眼鏡をかけているあなたにお聞きします。眼鏡のお手入れをきちんと行っていますか?
実は、眼鏡は鼻あてやその他の箇所もきちんとしたお手入れが必要なのです。
もしかすると、今ご自分でされているお手入れ方法は、大切な眼鏡を傷つけている可能性があります!

眼鏡をきれいに掃除するにはどうしたらいいの?
この記事では、眼鏡のレンズや、鼻あての適切な掃除方法について説明します。
加えて、きちんとした掃除を行っていない場合や、お手入れをせずに眼鏡を使い続けた際の、鼻あてに起きる異変についても解説します!
この記事を読んで是非、眼鏡の適切な掃除方法について知っていただき、ご自分の眼鏡のきちんとしたお手入れを行ってみてください。
そうすることで、今よりずっと快適になりますし、装着感や使用感も変わりますよ!
眼鏡の鼻あてを掃除すると使用感や装着感も変わる⁉

眼鏡の鼻あての掃除については以下の手順になります。
- 眼鏡を水洗いする
- 歯ブラシで鼻あての汚れを落とす
- タオルやティッシュなどで水分を拭き取る
眼鏡の鼻あてを掃除されていますか?眼鏡のお手入れは眼鏡クロスで拭きあげるだけで十分!と考えていませんか?
鼻あては、ほこりや汚れが溜まりやすい場所なので定期的に掃除が必要な箇所です!
また、汚れが付着してしまうと変色してしまい、交換するしか方法がなくなるので注意が必要です!
ゴシゴシと乾拭きなんてしているというあなた、それは絶対にやめてください。
なぜなら、その度に大切な眼鏡を傷つけていることになりますし、最悪の場合眼鏡を交換なんてことに成りかねません。
眼鏡を水洗いする
蛇口から水を出し、軽く眼鏡をすすぎます。
こうすることで、眼鏡についたほこりや砂利は流れ落ちます。

いきなり乾拭きは眼鏡のレンズを痛めてしまいます!
例えばですが、ご自身の車やバイクを洗車するときに、いきなりボディを乾拭きするでしょうか?
まず、流水で表面についたほこりや砂利などの汚れを落としませんか?
私も車について無頓着なので、あまり深く考えて洗車していませんが、そのままゴシゴシこするなんてことしないと思います。
眼鏡も同じと考えていただけたら、分かりやすいかと思います!
眼鏡の掃除をするうえで水洗いは必ず行ってください。
眼鏡の汚れがひどい場合は中性洗剤を使って洗うのがおすすめです♪洗い方は後ほど紹介しますね!
歯ブラシで鼻あての汚れを落とす
鼻あての後ろや、クリングスの部分は洗いにくい場所ですので歯ブラシを使用します。

鼻あてを支えている器具をクリングス(パッド足)と言います。
指が届きにくいので、無理に汚れを落とそうとせずに、歯ブラシなどを使用してください。
歯ブラシはやわらかい物を選ぶと繊細な部分を壊す心配がなくなりますよ!
クリングスは鼻あての土台となる大切な金具ですが、実はとても細く、折れやすいという特徴があります。
眼鏡の汚れと言ったらレンズに目が行きがちですが、クリングスにも注目してみましょう。
この部分が特に汚れが溜まりやすいので、より丁寧に掃除する必要があります!
痛みやすく、デリケートな部分なので、優しく丁寧に軽い力で擦りましょう!
タオルやティッシュなどで水分を拭き取る
汚れを落としきったら、すぐに眼鏡についた水分を拭き取ってください。
拭き取る際は、吸水性のあるタオルや、ティッシュペーパーなどを使用してください。
このとき注意するのは、眼鏡の持ち方と拭き方です。

サンドイッチをつまむくらいの優しさと力加減で拭いてみましょう!
眼鏡のフレームの枠部分をしっかりと持ち、反対の手で優しく水気をとるようにしましょう。
眼鏡のレンズを含め、眼鏡の各部分はとてもデリケートなので、力を入れすぎるとフレームの変形や破損の原因にもなります。
ましてやレンズを持ってしまうと、掃除した意味がありませんので注意してください。
眼鏡の鼻あてに付いてしまった緑の汚れの正体は⁉

眼鏡の鼻あてに緑の汚れがついていませんか?
実は、緑の汚れは錆の一種で「緑青(ろくしょう)」と呼ばれているものです。
この汚れ、放置するとなかなか取れなくなるので、定期的に掃除する必要があります!
眼鏡には、銅合金という素材の銅が使用されているのですが、その銅が酸化することで緑青が発生してしまいます。
つまり、酸素や汗などが原因と言われています。
人間は汗をかく生き物ですから、当然、汗が原因となれば定期的な掃除が必要になります。
特に、運動などをして、汗をかいた後は早めに掃除しましょう!
眼鏡の鼻あて部分は、正面から見ると顔の中心部分になるので、鼻あてが汚れていては目立ちますよね?
私も眼鏡を掛けますが、鼻あてにファンデーションの汚れが付着することは日常です。
眼鏡を外した時にその汚れを目の当たりにしますし、鏡を見ると意外にも汚れが正面から分かってしまいます!
更にここに緑色の汚れが付いていれば、見た目も悪くなります!
緑色の汚れが付いてしまう前に、しっかりと眼鏡の掃除をしましょう!
鼻あてに付いた緑の汚れの落とし方
鼻あてに緑の汚れが付いたからと言って、鼻あてをすぐに交換する必要はありません。
まず用意するものはこちらになります。
- 綿棒または歯ブラシ
- 中性洗剤
- タオルかティッシュペーパー
手順は先にご紹介した眼鏡の掃除方法と同じですが、中性洗剤を使用する点がポイントとなります。
なぜ、中性洗剤を使用するのかというと、理由は素材に優しいからです!
汚れを落とす成分が強いアルカリ性のものや酸性のものは、眼鏡を痛めてしまいますので、必ず中性洗剤を使用してください!
中性洗剤は、ご家庭にある食器洗い用洗剤のことなので、用意するのも簡単だと思います。
眼鏡を水洗いしたら、綿棒か歯ブラシに中性洗剤を少し付けて、鼻あての部分をこすってみましょう!

力を入れずに丁寧に行いましょう!
水洗いして中性洗剤を落としきったら、最後にタオルかティッシュペーパーで水気を丁寧に拭き取ってください。
交換という手もある⁉
以上で鼻あてについた緑の汚れは落とすことができます。
しかし、緑の汚れは放置しているとなかなか取れないという特徴があります。
どうしても汚れが取れない!という場合は、鼻あての部分のみ交換を検討してみてください。
眼鏡屋さんでは、無料で交換してくれるところもあるので、一度お店に確認してみてください。
自分で交換される方は、新しい鼻あてと精密ドライバーがあれば意外と簡単に交換できます。
ただし、鼻あて自体が色々と種類があるので
- ネジで留めるタイプ
- はめ込みタイプ
- 素材がハードかシリコン
- 形はノーマル型かしずく型
など、ご自分の眼鏡の鼻あてがどのタイプなのか確認しておきましょう!
そもそも、ネジがついていたり取り外しができたりする鼻あてでないと交換できないので注意してください。
眼鏡の鼻あてがシリコンなら黄ばみによる変色に注意!

眼鏡の鼻あては、シリコン素材が主流となっており、眼鏡をかけている方の多くがシリコン素材だと思います。
しかし、シリコンの鼻あては変色が難点で、その正体は黄ばみによる変色です!
シリコン樹脂は柔らかい素材のため、汚れを吸収しやすく、付いてしまった汚れはだんだん黄ばんでいく一方なのです。
放置すればするほど、汚れは落ちにくくなるので、最低でも月1回は掃除する必要があります。
変色してしまうと交換するほか方法はありませんので注意しましょう。
黄ばみによる変色を防ぐために!
女性の場合は、化粧品などで特に鼻あてが汚れやすいので、男性よりも劣化変色することが多くあります。
黄ばみであれば、漂白剤を使えば取れるかな?と思って漂白剤を使用することは絶対にやめてください!

かえって劣化を進行させてしまいます!
黄ばみによる変色を防ぐのは、普段からの眼鏡の掃除をこまめに行うことです!
ファンデーションが鼻あてに付いた場合は、鼻あてに緑青が付いた場合の掃除の手順で掃除してください。
その際に、中性洗剤ではなくクレンジングオイルを少量使用してみましょう。
そうすることで、簡単な汚れは流れ落ちます。
私も鼻あてのシリコンがファンデーションで汚れていたので、クレンジングオイルでくるくるこすると簡単に汚れは落ちました!
日々のお手入れが黄ばみを防いでくれる有効な手段ですが、眼鏡の保管方法も大切です。
ほこりや直射日光から守るためにも、眼鏡を使用しない場合は眼鏡ケースに保管しましょう!
シリコン素材は、軟性があって鼻にフィットする点がメリットですが、その反面、経年で変色しやすいので注意が必要ですね。
まとめ

- 眼鏡は必ず先に水洗いをして簡単な汚れを落とし、細かい部分は綿棒か歯ブラシで丁寧に擦る
- 緑青の原因は汗や酸素で、中性洗剤を使用すると汚れが落ちやすい
- ファンデーションなどによる黄ばみ汚れは、クレンジングオイルを使用すると汚れが落ちやすい
- 拭き取りはタオルかティッシュペーパーで丁寧に且つ優しく持ちながら行う
以上が、眼鏡の鼻あての掃除方法と、緑青や黄ばみの落とし方と原因になります。
眼鏡の鼻あての掃除方法や、眼鏡のお手入れがいかに大事か理解していただけましたでしょうか。
眼鏡は大変デリケートですし、鼻あては一番肌に触れる部分なので汚れが付着しやすい部分でもあります。
眼鏡の鼻あてを掃除することで、装着感や使用感に大きな影響が出ますので、これを機に毎日の掃除を習慣化してみてください!そうすることで眼鏡の鼻あても長持ちしますよ!