降水量1mmの定義とその強さを解説!屋外で活動はできる?

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あなたは天気予報をよくチェックしますか?

天気予報でよく出てくる「降水量 1mm」とはどういう意味か、どれくらいの強さなのでしょうか。

なんとなく弱そうと想像はできるけど、はっきりとは答えられないな…。

降水量1mmの雨は「シトシト」と降る雨のことで、天気予報では「弱い雨」と表現されています。

天気予報で降水量1mmと言われたら、傘を持って行こうか、スポーツなど屋外活動はできるのかなど気になりますよね。

これから、降水量1mmの定義や雨の強さはどれくらいか、屋外活動はできるのかなどについてお伝えします。

この記事を読めば、降水量1mmと出た時にどうしたらいいのかの判断基準がわかりますよ!

そして、それがわかるとこれからの行動がしやすくなりますよ!

降水量1mmとは?その定義を確認しよう!

天気予報を見ていると必ず出てくる「降水量」という言葉。この意味、あなたはご存知ですか?

子どもの頃、理科で習ったような…。

気象庁のホームページでは次のように説明されています。

降水量は、降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さで、mm(ミリメートル)で表しています。

気象庁HP

降水量は、観測時刻までの一定の時間(1時間、10分間など)に降った雨の量を表します。なお、アメダスのページでは前1時間の降水量を示しており、「12時の降水量」として表示されている数値は、11時00分から12時00分までの降水量です。

気象庁HP

基本的に天気予報で言われる降水量◯mmというのは、1時間当たりの降水量を指している、ということですね。

理科は苦手だったから、わかったような、わからないような…。

もう少しわかりやすいように言い換えてみましょう。

雨の日、1時間外に出したコップに何mmの水が貯まったか、その数値が1時間当たりの降水量です。

天気予報で言う、「降水量1mm」とは、1時間で1mm〜1.9mmの水が貯まるくらいの雨、ということになります。

(1mm未満の降水量は切り捨てになるので、1.9mmまで「降水量1mm」となります。)

なんだか自由研究のテーマになりそうなお話ですね。

オマケ♪降水量ってどうやって測っているの?

実際の降水量はコップではなく、「転倒ます型雨量計」という装置を使って測定します。

転倒ます型雨量計は口径20cmの受水器で雨水を受けて、雨量を測定する装置です。

気象庁では0.5mmのますを使って測定しており、降水量は0.5mm単位で測定しています。

つまり、0.5mmの水が貯まると、1回ますが転倒する仕組みになっています。

降水量1mmの定義はわかったけど、実際どれくらいの強さなのか具体的に知りたいな。

降水量1mmはどれくらいの強さ?具体的に説明!

では降水量1mmとはどれくらいの強さの雨なのでしょうか?

一言で言うと、「シトシト」というイメージです。

これからもっと詳しく説明していきますね。

降水量1mmで傘は必要?なくても大丈夫?

降水量1mmの時は、傘があった方がいいです。

「ちょっとすぐそこのコンビニまで」くらいの短時間の移動なら多少濡れはするものの、傘なしでもいいかな、というレベルです。

とはいえ、先ほどご説明したように降水量1mmの雨というのは1mm〜1.9mmと幅があります。

1.9mmの雨の場合はほぼ2mmなので、しっかり雨が降っているという印象で濡れてしまいます。

というわけで、朝の天気予報で「今日の降水量は1mmです」と言っている時は、傘を持ってお出かけした方が安心ですよ!

降水量1mmで自転車に乗る時は雨具は必要?

降水量1mmで自転車に乗る場合、短時間であれば多少濡れますが雨具不要です。

10分以上運転する場合は、レインコートやポンチョなどを着た方がいいですよ!

時間とともに道路も濡れて来ますので、マンホールの上などが滑りやすくなります。自転車で通る時にはお気をつけください。

少しの雨なら傘さし運転でもいいか、と思いたくなりますが、それはダメです!

傘さし運転は道路交通法で禁止されていて、違反すると5万円以下の罰金です。

器具を使って傘を自転車に固定することも同様に禁止されていますので、やらないでくださいね。

1mm以外の降水量の強さはどれくらい?

降水量1mm以外の強さについて一覧にしてみました。

比較することで降水量1mmがどれくらいの強さなのかがよりイメージしやすくなると思います。

降水量(mm/h)降る雨の強さ天気予報の表現どれくらい濡れるか傘の要不要車のワイパーの強さ
0.5mmポツポツ小雨あまり濡れない不要手動で時々
1mmシトシト
道路が濡れる
弱い雨少し濡れる短時間なら傘なしでもなんとかなるスロー
2mmシトシト
体感としてしっかり雨を感じる
道路に水溜りができる
弱い雨濡れる必要スロー
5mm本降り
道路に水溜りができる
濡れる必要スローでは足りない場合もある
10mm本降り
道路に水溜りができる
やや強い雨濡れる必要傘をさしていても足元が濡れるハイ
20mmザーザー
道路一面に水溜りができる
強い雨濡れる必要だが傘をさしていても濡れるハイ
30mm土砂降り
道路が川のようになる
激しい雨ビシャビシャ必要だが傘をさしていても濡れるワイパーでは水をよけきれない
40mmバケツの水をひっくり返したような大雨
道路が川のようになる
激しい雨バケツの水を被ったような傘をしても役に立たない運転は避けるべき
50mmゴーゴーと滝のような
道路が川のようになる
非常に激しい雨危険(濡れるというレベルではない)傘をしても役に立たない運転は危険
80mm猛烈な豪雨
圧迫感で外に出られない
猛烈な雨危険(濡れるというレベルではない)傘をしても役に立たない運転は危険
100mm恐ろしい、危険
圧迫感で外に出られない
猛烈な雨危険(濡れるというレベルではない)避難すべきレベル避難すべきレベル

それぞれの降水量の強さがどれくらいかがわかっていると、お出かけや今後の行動の参考になりますよ!

私は天気予報のチェックが好きなので、よくテレビやアプリで予報や雨雲レーダーを見ています。

「この程度の雨なら出かけられるな」「午後強く降るから午前中に用事を済ませよう」など、天気予報をうまく活用すると、今後の行動プランの参考になります。

天気を見るのに私がよく使っているのがYahoo!天気のアプリです。

このアプリに入っている雨雲レーダー機能が本当に便利で、現在から5分後〜15時間後の雨雲の動きがわかります。

夏場、スーパーに行ったら、買い物している間に突然強い通り雨が降ることありますよね。

Yahoo!天気の雨雲レーダーをチェックすると、後何分後に雨が弱くなるか、止むかがかなり正確にわかります。

それを見て、何分後にスーパーを出ようかな、と決めれば土砂降りの中移動せずに済みますよ。

最近は「50年に一度」などと言われる災害級の豪雨も毎年のように各地で降っています。

雨雲レーダーで先の雨雲の様子をチェックして、ご自分の住んでいる地域で災害級の強い雨が降ることが予想されていたら、避難することも検討した方がいいですね。

降水量1mmでゴルフはできる?野球やキャンプは?

明日ゴルフの予定なんだけど、天気予報を見たら降水量1mmだった。ゴルフはできるかな?

降水量1mmの時、スポーツやレジャーなど、屋外での活動ができるかどうか疑問に思いますよね。

ゴルフはできるのか、野球やキャンプは?など、それぞれの屋外活動ができるかについてご説明します。

降水量1mmでゴルフは可!適宜雨具を使おう!

降水量1mmなら、ゴルフはプレーできます!

そうなんだね!よかった!

多少雨で濡れてしまいますので、その強さによって必要に応じてレインコートや傘などを使ってください。

気にならないよ、という場合は雨具も不要です。

ただし、雨がボールの回転に多少影響することもあるので、ご承知おきくださいね。

通常、降水量2〜3mmくらいまでは雨具を使いながらプレーは可能ですが、雨によりプレーの難易度は上がります。

降水量5mmを超えたら中止を検討してください。

降水量1mmなら野球もサッカーもプレー可!

降水量1mmなら、野球もサッカーもプレーできます。

ただし、野球の場合はグラウンドのコンディションが悪い場合は中止の判断もやむ終えません。

サッカーの場合はかなりの大雨でもプレー可能で、プロの試合も豪雨や強風、雷以外は決行するようです。

降水量1mmならキャンプだってできます!

降水量1mmなら、キャンプもできますよ。ただし、多少手間と苦労がいります。

傘を差しながらテントの設営は不便なので、レインコートと長靴はあった方がいいですよ!

雨が降っていることでテントがうまく組み立てられなかったり、火がうまくつかなかったりすることもあるので、初心者の場合はやめておいた方が無難かもしれません。

また、濡れたテントの撤収用に雑巾も多めに持っていくことをおすすめします!

降水量1mmでの運動会はグラウンド次第

降水量1mmの場合の運動会は、グラウンドの状況により実施できるかどうかが決まります。

前日から降り続いていて、グラウンドがぬかるんでいる場合は実施は難しいかもしれません。

運動会の途中で降り出して来た場合は、降水量1mmならばなんとかそのまま続けることはできそうです。

ただし、残りのプログラムがまだ多く残っていて、短縮プログラムで対応できそうにない場合は、そのまま終了にした方がいいかもしれません。

雨の中無理に運動会を続けて子どもが体調不良になるのは心配だな。

なによりも、参加する人たちの安全第一で実施したいですね。

降水量1mmならディズニーランドもOK!

降水量1mmならディズニーランドも楽しめますよ!

雨の日は比較的空いているので、順番待ちの時間も短く、パーク内もゆったりしているのがうれしいポイントです。

大人は傘でもいいですが、小さな子どもはレインコートやポンチョの方が動きやすいと思います。

長時間アトラクションの順番待ちをしていると、雨に濡れて体が冷えやすいので、雨対策と寒さ対策はしっかりしましょう。

雨の日は屋外アトラクションやワゴンサービスは休止になってしまいますので、ご承知おきください。

私も小雨の日にディズニーランドに行ったことがありますが、大人だけだったので、雨に濡れないアトラクションや場所を探しながら過ごしました。

天気がいいと欲張ってあれもこれもとなりがちですが、雨だと少しあきらめもついて無理をせず、ゆったりのんびり遊べてよかったです。

年齢にもよりますが、子ども連れで雨の日に行くと、子どもが十分に楽しめなかったり、風邪をひくかもと心配してしまったりして、私には不向きかなぁと思いました。

抱っこして欲しい年齢の子どもを連れて行くのは大変かもしれないね。

小学生以上なら大丈夫かな。

まとめ

  • 降水量とは、降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さのことで、mmで表す。1時間で1mm〜1.9mmの水が貯まるくらいの雨を「降水量1mm」という
  • 降水量は「転倒ます型雨量計」という装置を使って測定する
  • 降水量1mmの時、傘はあった方がよい。濡れてしまうが、短時間の移動なら傘なしでも可
  • 降水量1mmで自転車に乗る場合、短時間であれば雨具不要。10分以上運転する場合は、レインコートやポンチョを着た方がよい
  • 降水量1mmなら、ゴルフ、野球、サッカーのプレーは可能
  • 降水量1mmなら、キャンプも可能。ただし、初心者の場合はやめておいた方が無難
  • 降水量1mmの時、運動会はグラウンドの状況により実施できるかどうかが決まる
  • 降水量1mmなら、ディズニーランドも楽しめる。雨対策と寒さ対策をしっかりすること

降水量1mmの雨は、意外にも生活に大きな影響が少ない雨であることがわかりました。

外出するにもそれほど大変な思いをすることもなさそうです。

出かける前には天気予報をチェックして、上手に雨の日を過ごしたいですね。