
珪藻土バスマットが全然水を吸わないわ。
使い始めは驚くほど素早く水を吸収してサラサラになるので、その吸水力の高さに驚く珪藻土バスマット。
しかし、ある程度使用していると水を吸わない、むしろ弾くようになってしまった…。なんてことありませんか?
その原因は、珪藻土の表面の無数の穴が汚れで塞(ふさ)がれてしまっているからなのです。
珪藻土バスマットの吸水力を復活させるには裏返して使う、やすりで削る、カビ取りスプレーを使用するなどの方法があります。
この記事では、水を吸わない原因やお手入れ法、珪藻土の寿命、正しい捨て方、そして割れてしまった時のリサイクル術についてご紹介しています。
まだ使えるかもしれないのに捨ててしまった!なんてことになったら悲しいですよね。
そうならないためにも、ご紹介した方法を試してみてくださいね♪
珪藻土バスマットが水を吸わない時の復活方法3選
今回は、珪藻土バスマットが水を吸うようになる復活方法を3つご紹介します。
普段のお手入れをちゃんとしていても、いつかは水を吸わなくなる時がきますよね。

もう全然水を吸わないわ…。
もう水を吸わないようになってしまったら、捨てようと思ってしまいますが、捨てる前にちょっと待ってください!
これから紹介する復活方法で、その珪藻土バスマットはまだまだ使えるかもしれません。
ご紹介する3つの復活方法はどれも簡単なので、ぜひ試してみてくださいね♪
カンタン♪裏返しにして使用する方法
表面は、皮膚や皮脂の汚れ、石鹸カス、ホコリで汚れてしまっていても、裏側は汚れていませんよね。
裏側を使用すると、買った時と同じ吸水力が体感できます。

これならすぐにできるわ♪
しかし、有効なのは初回に限られます。いずれは裏側も汚れてくるので、それ以降は表も裏も両面汚れてしまい、この手段は使えなくなります。

応急処置的な方法なんだね。
また、裏返しにしてガタつくようであればこの方法はやめておきましょう。
珪藻土は割れやすい素材なので、壊れてしまう恐れがあります。
効果抜群!ヤスリで珪藻土を削る方法
珪藻土バスマットの表面をヤスリで削り、水を吸う力を復活させる方法です。
皮膚や皮脂、石鹸カス、黒カビで汚れてしまった部分を削り、新たに珪藻土の汚れていない穴を出現させ、また水を吸うようになるという仕組みです。
以下に手順をご紹介します。ポイントも含めて実践してみてください。
〈用意するもの〉
- 紙やすり(#240)
- 掃除機
- 濡れぞうきん(必要な場合)
紙やすりはホームセンターや100円均一で購入することができます。
紙やすりにはそれぞれ#(番手)がつけられており、今回は中目といわれる#240で削ります。
#は研磨剤の粒子のサイズで、数字が小さいほど粗く削れ、数字が大きいほど細かく削れます。
〈事前準備〉
- 紙やすりで削ると珪藻土の粉が出るので、削る前に新聞紙を敷くか、庭に出る
- マスクを着用し、汚れても良い服装に着替えてから行うのがオススメ
削ると珪藻土の粉が出るので、事前にそのことを想定しておきましょう。
〈手順〉
- まずはしっかり陰干しして乾燥させる
- 珪藻土の表面をムラができないように均一に紙やすりで削る(汚れている部分を軽く削る程度で行う)
- 珪藻土の粉を掃除機で吸い取る
- 水でさっと流す(水で流せない場合は、濡れぞうきんで表面をきれいに拭く)
- しばらく陰干しする

簡単に出来そうね。まずは紙やすりを買ってこよう!
紙やすりさえ買ってしまえば、作業自体は簡単ですね。
削るだけでまた元の吸水力が復活するならやってみる価値はありそうです。
2020年末にニトリやカインズなど一部の珪藻土バスマットに基準を超えるアスベストが混入している問題が発生しました。
厚生労働省は「よほど破損が進んだ状態でなければ、アスベストが飛散する恐れはなく、健康被害は考えられない。」と声明を出しています。
しかし、紙やすりで削ることによって、アスベストが飛散する恐れがあるので、アスベストが混入した恐れのある製品は絶対に削らないようにしてください。
真っ白に!カビ取りスプレーを使用する方法
カビや黒ずみで汚れてしまい水を吸わない場合は、カビ取りスプレーを使用するときれいになります。
〈手順〉
- 十分に換気する
- 珪藻土バスマットにキッチンペーパーをかぶせ、その上にカビ取りスプレーを吹きかける
- 数分後、カビが取れたか確認し、さっと水で洗い流す
ここでのポイントはキッチンペーパーをかぶせることです。
キッチンペーパーをかぶせないと、珪藻土がカビ取りスプレーをすぐに吸収してしまい、表面に残らず効果が弱くなってしまいます。

キッチンペーパーは常にあるものだし、簡単にできそうね♪
珪藻土マットが水を吸わないのはなぜなのか解説!
珪藻土バスマットが水を吸わないのはなぜなのでしょうか。
原因は、表面にある無数の穴が汚れで塞がれてしまっているからだと先ほどお伝えしました。
では、どのような汚れが表面にたまってしまうのでしょうか。
また、普段のお手入れの仕方によって、汚れがたまりにくくなるのでしょうか。
珪藻土バスマットが水を吸わないのはなぜ?4つの原因!
珪藻土バスマットが水を吸わないのはなぜなのか、原因は以下の4つに分けられます。
- 皮膚や皮脂の汚れ
- 石鹸カス
- ホコリ
- カビ・黒ずみ
何日もお風呂上がりの濡れた足を珪藻土バスマットに乗せていくうちに、皮膚や皮脂の汚れ、流しきれなかった石鹸カスが表面にたまってしまいます。
きれいに使っているつもりでも、皮脂の汚れや石鹸カスで汚れてしまうんですね。

お風呂上がりの足ってきれいだと思っていたけど、皮脂や石鹸カスが残っていることがあるんだね。
置き場所によってはホコリまで表面についてしまいます。
さらに、定期的に陰干しせずに、いつもお風呂場の前に置きっぱなしだと、カビ・黒ずみまで発生してしまいます。

黒く汚れてきたと思っていたけど、あれはカビだったんだね。
どの汚れも、ある程度使い続けていると、必ずたまっていくものです。
しかし、普段のお手入れ法を工夫することで、珪藻土の穴が汚れづらくなり、少しでも長く愛用できるようになります。

珪藻土バスマットって意外と高価だから、長持ちさせたいなぁ。
では、どのようにすれば、長く愛用できるのでしょうか。
珪藻土バスマットが長持ちする!普段のお手入れ方法
珪藻土バスマットは、普段お手入れをしているかどうかにより水を吸わなくなる期間が長くなります。
- 風通しの良い場所で陰干しする(邪魔にならない場所の壁に立てかけてもOK)
- 定期的に水洗いをする(水洗いできないものは、濡らしたタオルで表面を拭く)
珪藻土の干し方は陰干しが基本になります。直接日光に当てると、割れたりそったりしてしまうため控えてください。

早く乾くかと思って直接日光に当てていたわ。
このようなお手入れを普段からすることで吸水力に大きな違いが出ますよ。
普段のお手入れを心がけることで長く愛用できるので、ぜひ試してみてください♪
珪藻土バスマットが水を吸わないのは寿命の可能性も?!

復活方法を試してみても、水を吸わない…。
その場合、珪藻土バスマットの寿命なのかもしれません。
珪藻土バスマットの寿命は2年程度
珪藻土の寿命は2年程度といわれています。
私は意外と持つんだなぁと思いました。普通の布のバスマットだと1年ほどで交換しますもんね。
どんなものでもそうですが、使用し続けたらそれだけ劣化してしまいます。
ヤスリで削っても水を吸わないのであれば、「今までお疲れさま!」と感謝の気持ちを持って捨ててあげましょう。
珪藻土バスマットの正しい捨て方は?不燃ごみか陶器類
いよいよ何をしても水を吸わないのであれば、捨てなければいけません。
珪藻土バスマットは、何に分別して捨てるとよいのでしょうか。
各自治体によって分別方法は異なりますが、一般的には「不燃ごみ」として捨てるケースが多いようです。
「陶器類」の分類がある自治体は、「陶器類」として捨てるケースもあります。
ごみの分類は各自治体によって異なるので、あなたの住んでいる自治体の分別方法に従って捨てましょう。
割らずに無色透明のごみ袋を2重にして「珪藻土バスマット」と書いた張り紙をして捨てる自治体や、アスベスト混入の有無にかかわらず、珪藻土製品の回収を自粛している自治体もあります。
アスベストが混入している可能性のある珪藻土製品については、販売元が自主回収をしているので、依頼するのも手です。
お住いの自治体の指示に従って捨てるようにしましょう。
珪藻土バスマットのリサイクル方法3選

珪藻土バスマット、結構高かったし再利用する方法はないのかしら。
割れてしまった珪藻土バスマットのリサイクル方法3選をご紹介します。
- 傘立ての下に置いて水を吸ってもらう
- ペットの水飲み場の下に置いて水を吸ってもらう
- 細かくして通気性の良い袋に入れ、除湿剤、消臭剤としてブーツや靴の中に入れる
珪藻土は吸水性や脱臭性、調湿性、耐火性とさまざまな性能を兼ね備えている自然素材なので、バスマットとしてだけでなく違う用途でも使用できるんですね。
珪藻土は、壁にぶつけたり、落としたりと少しの衝撃を受けただけで割れてしまう壊れやすい素材です。
まだ水を吸うのに割れてしまい、使えなくなってしまうとショックですよね…。
割れてしまった場合、違う方法で再利用することができます。
まとめ
- 水を吸わない珪藻土バスマットの復活方法は、裏返して使う、ヤスリで削る、カビ取りスプレーを使用するなど、3つの方法がある
- 珪藻土バスマットが水を吸わないのは、皮膚や皮脂の汚れ、流しきれなかった石鹸カス、ホコリやカビが珪藻土の表面の穴に詰まってしまうのが原因である
- 普段から風通しの良い場所で陰干しし、定期的に水洗いすることで吸水力に大きな違いが出る
- 珪藻土の寿命は2年程度といわれている
- 珪藻土バスマットは、一般的には「不燃ごみ」として、あるいは「陶器類」の分類がある自治体は、「陶器類」として捨てることが多い
- ごみの分類は各自治体によって異なるので、住んでいる自治体の分別方法に従って捨てる
- 割れてしまった珪藻土バスマットは、傘立ての下やペットの水飲み場の下に置いて水を吸ってもらう、細かくして除湿剤、消臭剤としてブーツや靴の中に入れるなどして再利用できる
今や100円ショップやホームセンターでもコースターや加湿器、バスマットなどさまざまな珪藻土製品がラインナップされており、人気がありますよね。
水を吸わない珪藻土バスマットの復活方法を試して長い間愛用してあげてください♪