているので乳酸菌が増えて発酵するとすっぱいキムチになります。
賞味期限が切れるとキムチはどんどんすっぱくなっていきます。
日本人はすっぱいキムチが苦手な人が多いので日本人の嗜好に合わせて、日本製のキムチはすっぱさを抑える製法で作られています。
賞味期限が近付くにつれてすっぱくなっていくキムチもあります。
韓国人はすっぱいキムチが好きみたいよ
すっぱくなるのを防ぐには?
すっぱくなるのを防ぐには以下のポイントに気をつけましょう。
- 冷蔵庫から出したら食べる分だけをとってすぐに戻す
- 清潔な箸でとる
- 密閉度の高い容器で保存する
- 空気に触れさせない
温度が20度を超えると乳酸菌が発酵を始めます。乳酸菌が増えることですっぱいキムチになるので温度変化には気をつけてください。
直箸をすると衛生的でないのと同時に、お口の中の雑菌によってキムチが腐る原因にもなります。清潔なお箸で取りましょう。
密閉度の高い容器に入れて保存することが開封後のキムチの保存には適しているようです。
空気に触れることで発酵の速度が早くなるので空気にできるだけ触れさせないことが大切です。
賞味期限が切れてすっぱくなってしまったキムチは調理すると酸味を感じずに美味しく食べることができますよ!
キムチ鍋、豚キムチ、キムチ炒飯、キムチ焼きそば、キムチチヂミ、キムチチゲ、スンドゥブチゲやチーズタッカルビにちょっと入れるのもいいですね♪
簡単で美味しくできるお料理が沢山ありますのでぜひ試してみましょう!
韓国産キムチは安全なの?
過去に、韓国産のキムチに寄生虫がいた!なんて話がありました。
思い出してしまったのですが、今は大丈夫なんでしょうか。
私は寄生虫の話を聞いてから韓国産のキムチを食べることに気が引けていたのですが、現在はどうなのでしょう。
韓国産キムチの輸入を禁止した国もあったと思うのですが、現在のキムチは安全なのでしょうか。
気になったので調べてみたところ、キムチくんマークがついている韓国産のキムチは安全に食べることができるようです。
韓国産のキムチは熟成発酵させて作られる、まさに発酵食品のキムチです。
酸味が強いので日本人にとっては好みが分かれる味かもしれませんね。
因みに韓国産のキムチは8割が日本に輸出されているそうで、日本はいわば上得意客ですね!
韓国産のキムチの中で、政府が認定しているHACCP認定(Hazard Analysis and Critical Control Point)
を取得している工場で作られたキムチにはキムチくんマークがついています。
2020年には全てのキムチ工場がHACCP認定を取得して衛生管理が徹底した、安心安全なキムチを政府が認定しているようですね。
寄生虫の問題などがあったことで政府が衛生管理を徹底したのです。国の大切な味を守ったということでしょうか!
これならキムチくんマークのついている韓国産のキムチは安全に食べられそうですね!
韓国では自家製キムチをつけるご家庭もあるようですね。韓国にはキムジャンという行事があるそうで、家庭で一冬分のキムチをキムジャンの時に漬けます。
11月~12月の初めに行われて、韓国の有名な行事の一つで無形文化遺産にも登録されているそうです。
韓国の方はキムチ用の冷蔵庫を持っている方もいるそうですよ!確か韓国ドラマ、シスターズでキムチ冷蔵庫のようなものを見た記憶があります!
キムチの保存に最適な温度を保てる冷蔵庫のようです。
本場韓国産のキムチの賞味期限が長い理由は、韓国の伝統的な製法で作られていることに加えて、この専用冷蔵庫のように温度管理をきちっとしていることも1つの理由なのかもしれませんね。
まとめ
- 賞味期限が1ヶ月切れたキムチでも未開封で保存状態が良い場合は食べられる
- 開封後のキムチの賞味期限は1~2週間
- 賞味期限が切れたキムチは必ずよく中身を確認して自己責任で食べるかどうか判断しよう
- キムチを冷凍保存した場合は2週間を目安に食べきろう
- 賞味期限が切れるとキムチはどんどんすっぱくなる
今や日本人にもポピュラーになったキムチ!
賞味期限を1ヶ月も過ぎる前に工夫して使いきれるといいですね。
賞味期限切れ1ヶ月はかなり長い期間です。少しでも気になるところがあれば必ず捨てましょう。
捨てる勇気も時には大事なことですよね。
食べ過ぎない程度に適量食べておいしいキムチライフを送りましょう♪