梅酒を開封後、おいしく保存する方法はご存じですか?

市販でも、自家製でも、開封後の梅酒はどうやって保存すると良いのかしら?
梅酒を開封後の保存方法は、「涼しく」「日光や空気に当たらない」場所に置くことです。
市販で簡単に手に入る梅酒もありますが、自家製で作る場合も多いですよね。
私は、祖母が作る梅酒が大好きで、よくお裾分けしてもらっています♪

もちろんスーパーでも梅酒を購入しますよ!ソーダ割り最高です!
市販と自家製で、保存方法は変わってくるのか?また、開封後の梅酒に賞味期限はあるのかを徹底解説していきます!
開封後の保存が適切でないと、カビが生えたり、せっかくの梅酒がダメになったりしますよ。
この記事を読んで、おいしい梅酒を長期間楽しんでください!
梅酒の保存は開封後ここに置くと間違いない!

開封後の梅酒の適切な保存は、「涼しく」「日光や空気に当たらない」場所です。
おいしく梅酒を飲むために、適切な保存方法はとても大切ですよね♪
この保存の仕方は、自家製の場合も市販の場合も変わりませんが、それぞれにポイントがあります。

絶対に梅酒をおいしく保存するぞ!
以下で自家製梅酒と市販の梅酒の保存ポイントを紹介しますね!
自家製梅酒を適切に保存して楽しもう!
自家製梅酒を開封後、適切な保存条件は「涼しい」と「日光や空気に当たらない」場所がマストです。
よく、冷暗所に置きましょう!と言われますよね!冷暗所とはまさに、涼しくて、日光の当たらない場所です。
私は、祖母からもらった梅酒を床下収納で保存していました。
日光が当たると、梅酒に澱(おり)が発生したり、癖のある味に変化したりと、良くない影響が出てしまいます。

澱とは、液体の底に沈んだカスのことを言うよ!
そして涼しい場所とは、室温が25度以上になるような場所は避けることです。
アルコールが揮発(きはつ)するので度数が下がり、保存に適さない品質になることもあります。
最後に、空気になるべく触れさせないように保存しましょう!
蓋を開け閉めする際に、空気中の雑菌が入りカビにつながる可能性があります。
開封後はできるだけ早めに閉めて、空気中の雑菌から梅酒を守りましょうね!
また、梅酒を飲んだ際に、注ぎ口などに梅酒のしずくがついたままになっていませんか?

これは私がした大失態です…。
開封後、注ぎ口についたままのしずくをそのまま放置して保存すると、カビがついていました。
梅酒は糖分が多いお酒ですよね!注ぎ口についたしずくは、アルコールが蒸発して糖分だけになります。
そこにカビが繁殖して、大好きな祖母の梅酒をダメにしてしまいました。
注ぎ口はティッシュやキッチンペーパーで拭いて衛生的に保つことをお忘れなく!
自家製梅酒をおいしく保存するには作る時の工程も大切!
自家製梅酒を作る際、「梅」「容器」を清潔に丁寧に洗い、「アルコール」にこだわることでおいしい梅酒が長く保てます。
自家製梅酒の作り方と一緒に、おいしく保存できるポイントを説明しますね!
- 梅(1㎏)
- ホワイトリカー(1.8㎏)
- 氷砂糖(1㎏)
- 大きめの瓶
用意ができたら手順を追って説明していきます!
- 瓶を煮沸消毒し、しっかりと乾かす
- 梅を丁寧に洗い、日陰で乾かす
- 乾いた梅と氷砂糖を交互に敷き詰める
- 瓶にホワイトリカーを優しく流し込む
- 冷暗所で熟成させる
梅酒をおいしく保存するには、まず瓶の容器を用意しましょう!
プラスチック製の容器は、ガラス製よりも空気を通しやすいので、雑菌が繁殖しやすくなります。

瓶が大きすぎて煮沸が難しい場合は、熱湯をかけるだけでも良いです!
消毒した瓶はしっかりと乾かして下さい!水分が残っていると、梅酒の腐敗の原因になります。
梅を洗うときは、傷つけないようそっと汚れを取りましょう!
自家製梅酒に使用する梅は、鮮度がとても大切です!選ぶ際も、なるべく大きくてシワが少なく、傷がない梅がおすすめですよ!
梅の水気をやさしく拭き取り、しばらく日陰で乾燥させます。

梅が傷むので、天日干しは厳禁ですよ!
梅酒に使う氷砂糖は、溶けるスピードが遅いことで、高アルコールのままジワッと梅の実が殺菌されていくのですよ!
ホワイトリカーを注いだら、しっかりと蓋を閉めて雑菌が入らないようにしましょう。

注意するべきことは、アルコール度数の低いお酒は発酵の原因になります。
アルコールの発酵が進んでしまうと、国の酒税法で禁止された「自家醸造」にあたる行為になるのです。
梅酒に使っていいお酒の度数は酒税法で20度以上と決まっています!
自家製梅酒を熟成中は、冷蔵庫の中のような、温度が一定の場所は不向きです。
梅酒は温度変化によって熟成していくので、冷蔵庫ではなく、床下収納や、涼しく日光の当たらない部屋などに置いてください。

熟成には冷蔵庫が不向きだなんて知らなかった…。
そして熟成中は、そのまま混ぜずに置いておくのが適切です!
もちろん、中身を傾けて混ぜる場合もありますが、氷砂糖が溶けるスピードを遅くすればするほど、コクとうまみが出ます!
最後に、漬け込んだ梅は1年を目安に取り出してくださいね!
仮に、梅が空気に触れた状態になると、そこから雑菌やカビが生える原因になります。

取り出した梅を食べるのもおいしいですよね!
市販の梅酒を開封後はどこに保存する?
市販の梅酒を開封後は、冷蔵庫に保存するのが適切です。
市販の梅酒は、冷蔵庫に保存するのに、丁度良い大きさにつくられている瓶や紙パックが多いですよね!
そして冷蔵庫は、安定した低い温度と密閉した、日光に当たらない室内の環境が保てます。

市販の梅酒は、小さい容器がほとんどだから管理がしやすいよね!
私の家の冷蔵庫にも、飲み比べができるよう、3種類の梅酒が並んでいます(笑)
梅酒を保存する際の賞味期限は?自家製と市販別に紹介

梅酒もそうですが、アルコール度数が10%以上のお酒を正しく保存すると、まず腐ることはないので、基本的に賞味期限が設定されていないのです。
ないと言っても、自家製の梅酒と市販の梅酒は、保存の仕方も若干異なるので、それぞれの飲み切る目安を説明しますね!
自家製梅酒の賞味期限はどのくらい?
自家製の梅酒も、保存状態が良ければ基本的に賞味期限はありません。
保存状態がよければ、5年、10年単位に渡って飲むことができます。

自家製梅酒を熟成させていくのも、また楽しみの1つだよね!
梅酒は、ホワイトリカーなどのアルコール度数が高いお酒に漬けるので、アルコールの殺菌効果により品質が落ちません。
ホワイトリカー以外のお酒でもつくることは可能ですが、いずれもアルコール度数が20度以上のものを使用してくださいね。
また、漬ける際の多量の砂糖も、保存料の役目を果たしてくれています!
放置したままではダメなので、定期的に梅酒の様子を伺って、変化を見ることが大切です。

わが子のように梅酒を可愛がりましょう!
スーパーなどで売っている市販の梅酒の賞味期限は?
市販の梅酒の賞味期限は、「瓶」か「紙パック」かでおいしく飲み切れる目安が異なります。
- 瓶に入った開封後の梅酒の賞味期限は1~2年
- 紙パックに入った開封後の梅酒は6か月~1年
こちらが大体の賞味期限の基準となっています。

瓶と紙パックの違いで、倍の期間変わるのだね!
紙パックに比べると瓶の方が密封性が高く、酸素の透過性が低いので、空気に触れる量が少ない分、賞味期限が長く設定されています。
ここで賞味期限を長く保つための注意事項があります!
市販の梅酒は飲み口に手を触れたり、口をつけて飲んだりしないようにしましょう!
雑菌が入り、品質が変化するので賞味期限が早くなります!
もし飲み口を手で触ってしまった場合は、アルコール消毒した布で拭いてくださいね!
また、市販の梅酒でも未開封の場合は賞味期限が異なります。
適切な場所での保存であれば、最低2年間は味が保証されているのです。
特に市販の梅酒は、抗酸化・抗菌作用を保ち続けた状態で、しっかりとした品質管理のもと密封されています。

市販の梅酒は添加物も多く含まれているので、自家製梅酒より賞味期限が長いのですよ!
ワインなんかもそうですが、未開封のまま長期に保存しておいて、味の変化を楽しむ場合もありますよね!
私は、あえて保存し、甘みが増した梅酒を飲むのが大好きです♪
梅酒を保存しておいて腐るとどうなるの?

梅酒は基本的に賞味期限はないですが、適切な保存がされていない場合は腐ります。
梅酒が腐るとどうなるの?と思われるあなた、以下で詳しく説明していきますね!
- カビが生える
- 酸味や刺激臭があり、舌がしびれる
梅酒を保存し腐ると、このような現象が起こります。
みなさんは、私のように大切な梅酒を腐らせないように保存してくださいね♪
見た目ですぐにわかる!カビが生えたら腐っている!
見た目ですぐにわかるのが「カビ」です。梅酒の表面に白い膜が張っていたら、飲んではいけません。
カビた白い膜を棒で触ってみたことがあるのですが、トロっとした質感が特徴です。

せっかくの梅酒が腐るなんて…。
しかし表面ではなく、底に沈殿物やにごりが見つかった場合はカビではなく、先ほど説明した澱です。
こちらは人体に悪いものではないので、飲んでも大丈夫ですよ!
酸味や刺激臭があれば注意しよう!
腐った梅酒は、舌にピリッとくる酸味があり、鼻にツンとくる酸っぱい匂いが特徴です。
すこし舐めてみたときに、酸味や舌にしびれを感じた場合は、すぐに処分しましょう。
雑菌が入り込んで増加したり、長期間梅の実が入っていたことが原因だったりする可能性があります。
いくらアルコールといえ梅酒は食品ですし、梅の実が腐っていると、それを飲むことで食中毒の原因にもなるかもしれません。

梅酒が茶色くなっているけど、これも腐っているの?
梅の実から出るエキスで、梅酒自体が茶色く濁ることがありますが、これは腐っていませんよ。
色が茶色くなると心配になりますが、安心して飲んでいただけます!
カビ、酸味や刺激臭を腐っている判断材料にしてみてくださいね!
まとめ

- 梅酒を開封後、適切な保存は「涼しい」「日光や空気が当たらない」場所が適切
- 梅酒を開封後注ぐ際は、注ぎ口についたしずくを丁寧に拭きとると、雑菌が繁殖しにくい
- 自家製梅酒を作る際は必ず清潔な梅、瓶の容器を使い、アルコール度数の高いお酒でつくる
- 梅酒などのアルコール度数が高いお酒は、基本的に賞味期限はない
- 自家製梅酒を熟成させる場合は、低温が一定な冷蔵庫は不向き
- 市販の梅酒を保存する場合は、冷蔵庫に入れるのが適切
- 梅酒は適切な保存がされていないと腐ることがある
- 梅酒が腐ると、「カビが生える」「酸味や刺激臭」などの現象が起こる
梅酒は開封後、正しい保存を心がければ中身の変質を防いで、楽しめる期間を長持ちさせられます。
おいしく梅酒を飲むために、ぜひ保存方法をマスターしてください!
おうち時間での宅飲みや、みんなでワイワイ楽しむ時間のお供にしましょう!