日焼け止めって効果はどれくらい続くのかしら?朝塗れば室内なら塗りなおさなくても良い?
日焼け止めの効果が続く時間は2時間ほどと言われています。室内にも紫外線は届くので、こまめに塗りなおす必要があります。
室内にいるからと言って安心はできないということです。
紫外線を浴び続けると、シミやそばかすなどの肌トラブルを引き起こします。
この記事では日焼け止め効果を長持ちさせる方法や紫外線についてのプチ情報などについてお伝えしていきます。
読まないと、今は良くても、数年後に肌の老化や皮膚がんなどの健康被害となって表れてくるかもしれません。
日焼け止め効果を何時間も持続させられる方法を知ることができれば、いつまでも若々しく健康的な肌を保てますよ!
数年後の未来のために、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね!
日焼け止め効果は2時間!こまめに塗り直そう!
日焼け止め効果が続く時間は2時間ほどと言われています。
そのため、2時間おきにこまめに日焼け止めを塗り直すことが日焼け止めの効果を持続させるポイントになります。
朝に日焼け止めを塗ったら夕方までそのままにしていたわ…。
こういうことはよくあることですが、日焼け止めの効果がなくなったまま長時間紫外線を受け続けることはとても危険です。
お仕事中でも、化粧室に行く時など、時間を見つけてこまめに塗りなおされることをおすすめします。
でも、メイクの上から日焼け止めを塗っても良いのかしら?
メイクの上から日焼け止めを塗りなおす時は、まず汗を拭いてから日焼け止め効果のあるパウダーファンデーションを使われると良いですよ。
紫外線は室内にも入ってくるので、外に出ないからといっても油断は禁物です。
パウダーファンデーションなどを使ってこまめに日焼け止めを塗りなおし、日焼け止めの効果を長持ちさせましょう。
地上に届く紫外線は2種類あり室内でも日焼けする!
紫外線は波長により分けられ、その中には大気中に吸収されるものもありますが、吸収されずに地上に届くものがUV-AとUV-Bの2種類になります。
特にUV-Bは別名「レジャー紫外線」と言われており、浴びすぎると皮膚ガンなどの健康被害をもたらす恐れがあると言われています。
UV-Bは、浴びた分だけ皮膚を赤く炎症させる作用があり、皮膚が炎症すると「メラニン」が作られ、シミやそばかす、色素沈着を引き起こします。
日焼け止めを塗らずに暑い日差しの元で20分〜30分もいれば、皮膚は炎症を起こしヒリヒリとした痛みも伴ってくるかもしれません。
そしてUV-Aは別名「生活紫外線」と言われ、家や車の窓ガラスなども通り抜けます。
UV-Aは家の中にいても届いてくるので、室内でも陽当たりの良い場所にいれば日焼けすることもあるのです。
外出しないからといって、日焼け止めも化粧下地も塗らずに素顔でいることは危険と言えます。
知らなかったわ…。
そしてこのUV-Aを防ぐのに有効とされている成分が「PA」、UV-Bを防ぐ成分が「SPF」と言われるものなのです。
それでは、日焼け止めの効果と関係が深い「PA」と「SPF」について、これからお伝えしていきますね。
日焼け止め効果の時間はPAとSPFに関係がある
日焼け止めは、「PA」と「SPF」の数値が高いほど日焼け止めの効果を保つ時間が長いと言われています。
その数値の表し方は、PAは「PA+」から「PA++++」までの4段階あります。
「+」の数が多いほど、UV-Aに対する日焼け止め効果の強度が上がっていきます。
そしてSPFは「SPF1~50+」というように数字で表されています。
その数値が高いほど、UV-Bに対する日焼け止め効果が期待できる時間は長くなるのです。
同じ日焼けでも赤くなる時と黒くなる時があるけれど、あれは体質?
それはおそらくUV-AとUV-Bの波長に関係しています。そのことについて、これからお伝えしていきますね。
紫外線で日焼けすると黒くなるのは皮膚の防御反応
紫外線で日焼けすると黒くなるのは、皮膚の防御反応によるものです。
UV-Aは波長が長い分、皮膚の奥深い部分まで届きます。
しかしそれを防ぐためにメラニン色素を作る色素細胞(メラノサイト)が刺激され色素沈着を起こします。
そのため、UV-Aを浴びると肌が黒くなってしまいます。
しかし色素沈着により肌を黒くさせて防御反応を起こしても、UV-Aの30〜50%は皮膚の奥深い部分(真皮)まで到達してしまうのです。
真皮には弾性繊維(だんせいせんい)と言われるものがあるので、UV-Aが真皮まで届いてしまうと、その弾性繊維を破壊してしまいます。
弾性繊維が破壊されることで肌の張りが失われて、「シワ」や「たるみ」につながっていくというわけです。
日差しが少ない室内でも、日焼け止めをしないと危ないということね。
日焼けして赤くなるのは皮膚が炎症を起こしているから
日焼けをすると赤くなるのは、皮膚が炎症を起こしているからです。強い紫外線を受けるため肌がヒリヒリとやけどをしたような状態になります。
これはUV-Bによるものになります。UV-BはUV-Aに比べて波長が短いため真皮までは届きませんが、表皮に強い刺激を与えるのです。
暑い中、外にいると真っ赤になるのはUV-Bを浴びているからなのね!
また、UV-Aほどの色素沈着性はないものの、UV-Bも肌を黒くさせる作用があると言われています。
UV-Bを浴びて肌に炎症が起こっている状態を放置しておくと、そのうち色素沈着をして「シミ」や「そばかす」になっていくのです。
こうした紫外線による肌へのダメージは、肌のターンオーバーと言われる肌の新陳代謝により回復していきます。
しかし栄養不足や睡眠不足などでそのターンオーバーが正常に働かないこともあります。
そのため日焼け止め対策にはこうした生活習慣の改善も必要と言えるでしょう。
ただ、日焼けのダメージが大きすぎても肌のターンオーバーは追いつかなくなるので、やはり日焼け止めはこまめに塗り対策をすることが重要です。
常に「PA」と「SPF」の数値が高い日焼け止めを使ったほうが良いのかな?
実は日焼け止めの持続効果は高ければ良いというものでもありません。持続効果が高い日焼け止めは、肌にダメージを与えることもあります。
というのも、持続効果が高いということは、それだけ強い薬剤が使われているということになるからです。
強い薬剤を肌に塗るということは、それだけ肌に負担をかけることになると言えるでしょう。
持続効果の高い日焼け止めを使いたいけれど、なるべく肌に負担はかけたくないのよね…。
日焼け止めを効果的に使うには場所別に使い分けよう
日焼け止めを効果的に使うには、毎回PAとSPFの数値が高い日焼け止めを使うのではなく、過ごす場所に適した日焼け止めを使うことがおすすめです。
外に出る時間が多い時はPAとSPFの数値が高いものを使い、室内にいる時間が多い時は数値の低いものを使って肌を少し休ませるようにするのです。
PAとSPFの数値の目安を場所別に示してみましたのでご覧ください。
過ごす場所 | 「PA」と「SPF」の数値 |
近所へのお買い物や日常生活 | 「PA++」「SPF10~20」 |
短時間外でスポーツをする時や家族でのお出かけ時 | 「PA+++」「SPF30以上」 |
海水浴や登山など炎天下でのお出かけ時 | 「PA++++」「SPF50以上」 |
外に出る時間が長い時は、やはり「PA」と「SPF」の数値が高いほうが日焼け止め対策として良いと言えますね。
普段用とお出かけ用の2つあると便利かもしれないわね!
どれを選ぶ?外出先別おすすめ日焼け止め4選!
外出先別に、私がおすすめしたい日焼け止めは以下の4つです。
- キュレル UVカット UVエッセンス50g 「PA++」「SPF30」
- ニベアサン プロテクトウォ―タージェル80g 「PA+++」「SPF35」
- ニベアUV【大容量】スーパーウォータージェル160g 「PA+++」「SPF50」
- アネッサ パーフェクトUVスキンケアミルク a 日焼け止め「PA++++」「SPF50+」
それでは、それぞれの特徴やおすすめポイントについて解説していきますね!
<キュレル UVカット UVエッセンス50g 「PA++」「SPF30」>
こちらは普段使いにおすすめの日焼け止めクリームになります。
「PA++」「SPF30」と、どちらもそれほど数値が高くないですが、通勤や通学程度の外出でしたら十分に日焼け止め効果があると言えます。
数値も低めですしキャッチフレーズが「肌荒れを防ぐUV」なので、肌への負担も少ないでしょう。
お値段も1500円から2000円ほどなので、比較的お手頃価格ですよ!
<ニベアサン プロテクトウォ―タージェル80g 「PA+++」「SPF35」>
こちらは「PA+++」「SPF35」なので、ウオーキングなどの軽い運動時や、ちょっとした遠出の時にも使うことができます。
私もよく使っていますが、化粧水のように伸びが良いので日焼け止めを塗っているという感覚があまりなく、使いやすいです。
「ちょっと遠出するけれど、そんなに晴れていないし大丈夫よね」と考えていたら、思っていたよりも日差しが強かったという経験はありませんか?
そういう油断が積み重なっていくと、数年後にシミやそばかすなどの肌トラブルに悩まされることになるかもしれませんよ!
ほんの少しの数値の差が肌にダメージを与えることになるので、少しの遠出でも普段より数値は高めのものがおすすめです。
日焼け止めクリーム独特の、あのベタベタした感じも少ないので、抵抗なくお使いいただけると思います。
お値段も600円ほどなので、リーズナブルと言えますね!
<ニベアUV【大容量】スーパーウォータージェル160g 「PA+++」「SPF50」>
こちらのSPFは50あるので少々の炎天下でも効果を保つことができます。
そしてこちらも「ニベアサン プロテクトウォ―タージェル80g」と同じく化粧水感覚で、ベタベタ感が少ないです。
炎天下では汗をかくので、日焼け止めはすぐに流れてしまいます。日焼け止め効果を考えると2時間おきでは心もとないですよね。
しかしこの商品なら大容量なので、何回塗りなおしても惜しくはありません。
お値段も1100円ほどで、リーズナブルです。この容量でこのお値段は、さすがニベアブランドと言えますね。
海水浴とかキャンプに行く時に良さそうね!
<アネッサ パーフェクトUVスキンケアミルク a 日焼け止め「PA++++」「SPF50+」>
日焼け止めと言えば「アネッサ」は有名すぎるほど有名です。
60mlで2000円以上するので、少々お高めですが、その数値を見れば日焼け止め効果の高さはお墨付きと言えるでしょう。
しかも保湿成分が配合されているので、これだけ強い日焼け止め効果がありながらスキンケアもできるという優れものです。
スーパーウォータープルーフなので、汗や水に強いという点も見逃せません。
日中は屋外で過ごすことが多い場合などにおすすめです。
日焼け止め効果を高めるにはいつから塗るべき?
日焼け止めって、いつから塗っておくと効果が高いのかしら?
日焼け止めの効果を高めるには、いつから塗るべきか、そのタイミングを知ることが重要なポイントです。
せっかく塗るなら、できるだけ効果的に使いたいですよね。
いくら日焼け止め効果の高いものを使っていても、塗るタイミングを間違うとあまり意味がないものになってしまいますよ。
それではこれから、日焼け止めの効果を高めるためのポイントについてお伝えしていきたいと思います。
日焼け止めは外出する30分前に塗ると効果的!
日焼け止めは通常、朝に塗ることが多いと思いますが、外出する30分前に塗っておいたほうが効果を高めることができます。
というのも、日焼け止めを塗ってすぐの状態は、まだ日焼け止めが肌になじんでいない状態だからです。
外出する直前に慌てて日焼け止めを塗っても、その効果が発揮されるまでには30分ほどかかります。
そしてその間は紫外線のダメージを肌に直接受けてしまうことになるのです。
ゴミ出しに行く前に慌てて日焼け止めを塗ることがあるけれど、あれはあまり意味がないのね…。
日焼け止めをいつから塗るかで効果が変わってくるので、外出する時間から逆算して余裕をもった身支度を心がけましょう。
日焼け止めは朝のスキンケアをしてから塗るのが基本
日焼け止めには肌を乾燥させる作用があります。そのため日焼け止めを塗る前に、スキンケアをしてしっかり保湿をしましょう。
また、スキンケアをしてから肌になじむまでには5分ほどかかるので、日焼け止めはスキンケア後5分くらいしてから塗ると良いですよ。
スキンケア直後に日焼け止めを塗ると、日焼け止めが浮いてくる可能性が高く、日焼け止め成分が肌に浸透しづらくなってしまいます。
そういえば、スキンケアをしてすぐは肌がぬるぬるしているわね…。
以上を踏まえて、日焼け止めをいつから塗ると効果を高めることができるのかをまとめてみましたのでご覧ください。
【日焼け止めを塗る正しいタイミング】
- 朝のスキンケアをしてから5分くらい後に塗る
- 外に出る30分前に塗る
この2点を抑えれば、日焼け止めの効果をさらに高めることができます。
外出時はメイクもされると思いますので、その場合は化粧下地を塗る前に日焼け止めを塗ってくださいね。
ちなみに、「日焼け止め効果のある化粧下地」や「BBクリーム」なら、その上にメイクをするだけなので簡単ですよ!
日焼け止めはムラなく均一に伸ばして塗ることが重要!
日焼け止めの効果を高めるには、顔にムラなく塗り伸ばすことが重要なポイントになります。
日焼け止めをササッと適当に塗っていると、たとえ正しいタイミングで塗られていても、日焼け止めの効果は半減してしまいます。
特に鼻の横のように、凹凸がある部分は念入りに塗り伸ばしましょう。
また、薄く伸ばし過ぎても効果は半減してしまうので気をつけてください。
つい、節約で薄く伸ばしてしまうけれど、効果が低くなってしまうのね…。
私も以前はつい薄く塗り伸ばしていましたが、このことを知ってからはなるべくたっぷり塗るようにしています。
塗る量の目安としては、顔の場合、チューブから出す長さは直径約2センチ(1円玉分くらい)です。
まずは半分、両頬と鼻、額とあごに置いて、片手でまんべんなくなじませます。
そしてもう半分も同じように両頬と鼻、額とあごに置いて、今度は両手で顔全体になじませ、肌にピタッと密着させましょう。
その状態で30分も経てば、日焼け止め成分はすっかり肌になじんでいるので、日焼け止め対策はバッチリですよ!
日焼け止めの効果がある期間は開封後1年以内!
日焼け止めの効果が期待できる期間は、開封してから約1年です。
しかし1年経っていなくても、保管状態によっては使えなくなることもあります。
色が変色していたり妙なにおいがしていたりする場合は、日焼け止めの効果が低くなっている可能性が高いので、使用を控えたほうが良いでしょう。
どこに置いておけば良いのかしら?
日焼け止めを保管するのに適した場所としては、湿気が少なく直射日光のあたらないところが挙げられます。
室内でも陽の当たりやすい場所に放置していたり車内に置きっぱなしにしたりしていると、日焼け止めは劣化しやすくなるのです。
うっかり陽の当たる室内に放置しないようにしましょう!急いでいる時などにやりがちですので、日焼け止めを置く定位置を決めておくと良いですよ。
おすすめは、カバンの中や引き出しの中など直射日光が当たらない場所です。
劣化した日焼け止めを肌に塗ると、炎症を起こしたりかゆみがでたりすることもあります。
できるだけ良い状態をキープできるように、保管場所には気をつけていきましょう。
無添加タイプの日焼け止めはなるべく早く使い切ろう!
日焼け止めの効果が期待できる期間は1年ですが、無添加タイプの日焼け止めになるともう少し期間は短くなります。
通常、日焼け止めには防腐剤が含まれており品質を保てるようになっていますが、無添加タイプの日焼け止めには防腐剤が含まれていません。
防腐剤が含まれていないということは、肌には優しくて良いのですが、その分早く劣化が進んでしまいます。
そのため、無添加タイプの日焼け止めの場合は、開封後なるべく早く使い切ることをおすすめします。
紫外線は1年中届く!夏以外も日焼け止めは必須!
紫外線は1年中地上に届いています。夏以外も日焼け止めは必須です。
でも、夏以外はうっかり忘れてしまうのよね…。
確かに、日差しが弱い秋冬は、あまり「日焼け止めをしないと!」という感覚がなくなってきますよね。
しかし、紫外線は肌のシミやそばかすの原因になるので、何年か後に後悔することになるかもしれません。
それに、1年を通して日焼け止めを使っていれば、日焼け止めを使いきれずに残してしまうことも少なくなってくると思います。
日焼け止めの使用期限は大体1年ほどなので、使いきれずに捨ててしまうより使いきったほうが無駄にならなくて良いですよ!
まとめ
- 日焼け止め効果がつづく時間は2時間くらい
- 紫外線は波長により分けられ、大気中に吸収されずに地上に届くものはUV-AとUV-Bの2種類ある
- 日焼け止めの効果的な使い方は、過ごす場所に適した日焼け止めを使うこと
- 日焼け止めの効果を高めるには、いつから塗るべきか、そのタイミングを知ることが重要なポイントになる
- 日焼け止めは外出する30分前には塗っておいたほうが効果を高めることができる
- 日焼け止めはスキンケア後5分くらいしてから塗ると良い
- 日焼け止めの効果を高めるには、顔にムラなく塗り伸ばすことが重要なポイントになる
- 日焼け止めの効果が期待できる期間は、開封してから約1年
- 無添加タイプの日焼け止めになると使用期限は1年よりも短くなる
- 紫外線は1年中地上に降り注がれているので夏以外も日焼け止めは必須
日焼け止めの効果は1日中続くわけではありません。2時間ごとにこまめに塗り直すことが日焼け止めの効果を持続させる為の重要なポイントになります。
肌に紫外線を浴び続けると、シミやそばかす、皮膚がんなどの健康被害にもつながるので、夏はもちろん1年中日焼け止めのケアをしていきましょう。
あなたがいつまでも若々しく健康的な肌を保てることを、私は願います。