アース線の外し方は簡単!コンセントタイプ別に付け方も解説!電子レンジや洗濯機に使える!

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引っ越しや電化製品の買い替え時に電子レンジを含む電化製品についているアース線の外し方がわからなくて困っていませんか?

電化製品に、電源コードとは別の緑色か黄色のコードがついていたら、それがアース線です。

機械に疎い(うとい)私にもできるかしら

電子レンジについているアース線の外し方はアース端子(アース線を差し込む穴)のタイプにより異なりますが、とても簡単に取り外すことができます。

取り外したアース線は電化製品を廃棄する場合でも再利用が可能なので保管しておくようにしましょう。

この記事では外し方の他にアース線の役割や電子レンジについているアース線の付け方、アース線の長さが足りないときの延長法も解説していきます。

作業前に知っておかないと怖い注意点も!?ぜひ最後まで読んでみてください!

電子レンジについているアース線の外し方はとても簡単

アース線の外し方はアース端子(アース線を差し込む穴)のタイプにより異なりますが、とても簡単に取り外すことができます。

コンセント側には2パターンのアース端子があるので、自宅のコンセントをよく確認してから作業に取り掛かりましょう。

アース端子を外すときは、必ず電子レンジを含む電化製品の電源コードをコンセントから抜いておいてください。

作業前に電源コードをコンセントから抜いておくことで、アース線に電気が流れるのを防ぎ、作業中の事故を避けることができます。

コンセントを抜いておくことで仮にアース線を素手で触ってしまっても安全に作業することができるんだよね

では、電子レンジについているアース線を外すときにはどんなものを用意すれば良いのでしょうか。

*用意するもの*
  • プラスドライバー
  • 輪ゴム
  • ガムテープ

<プラスドライバー>

プラスドライバーは、電子レンジなどの電化製品側やコンセント側のアース線を外したり、ネジをゆるめたりするときに使用します。

<輪ゴム>

輪ゴムは、取り外した後のアース線を束ねるときに使用します。

アース線をまとめていないと、踏んだり引っかけたりして危ないからね

<ガムテープ>

ガムテープは、輪ゴムで束ねたアース線を電化製品の本体に張り付けておくときに使用します。

ガムテープで本体に貼り付けておくことで、引っ越し作業中などにアース線を傷つけずにすみます。

アース線はきれいに取り外せば、アース線を延長するときに再利用できるので廃棄予定の電化製品でもアース線を本体側から外して保管しておきましょう。

コンセントについているアース線の外し方

アース端子のタイプは大きく「ネジ式」と「ワンタッチ式」の2つに分けることができます。

アース端子がどちらのタイプなのかは各家庭によって異なるため、家の端子と同じ端子の外し方を参考にしてくださいね。

*ネジ式タイプの外し方*
  1. 電化製品の電源コードを外し、コンセントの場所を確認する
  2. アース端子のカバーを爪やドライバー等であける
  3. ドライバーでネジをゆるめる
  4. アース線を取り外す
  5. アース線を取ったらフタを閉める
*ワンタッチ式タイプの外し方*
  1. 電化製品の電源コードを外す
  2. アース端子のフタを上へ押し上げる
  3. 黒いボタンを押しながらアース線を引き抜く

ワンタッチ式の端子はドライバーを使わずにアース線を外すことができます。フタの押し上げ加減ですが、フタ上部にある隙間がなくなるぐらいまでで、少し力がいります。

また黒いボタンについては、ワンタッチ式の中でもフタの中に黒いボタンがあるものとないものがあり、黒いボタンがある場合はそれを押しながらアース線を引き抜きます。

黒いボタンがない場合はフタをあけた状態でアース線をそのまま引き抜いてください。

こんなにも簡単に取り外すことができるのね。もっと難しいのかと思っていたわ

電化製品本体についているアース線の外し方

引っ越しの際は新居で再度アース線を付けることになるので、電化製品側についているアース線を外す必要はないです。

しかし、今使っている電化製品を廃棄する場合はアース線の再利用が可能になるので電化製品本体からもアース線を外しておきましょう。

引っ越しなのか電化製品の買い替えなのかでアース線を本体からも取り外すのかを考えるんだね

電子レンジを含む電化製品本体についているアース線の外し方は以下の通りです。

  1. 電子レンジについたアース線の場所を確認する
  2. ドライバーでネジを回す
  3. アース線を外す
  4. 引っ越しの場合はネジをなくさないようにネジを本体に戻しておく
  5. 外したアース線は輪ゴムで束ねて電化製品本体に貼り付けておく

こちらもとても簡単にアース線を取り外すことができますね♪

アース線には漏電と電磁波を防止する役割がある

アース線は、電化製品の故障などによって電気が漏電してしまった際に、その電気を地面に逃すための装置です。

もしアース線をつけていない状態で、電化製品から漏電し電気が人間の身体を通ってしまった場合、手足が動かせなくなったり感覚の障害が生じたりし、最悪の場合死に至ります。

また、漏電により火花が散った場合、その火花が近くの可燃物に引火すれば火事になってしまいます。

つまり、アース線は人間や建物などへの感電や漏電火災を防ぐ役割があると言えます。

アース線にこんな大事な役割があったなんて知らなかった

電子レンジから外したアース線の後処理はどうする?

取り外したアース線は、引っ越しの場合と電子レンジなどの電化製品を破棄する場合でそれぞれ別の後処理の仕方があります。

では、引っ越しの場合と電子レンジなどの電化製品を破棄する場合に分けて解説していきます。

<引っ越しの場合の後処理>

引っ越しをする場合、アース線は新居でも使うことになるので、アース線が破損しないように束ねて電子レンジ本体に貼り付けておくと安心です。

また、引っ越しの場合は引っ越し先で再度アース線を取りつけることになるので電化製品本体からはアース線を外さなくてもいいです。束めて本体に貼り付けておくといいですね!

そうか!引っ越しのときは引っ越し先でまた接続することになるからアース線を外すのはコンセント側だけで良いんだね

<電化製品を廃棄する場合の後処理>

買い替えなどで、すでに使っている電化製品を廃棄することが決まっている場合、アース線をコンセントと本体の両方から取り外して保管しておきましょう。

そうすることで、アース線の長さが足りないときに延長用として再利用することができます。

もし、電化製品本体が古くなりネジ部分が劣化して、ネジが回らない場合は根元からはさみでアース線を切っても問題ないです。

根元からアース線を切ってしまっても良いなんて知らなかったわ

電子レンジのアース線の付け方をタイプ別に紹介!

電子レンジを含む電化製品についているアース線の付け方はアース端子のタイプにより少し違いがあります。

これまでも述べてきたように、アース端子には様々なタイプがあります。ここではタイプ別に3つ、アース線の取り付け方を紹介していきます。

<ワンタッチ式アース端子への取り付け方>

  1. アース線の銅線をしっかりねじっておく
  2. アース端子部分のフタを上へ押し上げながら、アース線を穴に差し込む
  3. アース線の銅線が見えなくなるまで差し込みフタを閉める
  4. アース線を軽く引っ張って抜けなければ取り付け完了

手順2でアース端子のフタを開けたとき、四角い黒いボタンがある場合はそれを押しながらアース線を穴に差し込んでください。

<ネジ式アース端子への取り付け方>

  1. アース線の銅線をしっかりねじっておく
  2. アース端子部分のフタをあけ、金属の板にアース線を挟んでネジで締めこむ
  3. フタを閉める
  4. アース線を軽く引っ張って抜けなければ取り付け完了

こちらもとても簡単に取り付けることができますね!

<ネジ式でつまみがあるアース端子への取り付け方>

  1. アース線の銅線をしっかりねじっておく
  2. つまみを回して、金属の板をゆるめる
  3. 金属の板にアース線を挟んだら、つまみを回して締める
  4. アース線を軽く引っ張って抜けなければ取り付け完了

どのタイプでも、始めに銅線をねじっておくのは共通ですね。取り付けた後は、しっかりアース線が差し込まれているか軽く引っ張って確認しましょう!

電子レンジについているアース線の付け方もとても簡単ね!電子レンジは必需品だからこれを知っておくと引っ越しのときも安心だわ

電子レンジについているアース線の延長方法と必要な物

電子レンジのアース線がコンセントのアース端子に届かない場合は、アース線を2つ結合して長さを伸ばすことができ、その作業に必要な物はたった2つです。

*用意するもの*
  • 延長用アース線
  • 絶縁テープ

延長用のアース線は購入することもできますし、保管しておいた別の電化製品についていたアース線があるのであればそれを使うこともできます。

保管していたアース線はここで再利用することができるんだね

延長用のアース線は結合させるアース線と同じ種類・太さのものを使用するようにしましょう。

アース線にはいくつか種類があり、種類が違うものを結合させてしまうと電子レンジなどの電化製品に取り付けるときにネジで固定できないことがあります。

では電子レンジのアース線を延長させるやり方を見ていきましょう!

  1. 延長用のアース線と絶縁テープを用意する
  2. 延長用のアース線のビニール皮膜を剥ぐ
  3. ビニール皮膜から出てきた金属線を備え付けアース線の金属線と結びつける
  4. 結び付けた上から絶縁テープを巻き付ける

このように、アース線の延長は準備するものが少ない上にとても簡単に行うことができます♪

 

そもそもコンセントにアース端子自体がない場合はどうしたら良いのかな

自宅のコンセントにアース線を差し込む口がない場合は、プロによる電気工事が必要になるため、必ず業者に依頼するようにしましょう。

コンセントの増設や交換には国が定めた資格が必要になります。

まとめ

  • アース線の外し方はアース端子(アース線を差し込む穴)のタイプにより異なる
  • 電子レンジについているアース線の外し方はとても簡単だ
  • アース端子を外すときは必ず電子レンジを含む電化製品の電源コードをコンセントから抜いておこう
  • アース線は電化製品の故障などによって電気が漏電してしまった際に、その電気を地面に逃すための装置である
  • 取り外したアース線は、引っ越しの場合と電化製品を破棄する場合でそれぞれ別の後処理の仕方がある
  • 電子レンジを含む電化製品についているアース線の付け方はアース端子のタイプにより少し違いがある
  • アース線がコンセントのアース端子に届かない場合は、アース線を2つ結合して長さを伸ばすことができ、その作業に必要な物はたった2つだ
  • 自宅のコンセントにアース線を差し込む口がない場合は、プロによる電気工事が必要になる

ここまで見てきたように、電子レンジを含む電化製品についているアース線の外し方や付け方はとても簡単です!

アース線を外す作業をするときは必ず電源コードをコンセントから抜いてから行うようにしましょう。

取り外したアース線は、廃棄が決まった電化製品のものでも再利用が可能なので保管しておくと良いですね!