日本酒を開封後、ベストな保存の仕方はあるのかな?
日本酒を開封後のベストな保存方法は、基本的に「涼しい」「日が当たらない」「空気に触れない」場所がおすすめです。
日本酒を開封後は、すぐには飲み切れないこともありますよね!
私も日本酒が大好きで、地元のお酒である「獺祭」をよく買って飲んでいます。
最近は海外のレストランにも日本酒が置かれるほど、人気なお酒になっていますよね!
なかなか手に入らない銘柄だから、少しずつ楽しみたいわ!
正しい保存方法がわからなくて適当に保存しているあなたは、ぜひこの記事を読んでおいしい日本酒を楽しみましょう!
間違った方法で開封後に保存してしまうと、せっかくの日本酒が台無しです…。
また、日本酒に賞味期限はあるのか?味が落ちてしまった日本酒の活用方法もご紹介しますね!
日本酒開封後のベストな保存方法3選を紹介!
日本酒を開封後の保存条件は、「涼しい」「光が当たらない」「空気に触れない」場所がおすすめです。
開封後はできるだけおいしい状態を長く保ちたいですよね!
このような条件から、冷蔵庫は特におすすめな場所になります。
まずは、なぜこの保存条件がおすすめなのか1つずつ説明していきますね。
なるべく涼しい場所で保存することがなにより大切!
日本酒を開封後の保存に一番大切なポイントは、涼しい場所であることです。
基本的に日本酒は温度変化に弱く、特にあたたかい場所では劣化のスピードが速くなります。
室温が高い場所では雑菌が繁殖しやすくなるので、衛生的によくないのです。
温度変化に弱いので、同じ涼しい場所でも、時間帯によって急激に低温になる場所は避けましょう!
日光や蛍光灯に当たらない場所に保存しよう!
日本酒は日光に当たることでも、劣化スピードが早くなってしまいます。
これは開封後や未開封でも同じ条件です。
ちなみに、蛍光灯や人工光によっても劣化や変色が起きてしまいます。
私はよくキッチンの片隅や、スペースが少し置いた場所に、開封後の日本酒を置いていました。
冷蔵庫の中で保存する場合も、紙や新聞紙などで瓶を包んでから保存すると良いですよ!
そして、日本酒は紫外線が大嫌いなことを知っていましたか?
なんだか人間の女性みたいで可愛いわ(笑)
日本酒が入っている瓶は、茶色や緑色、黒色が多く、あまり透明の瓶は見かけませんよね!
これは紫外線をカットするために、わざとこのような色を付けています。昔の人の知恵には驚かされますよね♪
酸化しないよう空気に触れないことがおすすめ!
日本酒を開封後、お酒が空気に触れることで酸化が始まります。
酸化とは、リンゴを空気に触れさせておくと茶色くなる現象のことです!
日本酒も同様で空気に触れる状態が長いと、変色したり、風味が変わったりします。
空気になるべく触れないよう、保存するにはポイントが2つあります。
まず、日本酒は瓶を立てて保存しましょう!ついつい冷蔵庫の中でも、横に寝かせて置いてしまいませんか?
冷蔵庫の扉部分は、ドレッシングや他の調味料をおいて、スペースが取りづらいですよね…。
だからと言って寝かせてしまうと、瓶の中で空気に触れる面が広くなり、日本酒の品質が変わりやすくなります。
そしてせっかくの日本酒が、栓の匂いが移り台無しです。
開封後はもちろんのこと、開封前も立てて保存しよう!
できるだけ空気に触れない保存の仕方として、瓶の中の空気を抜いて保存することもおすすめです。
Amazonや楽天などのネット通販で「日本酒 保存 真空」と検索してください!
瓶の入り口につけて中の空気を抜き、真空にするアイテムがあります。
真空状態で保存できるので、買った時の風味を少しでも長く楽しみたい場合はおすすめです!
ちなみに私も持っていて、ワインの瓶にも使えて便利です。
日本酒開封後の賞味期限は?美味しく飲めなくなる基準!
日本酒の賞味期限は、どのような製造方法で作られているか、開封後か未開封かによって変わります。
「日本酒に賞味期限、消費期限はありません。」ということをよく耳にしませんか?
たしかに、日本酒などの度数が高いアルコール飲料は、殺菌力が強く腐食がすぐには進みません。
アルコール消毒と同じ成分なので、腐らないのです!
長期保存に耐えることもでき、時間の経過で熟成して味を楽しめます!
日本酒の製造方法は主にこのパターンです。
- 生酒、生貯蔵酒…火入れの回数が、0または1回しかしていない日本酒
- 本醸造酒、普通酒、純米酒…生と表記のない日本酒で、火入れを2回している
日本酒の瓶に書いてある年月日は、賞味期限ではなく製造年月なので、間違えないようにしてください!
それぞれの開封後、未開封のパターン別で賞味期限を紹介しますね!
生酒や生貯蔵酒はできるだけ早く飲み切ろう!
「生」と表記のある日本酒は、新鮮な状態を楽しむ場合、開封後2~3日で飲み切ることをおすすめします。
生酒や生貯蔵酒は、製造過程で火入れをしていないもの、1回しかしていない日本酒です。
火入れとは、加熱処理のことで、熱によって殺菌が施されてあります。
そのため、生酒などは雑菌が繁殖しやすく劣化が早いのです。
その反面、余分な加熱をしていないためフレッシュな風味が楽しめますよ♪
未開封の場合は、きちんとした保存方法で大体9か月が目安です!
生酒は新鮮な風味で、おいしいですよね~!
本醸造酒や純米酒は熟成を楽しむのもあり!
本醸造酒や純米酒、普通酒は、開封後から約1カ月以内に飲み切ることをおすすめします。
しかし、「本醸造酒」「純米酒」「普通酒」は開栓後の味わいの変化を楽しむこともできます。
空気に触れることで酸化をしますが、酸化することが悪いということでもありません。
空気に触れることで旨味が増し、まろやかな味わいになる場合もあります。
開封後とはまた違ったお酒の味になって面白い!
冷蔵庫の中で保存し、熟した状態で飲んでみるのも1つの楽しみ方ですね!
未開封の場合は、5~10年単位で保存していても問題ありません。
日本酒を開封後に美味しく飲めなくなる基準は?
開封後の日本酒が、白く濁っていたら注意が必要です。
白く濁っている場合は、火落ち菌という菌が発生している場合があります。
火落ち菌が発生すると、酸味がとても強くなったり、ツンとした独特の匂いが発生したりと、飲むことができないほど品質劣化が起こります。
このような状態の時は、残念ですが処分してくださいね!
白く濁っていても「タンパク質」の場合もあります!
日本酒の濁りは「タンパク質の固形化」の可能性もあります。
タンパク質の成分が沈殿して、白く濁ったように見えるのです。
火落ち菌との違いは、どういうとこなのだろうか…。
タンパク質の沈殿は、風味の劣化ではありません!火落ち菌との見分け方は「匂いです」。
日本酒本来の匂いの場合は「タンパク質の固まり」、ツンとした独特の匂いは「火落ち菌」です。
間違えて処分してしまうともったいないので、必ず匂いを確認してくださいね!
日本酒開封後に風味が落ちたときの活用方法!
日本酒を開封後に、風味が落ちてしまってどうしても飲めないな…。ということはありませんか?
私がおすすめする、古くなり風味が落ちた日本酒の、とっておきの活用法を3つ紹介します!
料理酒の代わりに日本酒を使ってプロの味に!
開封後古くなった日本酒は、料理に使うとプロの味に近づけます。
料理をする際、よく「料理酒」を使うことはありませんか?料理酒の代わりに、余った日本酒を使います!
キッチンにある料理酒の製品表示を見てみてください!
スーパーで売られている料理酒は、日本酒に塩を加えて加工したものなのです。
逆に言うと、日本酒には食塩が含まれていないので、食材を柔らかくしたり味がしみ込みやすくなったりします。
香りや風味付けにも、日本酒の方が適しているのですよ!
私はよく肉じゃが、魚の照り焼き、角煮、などに日本酒を好んで使います!
日本酒でお米を炊くと一段と美味しくなる!
お米を炊く際、少量の日本酒を加えるだけで米粒がふっくらし、一段と美味しくなります。
まさに隠し味だね!
日本酒を入れる目安は、米3合分に対して日本酒を大さじ1~2杯です。
日本酒を入れて炊いたお米は、アルコール成分は全て沸騰して消えるので安心してください。
この隠し味が、つやつやで光沢のあるお米が炊き上がるので、ぜひ試してみてくださいね!
またお米を炊くだけでなく、冷凍ご飯を温める時にも、開封後の日本酒は活躍します。
冷凍ご飯に日本酒を小さじ1杯ほどかけ、普段通り電子レンジで加熱してください。
冷凍ご飯から漂う特有の臭みも解消され、とてもおいしいですよ♪
日本酒とお塩風呂で美肌とお清めができる!
開封後、古くなった日本酒を大量に消費したい場合は、お風呂に入れるのがおすすめです。
日本酒とお塩をお風呂に入れることは私も毎日行っており、とてもおすすめなポイントがたくさんあります♪
お風呂に入れることで、美肌効果が得られることを知っていますか?
最近では、化粧水にも日本酒が使われるほど、日本酒の美肌効果が注目されています!
たしかに、日本酒入りの化粧水を見かけることがあるわね!
日本酒×お塩風呂の作り方のポイントは以下の通りです!
- お風呂にコップ1~4杯分(200ml~800ml)入れる
- お塩(粗塩がベスト)を1つまみ加える
初めて日本酒を入れる場合や妊婦さん、小さな子供は独特なにおいで気分が悪くなる場合があります。
初めはコップ1杯分から始めることがおすすめです。
私は小さな子供がいるので、コップ1杯から始めました。子供たちも、身体がすべすべになる!と喜んでいます♪
日本酒とお塩をお風呂に入れるお手伝いも楽しいようです!
日本酒とお塩には、美肌効果の他に、血流をよくするデトックス効果や、アミノ酸による高い保湿効果が得られます。
お風呂に入れることで、全身から良い成分を取り入れられるので、お得な気分ですよね!
そして昔から日本では、マイナスな出来事があった際、日本酒とお塩を入れたお風呂に浸かると、嫌なものが取れて心が浄化されると言われています。
そして、その流したお風呂の水は、清められ土壌を強くすると言われます。
日本酒×塩風呂は良いことしかないね!
まとめ
- 日本酒を開封後、ベストな保存方法は「涼しい」「光に当たらない」「空気に触れない」場所が良い
- 日本酒を開封後は、冷蔵庫に入れるのがおすすめである
- 日本酒は、開封前後も、瓶を立てて保存すると品質が変わりにくい
- 日本酒には賞味期限、消費期限は基本的にない
- 日本酒の中でも、「生酒」「生貯蔵酒」は開封後できるだけ早く飲み切る
- 「本醸造酒」「普通酒」「純米酒」は、開封後1か月で飲み切るのが良い
- 開封後の日本酒はが、白く濁ったら飲めない
- 古くなった日本酒は、「料理酒の代わり」「お米を炊く際に入れる」「お風呂に入れる」活用方法がおすすめ
日本酒を開封後、保存の仕方を間違えると一気にお酒が劣化してしまいます。
正しい保存方法で、フレッシュな風味や熟成した味わいを楽しみましょう!
大好きな日本酒を少しでも長く保存して、お友達との宅飲みや、一人でゆっくり楽しめると良いですね♪