
パスタを茹でている鍋に塩を入れすぎた…!
パスタを茹でるときに塩を入れすぎたら、お湯を足して薄めるか、ソースで調節するか、アレンジをしましょう!
塩を入れすぎてしまったら、食べられないかも…。と不安になりますよね。
しかし、塩分をお湯で薄めたり、ソースを薄味にしたり、冷製パスタなどにアレンジするだけで美味しく食べられるのでご安心ください。
他にも、パスタを茹でるときに塩を入れる理由やタイミングについて気になりませんか?
これを知らないと、もしかしたらあなたは損をしてしまっているかもしれません。
この記事では、休日の昼にパスタばかり食べる私が、パスタを茹でるときに塩を入れすぎた場合の対策を紹介します!
最後まで読んだら、塩辛いパスタを無駄にしない上に、逆に塩多めで茹でたくなるかもしれませんね♪
パスタを茹でるときに塩を入れすぎたらお湯を足す!

パスタを茹でるときに塩を入れすぎたときの対処法は、お湯を足すか、食べるときにソースで調節するか、アレンジするかです。
鍋にお湯を足すなら、パスタが塩分によってしょっぱくなる前がいいので、早めがおすすめですよ。
お家にあるもので、できるだけ速くお湯を準備できる方法を探しましょう!
お湯を足す
パスタを茹でるときに塩を入れすぎたら、鍋にお湯を足して薄めましょう。
水を入れてしまうとパスタの食感が損なわれる恐れがありますので、手間がかかりますがお湯を入れるのをおすすめします。
<①茹でている鍋にお湯を足す>
最初にできる対策は、パスタを茹でている鍋に、早い段階でお湯を足して薄めることです。
- 電気ポット
- 電気ケトル
- やかんでお湯を沸かす
- ウォーターサーバー
使うお湯はポットでも湯沸かし器のお湯でも、すぐに用意できるお湯ならなんでも大丈夫ですよ!
<②茹で上がったパスタを湯切りする>

茹で上がったパスタを味見してみたら、まだしょっぱい!
①の対処法をやってもまだパスタがしょっぱい場合は、そのパスタをざるに入れて湯切りをしましょう。
ラーメン屋さんの湯切りをイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。

ラーメンの湯切りはスープを濁らせないことと、麺のぬめりを取ることが目的だね。
ラーメンの湯切りは麺のぬめり取りのために行いますが、ここでパスタにする湯切りの目的は、不要な塩分を落とすことです。
湯切りをするだけで、余分な水分と塩分を落とすことができるので実践してみましょう!
ただ、湯切りするときに、茹で汁が調理で必要な場合は捨てずにとっておくことを忘れずに。
<③茹で上がったパスタにお湯をかけて塩分を洗い流す>

湯切りをしても、まだしょっぱい!
①と②の方法を試してもまだしょっぱい場合は、パスタにお湯をかけて塩分を洗い流しましょう。
しかし、洗いすぎてしまうとパスタが伸びてしまうので、軽めに行うのがポイントです!
ここまで行えば、どんなに塩を入れすぎたパスタでも、食べられるようになるはずです。
ソースやちょい足し具材で調節しよう
パスタを茹でたときに塩を入れすぎたら、ソースやちょい足し具材で調節しましょう。
ソースを手作りする場合は、薄味のものを作れば美味しく食べられますよ。
しかし、すでに出来上がっている市販のソースだと手を加えられないから困りますよね…。
- 味付けをしていない具材を加える
- レモン汁やお酢を加える
- 豆腐を追加する
- 水溶き片栗粉であんかけ風にする
このように意外にもレモン汁やお酢を加えると、塩味が抑えられてまろやかな味になるそうです。
市販のソースでも、ひと手間加えたり、ちょい足ししたりすることによって美味しく食べられますよ♪
冷製パスタなどにアレンジして食べる
パスタを茹でたときに塩を入れすぎたとしても、冷製パスタなどにしてそのまま食べることもできます。
塩をいれすぎたら、冷製パスタやスープパスタ、サラダパスタにすると美味しくなります。
冷蔵庫にあるものを和えるだけで簡単に作れるので、試してみてください。
<冷製パスタにアレンジ!>
塩を入れすぎたときに作れる、美味しい冷製パスタのレシピをご紹介しますね♪
<明太クリーム冷製パスタ1人前の材料>
- パスタ 100g
- 明太子 25g
- 豆腐 50g
- クリームチーズ 10g
- オリーブオイル 適量
- ごま お好みで
- 大葉 2枚
- みょうが 1つ
もっとクリーミーさが欲しい場合は、生クリームや牛乳を足しても美味しくなります。
<作り方>
- 茹で上がったパスタをざるにとって、流水で冷まし、さらに氷水に浸ける
- 材料を切ってパスタと和え、大葉とみょうがをトッピングしたら完成
このように冷製パスタにするには、パスタを冷水に浸けて冷やす工程が不可欠です。
この冷水につけたときに表面の塩分も洗い流されるので、ちょうどいい塩加減にすることができます!
ただし、人の味覚は冷たいと塩味を強く感じやすいという性質があります。

確かに夕飯の煮物など、冷えたときの味が濃くなっているような気がする…。
また、洗いすぎても食感が損なわれてしまいます…。
このようにパスタを洗う加減が重要になってくるので、味見をしながら優しく洗うようにして調節しましょう。
<スープパスタにアレンジ!>
茹でるときに塩を入れすぎたパスタでスープパスタを作ると、塩味を調節しやすいです。
なぜかというと、パスタにしっかりと塩味がついているので、スープが薄味にならずパスタとスープのなじみがとても良いのです。
<ベーコンレタススープパスタ1人前の材料>
- パスタ 100g
- ベーコン 1枚
- じゃがいも 1個
- レタス 2枚
- オリーブオイル 適量
- 水 300ml
- コショウ お好みで
- コンソメ キューブ1個
コンソメのキューブがない場合は、山盛り小さじ1杯くらいを入れると作りやすいですよ。
<作り方>
- パスタを硬めに茹でておく
- 材料を切り、オリーブオイルを広げたフライパンで炒める
- フライパンに水とコンソメを入れ野菜に火を通す
- 野菜に火が通ったらパスタを和えて完成
ここで気をつけたいのはスープパスタに入れる具材です。

パスタに入れる具材はどんなものがあるかな?
私がパスタによく入れるのが、しらすやベーコンやたらこなどですが、これらは塩分が高いので入れすぎると、もっとしょっぱくなります…。
逆にナスやじゃがいも、ほうれん草などの野菜なら塩分を中和させてくれますよ。
そしてスープのレシピも実際のものより薄味に作るのがベストです!
<サラダパスタにアレンジ!>
塩を入れすぎたパスタをドレッシングや生野菜と和えて、サラダパスタにするのが1番簡単です。
<私流サラダパスタの材料>
- パスタ 100g
- コンビニのサラダ
後はこれらの材料と和えて、味見しながらドレッシングをかければ完成です!
生野菜は塩分が少ないので、塩味を軽減させてくれます。

レタスやトマト、缶詰めのコーンなどを入れてもいいね。
このように、塩を入れすぎたパスタはサラダパスタにリメイクすれば、簡単だし、野菜も摂れるし、塩分の調節もしやすいですよ。
パスタを茹でるときに入れる塩の量は1Lに小さじ1

パスタを茹でるときに入れる塩の量は、1Lのお湯に小さじ1~2杯で、濃度を0.5~1%にするのがいいとされています。
食べる人数が増えることで、パスタ、水、塩の量も増えるので、わかりやすく表にまとめました。
パスタの量 | 水の量 | 塩の量 | 濃度 |
1人前(100g) | 1L | 小さじ1~2杯(5~10g) | 0.5~1% |
2人前(200g) | 2L | 小さじ2~3杯(10~15g) | 0.5~1% |
3人前(300g) | 3L | 小さじ3~4杯(15~20g) | 0.5~1% |
我が家にあった乾燥パスタの袋にも、1Lの水に小さじ1杯程度の塩を加えると書いてありました。
しかし、買い物に行ったときにパスタの表示を確認すると、小さじ2杯だったり、ひとつまみと書いてあったり、何も書いていなかったり…

どれが正解なのかわからない…。
このように、種類やレシピによって異なってくるため、基本はパッケージの表示量を参考にするか、小さじ1~2杯入れるのがいいでしょう。
ソースが日本のものなら塩は少なめがいい
パスタソースが日本のものなら塩少なめ、イタリアのものなら塩多めで茹でると美味しく食べられる場合が多いです。

日本のものか、イタリアのものかによっても違うのだね!
日本では元々、パスタを茹でるときに塩を入れて味を付けるという発想がなく、ソースだけで十分な塩味が付いています。
しかし、イタリアではパスタに塩味をつけることが前提で薄味のソースが作られているそうです。
ですから、日本のソースなら塩少なめ、イタリアのものなら塩多めにパスタを茹でるとちょうどいい塩加減になりますよ。
パスタにコシを出すためには塩分濃度2%以上が必要?
塩分濃度が2%を超えるお湯でパスタを茹でると、コシが出て美味しくなると言われています。
塩分濃度2%なので、1Lの水に小さじ4杯(20g)を加えると言うことですね。
本当にコシが出るのか気になったので、普段塩を入れずにパスタを茹でている私が、濃度2%ほどで茹でてみました!
しかし、あまり食感の違いはわかりませんでしたね…。味は結構しょっぱかったです。
塩分濃度が高いお湯でゆでるほど、パスタの吸水量が少なくなりコシが生まれるそうなのですが、実際のところはどうなのでしょう。
生パスタや他のメーカーのものなら違うかもしれないので、よりパスタにコシを出したい場合は、こだわってみてもいいかもしれません。
パスタの塩を入れるタイミングはいつがいい?

パスタを茹でるとき、塩を入れるタイミングは諸説あります!
私もパスタのパッケージには沸騰後、料理本には沸騰前と書いてあったので、どっちが正しいのか気になっていました。

沸騰しているところに塩を入れると温度が急上昇して、お湯が吹きこぼれるって聞いたことがあるよ。
そのような説もありますが、むしろ塩は溶けるときには熱を吸収するので、いきなり温度が上昇することはありえません。
その上、沸騰しているお湯にものを入れると、塩でなくてもほとんどのものは泡が発生しますし、吹きこぼれの心配は無いようです。

塩を入れると茹で汁の沸点が上がるって聞いたな…。
茹で汁の沸点を上げて、パスタをよく茹でるために塩をいれるという方もいます。
しかし、1%の食塩水で茹でたところで、真水の沸騰温度と比べて、約0.2℃しか上昇しないそうです。
0.2℃沸騰温度が上昇したからといって、それほどパスタに影響はないでしょう。
ロバート・ウォルクさんの『料理の科学』という本では、タイミングはいつでもいいのだと紹介されています。
以上のことから、塩を入れるタイミングには諸説あることがわかります。
諸説ありますが、軽く下味を付けるための塩なので、タイミングよりもソースとの相性を考えて加えましょう。
美味しいパスタを茹でるコツ
パスタをより美味しく茹でるために気をつけたいことは以下の3点です!
- 塩を適量入れる
- パスタを放射状に広げて鍋に入れる
- 途中で混ぜながら茹でる
- 表示の時間よりも1分短く茹でる
塩で下味をつけ、ソースとのなじみを良くしつつ、鍋への入れ方やかき混ぜ方に注意して、パスタ同士がくっつかないようにします。
また、表示の時間よりも早めに取り出すことによって、少し芯が残り、アルデンテと言われる美味しい状態にできます。

鍋にパスタを放射状にきれいに広げられると、気持ちがいいね。
上手にパスタを広げて鍋に入れるには、コツがいりますよね。そうするには、このようにちゃんと理由があるのですよ!
茹ですぎてしまったりパスタ同士がくっついてしまったりすると、パスタの食感が損なわれてしまうので注意しましょう。
まとめ

- パスタを茹でるときに塩を入れすぎたときの対処法は、お湯を足すか、食べるときにソースで調節するか、アレンジする
- 塩を入れすぎたときのアレンジ方法として冷製パスタやスープパスタ、サラダパスタにする方法もある
- パスタを茹でるときに入れる塩の量は1Lのお湯に小さじ1~2杯
- パスタを茹でるときに塩を入れるタイミングは諸説ある
- パスタを茹でるコツは、塩を適量入れ、パスタ同士がくっつかないように入れてかき混ぜ、表示の時間より短めに茹でること
ここまでパスタを茹でるときに塩を入れすぎたときの対処法、適切な塩の量、塩を入れるタイミングについて解説しました。
塩を入れすぎてしまっても、美味しく食べる方法はたくさんあることがわかりましたね!
この記事で紹介した分量を覚えておくだけでも、美味しいパスタが作れるので試してみてください。