
賞味期限切れのお菓子を見つけたんだけど、1ヶ月も過ぎてる…捨てるべき?

食べたお菓子が1ヶ月も賞味期限切れていたようだけど、見た目に問題なかったから大丈夫?
長持ちすると思って置いておいたお菓子が、いつの間にか賞味期限切れだった…なんて経験はよくあることです。
しかし、賞味期限切れだからと言って、すぐに捨てるのはちょっと待ってください!
賞味期限が1ヶ月過ぎていても、未開封で保存状態が良ければ食べられるときがあります。
すぐに食べなければならない消費期限と違い、賞味期限のあるお菓子は長持ちするものが多いのです。
賞味期限切れのお菓子を消化できれば、お腹も満たされ、食品ロスにもつながりますよ♪
本記事では、賞味期限切れのお菓子が食べられる条件や、お菓子をムダにしないための保存方法を紹介します。
お菓子の賞味期限切れ1ヶ月は食べてOKなときがある

保存状態が良く、品質に問題がなければ、賞味期限切れから1ヶ月経っていても食べられるお菓子はあります!
管理していたつもりでも、自分以外の家族が置いていたお菓子が賞味期限切れで出てきた…なんてことはありませんか?そんな時、食べるか捨てるかで悩みますよね。
実は、賞味期限は「おいしく食べることができる期間」の目安として、実際の期限よりも短めに設定されています。
そのため、賞味期限のおよそ1.1~1.25倍の期間は安全に食べられると考えて良いでしょう。

メーカーが賞味期限を設定するときは、安全係数と呼ばれる数値0.8を実際の期限にかけているらしいよ。
「消費期限」が切れると食品の安全性が損なわれますが、「賞味期限」は切れてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
賞味期限切れ1ヶ月の場合、多少なり酸化が進んだり風味が落ちたりしているかもしれませんが、食べるのに問題ないことがほとんどです。

実は賞味期限切れ1年以上のお菓子も見つかっていて…。
さすがに賞味期限切れ1年になると、保存環境が良ければ食べられる可能性はありますが、口にする場合は傷んでいないかどうか十分に注意してくださいね。
もともと日持するお菓子で、適切に保存され、見た目や風味に問題がなければ、賞味期限切れでもあなたの五感による判断次第で食べられますよ!

賞味期限切れでもまだ食べられる可能性があると嬉しいです♪特に頂き物のお菓子を見つけたら食べたいですよね。
尚、一度開封すると、そのお菓子の賞味期限は無効となり、安全は保障されませんので、なるべく早めに食べきりましょう。
賞味期限切れのお菓子を食べるかどうかは、あくまで自己責任でお願いします。
怪しいと思ったら、自分の五感を信じて食べるのを控えることが大事です。健康第一に考えて、正しい判断をしましょうね!
賞味期限切れで食べるのをやめた方がいいお菓子の特徴
賞味期限切れのお菓子が食べられるかどうかは、使われている材料や保存環境で大きく左右されます。

お菓子の賞味期限は、正しい保存方法で管理することが前提条件なんだよ。
保存環境が悪ければ、安全性や品質の低下を早めるので、お菓子のパッケージに記載されている保存方法はきちんと守りましょう。
以下の特徴があるお菓子は食中毒や腹痛、下痢になる危険性が高いので、絶対に食べるのをやめましょう。
このような状態のお菓子は危険なので、食べずに速やかに処分してください。これ以外の状態でも、明らかな異変に気付いたらすぐに処分しましょう。

パンにカビが生えたり、野菜が腐ったりしてしまった経験はありますが、それがお菓子でも起きたらショック…!
万が一食べてしまい、体調が悪くなった場合は病院で診てもらってくださいね。
見た目に問題がなくても、細菌が混入してしまうと食中毒になるので、賞味期限にかかわらず、開封したお菓子は早めに食べることを強くおすすめします。

知人に、開封後1週間放置したポテトチップスを食べてお腹を壊した人がいました。数日間とても辛そうでした。
特に、賞味期限切れのお菓子を開封した後はなるべく時間をかけずに消化したほうが良さそうです。

開封後は、できるだけ空気や湿気に触れないように密封することも大事です。
今では100円均一で便利な保存グッズがたくさん売っているので活用するのも◎ですね!
賞味期限切れのお菓子を食べる際には、しっかり食べられる状態かどうかを、食べるたびに確認しておきましょう。
お菓子の賞味期限切れはいつまで大丈夫?種類別に解説!

お菓子にはたくさんの種類があり、材料や包装状態によって賞味期限も様々です。
スナック類や、焼き菓子、飴、チョコレート、ケーキなど、材料も包装状態も異なります。

おいしく食べられる期限ははっきり決まっているわけでもないので、一言で「いつまで」というのは難しいのです。
賞味期限切れのお菓子は食べられるのか捨てられるのか悩むあなたに、安心して食べるためにもまず「消費期限」と「賞味期限」の違いを紹介します。
家の中にある食品の表示をよく見ることで、いつまでに食べるべきかが分かり、食べ物のムダが減ること間違いなしですよ!
消費期限と賞味期限はどのように設定されているの?
ほぼすべての加工食品には、安全性確保の目的で「消費期限」と「賞味期限」のどちらかが記載されています。
いずれも未開封の状態で、正しい保存方法で保管していることを前提としています。
- 「消費期限」は「安全に食べられる期限」のことを示し、期限を過ぎたら安全性を失うため食べるのをやめましょう
- 「賞味期限」は「品質を保ったままおいしく食べられる期限」のことを示し、期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません

賞味期限切れしたらすぐに捨てず、五感を頼りに食べられるものは食べてしまえば、食品ロスにもつながるね♪
基本的に「消費期限」は品質の劣化が早くて5日以内に傷みやすいものにつけられ、「賞味期限」は品質の劣化が緩やかなものにつけられます。

賞味期限が製造から3ヶ月以上であれば、「年月」の記載だけということもあるよ。
いずれも開封してしまえば安全の保障はありませんので、開けたら早めに食べきるようにしましょう!

私は最近、使用状況を把握するため、消化に時間がかかりそうな食品の外袋に開封日をメモするようにしています。
食品や調味料だけでなくあらゆる消耗品にも開封日をメモすることで、どれくらいの期間で自分が物を消費しているのかが目に見えるようになりました♪
お菓子の賞味期限の目安は水分量がカギ!
では、賞味期限を理解したところで、お菓子はいつまで食べられるのでしょうか?
お菓子を安全に食べられる実際の期限は、水分量や包装状態、保存状態によって変わります。
ここではお菓子の種類ごとに、賞味期限の目安を紹介します。
お菓子の種類 | 賞味期限の目安 |
---|---|
パウンドケーキ | 10日~2週間 |
かりんとう | 3~4ヶ月 |
おせんべい類 | 4~5ヶ月 |
スナック菓子 | 4~6ヶ月 |
グミ | 6ヶ月 |
クッキー | 6ヶ月~1年 |
板チョコ | 1年 |
飴・キャンディ | 1~2年 |
非常食用のビスケット缶 | 5年 |
ガム | 無し |
氷砂糖 | 無し |

目安は市販のお菓子を基準にしているよ。手作り菓子は仕上がりにバラつきが出るので、できるだけ早く食べて消化しよう!
例えば、クッキーといっても日持ちするのはサクッとしていて水分が少ないものです。
しっとりしたクッキーは水分が多く賞味期限が短くなり、時間がたつとカビが生えやすい傾向があります。
飴も同様に、硬くて水分値が低いものは賞味期限が長く、ソフトキャンディやキャラメルなど軟らかいものは比較的期限が短めです。
チョコレートは、シンプルな板チョコの賞味期限は長めですが、生クリームや具を含んでいたりホワイトチョコレートだったりする場合は、1ヶ月程度しか持ちません。
スナック菓子の場合は、油を含むタイプが多く、未開封でも酸化が進んでいることがあるので要注意ですよ。

ガムに賞味期限はないの?

ガムのように品質の劣化が極めて少ない加工食品の場合、賞味期限の表示を省略できるらしいよ。
ガムや氷砂糖は水分が少ない分、劣化がほとんどありませんので、賞味期限は設けていません。
但し、特定保健用食品のマークの付いたガムは賞味期限が半年と定められています。
他にも砂糖やアイスクリームも賞味期限の表示が免除されていて、正しく保存すれば長期間の保存が可能ですよ。
以上のことから、同じお菓子の種類でも賞味期限にバラつきがあり、水分量が日持ちに大きく影響していることが分かります。

水分量が少ないほど日持ちするんだね!
私は以前、戸棚に一口サイズのバウムクーヘンを置いていたのですが、未開封にも関わらず湿気てカチカチに固まっておいしくありませんでした。

個包装されていても、密封性が弱く空気を通してしまうものがあるらしいです…。
乾燥剤が大袋に入っていてもお菓子が湿気るのは、乾燥剤の働きが追い付かないほど湿気っている証拠です。
そんなときは冷蔵庫で保管するか、新しい乾燥剤と共に密閉袋や密閉容器に移し替えておきましょう。湿気るまでの時間を少しでも遅らせることができるはずです。
次の項目で、より日持ちするお菓子には、どんな特徴があるのか見てみましょう。
日持ちするお菓子にはどんな特徴があるの?
消費期限が記載される日持ちしないお菓子とは逆に、袋に入っていたり火が通っていたりするお菓子は賞味期限が長めです。
それぞれのお菓子にどのような特徴があるのか表にしてみました。
日持ちするお菓子 | 日持ちしないお菓子 |
---|---|
水分量が少ない、 しっかりと火が通っている、 個包装されている、 砂糖多め、 常温で保存できる | 水分を多く含む、 生クリームやカスタードを使っている、 フルーツなど生ものが使われている、 冷蔵保存が必要 |
例) クッキー、チョコレート、スコーン、密閉されているゼリー、キャンディ、せんべい、ようかん、おかき、かりんとう、豆菓子、スナック菓子、他 | 例) 生菓子、ケーキ、パウンドケーキ、プリン、他 |
ここでいう日持ちの期間は1ヶ月を目安に分けています。

賞味期限切れのお菓子がどちらのタイプに入るかで、食べるかどうか判断してみるのもひとつですよ!
日持ちするお菓子の敵は、主に酸素と水分といえます。
お菓子は空気に触れることで菌が繁殖したり、酸化が進んだりする原因となります。
また、水分量が多いお菓子は、湿度と栄養価を併せ持っているので、細菌が繁殖して腐りやすいです。
お菓子に記載されている保存方法を守り、できるだけ空気や湿度に触れずに置いておくのが長持ちのコツですよ。
ちなみに手作りの焼き菓子の場合、粗熱をしっかりととってから保存するのが、少しでも長く日持ちするポイントです。
湯気を一緒に包装してしまうと水分がお菓子について、細菌を呼ぶだけでなく、食感も損ねてしまいます。

確かに、出来立ての焼き菓子を包装したら汗をかいて水分を吸い込んでしまったことがあるな…。
お菓子の湿気対策には、食品用の乾燥材を利用するのもひとつの手ですよ!
お菓子の賞味期限切れを防ぐには保存方法を工夫しよう

お菓子を賞味期限切れにしないためには、日頃から保存状態を気にすることが大切です。
正しく保存していれば、賞味期限を迎えても食べられることはわかりましたが、時間が経つとともに作り立てのおいしさは確実に減少していきます。
ベストは賞味期限切れのお菓子を出さないことです。ムダを出さないことで食品ロスの削減にもなりますよ!
保存方法を見直して、少しでも賞味期限切れのお菓子を減らしましょう。
- お菓子に記載されている賞味期限と保存方法を意識する
- お菓子が増えすぎないようにストックしたお菓子を定期的に点検する
- 新しく買い足したら後ろの方に収納して、購入順に食べるように並べる
- 食べきれない場合はアレンジして消化することも考える
スーパーやコンビニに行ってお菓子が目に入ると、ついつい買っちゃいますよね。
そんな時、「まだ家に食べられるお菓子がある」と考えられたら、ムダを増やすだけでなく家計の節約にもなりますよ♪
忘れずに食べられる分のお菓子だけ買い置きしておくと、賞味期限切れの心配もありません!
お菓子を日持ちさせるための適切な温度設定
お菓子を安全に保存するためには、適切な温度が必要です。
お菓子のパッケージに記載されている温度の目安は次の通りです。
- 保存温度10度以下…冷蔵庫で保存
- 保存温度-15℃以下…冷凍で保存
- 常温保存(指定なし)…5~35℃

開封前と開封後で保存方法が異なる場合もあるので気を付けてくださいね。
飴やチョコレートは高温になると溶けてしまうので、賞味期限までおいしさを保つには、保存方法に特に注意しましょう。

一度溶けてしまったチョコレートは、残念ながら再度冷やしても元のおいしさには戻りません。
また、常温の範囲内であっても、湿度が高かったり、日光が直接当たったり、温度変化が激しかったりすると、品質の劣化が早まりやすいので要注意です。
温度、湿度、置く場所など、お菓子にとって居心地の良い場所を用意してあげましょう。
賞味期限切れのお菓子を増やさない工夫をしよう
お菓子の品質を保持して日持ちさせるのも大切ですが、やはり賞味期限内においしくいただくのが一番です!
いくら賞味期限切れで食べられても、せっかくなら品質が落ちる前に食べたいですよね。
お菓子を買うときや食べるときのひと工夫で、きっと賞味期限内にお菓子を最後まで食べきれるはずですよ♪
お菓子をおいしく食べるには買いすぎないこと
コストパフォーマンス重視の大袋で食べきれる保証がないときは、一度で食べきれるサイズのお菓子を買いましょう。
安いからといって衝動買いすると、食べきれずに賞味期限を迎えることになってしまいます。それではせっかく買ったのにお得とはいえませんよね。

たまに家の在庫分のことを忘れて倍のお菓子を買ってしまうことがあり、消化に悩みます。
お菓子は開封したら酸化が始まったり湿気に触れたりして一気に劣化が進みます。
お菓子を買うときは、賞味期限はもちろん、量や保存方法、食べるシーンを思い浮かべて、食べきれるものを購入しましょう。
食べきれるサイズにしておくと、食べすぎの予防にもなりますよ♪
買い物へ行くたびに買っていると、家に置いているお菓子がなかなか減らないので困ります(笑)。
お菓子をおいしく食べきるにはアレンジで味を変えよう
お菓子はそのまま食べてもおいしいですが、食べきれないときや味に飽きてしまったときは、味変(あじへん)するのもアリですよ♪
クッキーやクラッカーにクリームチーズを挟むだけの簡単アレンジから、本格的なアレンジレシピまで豊富にあります。
例えば以下のようなお菓子のアレンジ方法があります。
- スナック菓子を砕いてサラダにトッピング
- ポテチ入り卵焼き
- 柿の種でサクサクから揚げ
- 飴を紅茶に入れてフレーバーティー気分
- ビスケットを砕いてチーズケーキの生地に使う
- ビスケットにクリームチーズや水切りヨーグルトを挟んでサンドケーキ
- オレオチーズケーキ
- かりんとうを砕いてアイスに混ぜる

デザートに合わせるとおいしそうですよね♪揚げ物にしてしまうなんて驚きです!
いつもと違う食べ方をすることで、新鮮さも増しますね。
最近では、おかずにお菓子を混ぜるなんてスゴ技もあるみたいなので、気になったものはぜひお試しあれ!
まとめ

- お菓子の賞味期限切れは1ヶ月過ぎていても、未開封で保存状態が良ければ食べてOKなときがある
- 賞味期限切れ1ヶ月のお菓子に異臭がしたり、カビが生えたり、異常が見られたら食中毒の恐れがあるので食べるのは止めた方が良い
- お菓子にはたくさんの種類があり、材料や包装状態によって賞味期限もバラバラ
- お菓子を賞味期限切れさせないためには、日頃から保存状態を気にすることが大切
- お菓子の賞味期限切れが1ヶ月以上でも、適切な温度で正しく保存していれば、食べられる確率は上がる
- お菓子を買いすぎないように気を付けたり、料理でアレンジしたりすることで食品ロスの削減になる
賞味期限切れのお菓子を食べるか食べないかは、最終的にあなたの自己責任で判断することになります。
健康のためにも、少しでも怪しいと思ったら、お腹を壊す前に捨てることをおすすめします!
一番はおいしい状態が望ましいので、できるだけ賞味期限内においしくいただきましょう♪