ガーベラの鉢植えをもらったんだけど、寿命ってどのくらいなのかな?
ガーベラは多年草なので、お手入れをしてあげれば苗自体の寿命は何年も持ちます。咲いたお花の寿命は1〜2週間です。
毎日の水やりや枯れた花や葉の除去、植え替えなどをすれば、ガーベラの寿命を延ばすことができます。
ガーベラはお世話をすれば来年も楽しめるんだね!
我が家も最近、息子が保育園から鉢植えのガーベラを持って帰ってきました。
実は私、植物のお世話が苦手です(笑)でもせっかく息子がもらってきた鉢植えなので、できるだけ長く元気でいてほしいと思い、お世話の仕方を調べてみました。
この記事を読んで、私と一緒にガーベラの鉢植えのお手入れを楽しんでやってみましょう♪
ガーベラの鉢植えの寿命ってどのくらい?
最初にお話ししたように、ガーベラは多年草なので、鉢植えの苗自体の寿命はお手入れ次第で何年も持ちます。開花した花の寿命は大体1〜2週間です。
鉢植えには育てる楽しみがあり、次から次へとお花が咲いてくれたらうれしいですよ!
長くガーベラの花や苗が楽しめたらうれしいですよね。
どんなお手入れをしたら、ガーベラの開花期間や鉢植えの苗の寿命を延ばせるのか具体的なお手入れ方法をお伝えします!
開花期間を延ばすなら肥料と日当たりが大切
ガーベラの花が咲くのは春と夏の2回です。
肥料のあげ方、日当たり、水やり、花がら(枯れた花)取り・古葉取りに気をつければ、長く開花期間を楽しめます。
それではそれぞれの方法についてご説明します。
<肥料のあげ方>
開花期間のガーベラの鉢植えには肥料が必須です。
しっかりと肥料をあげれば、次々と花が咲きますよ。
肥料が足りないと花が咲かなくなってしまうので要注意です。
肥料のあげ方はどうしたらいいの?
液体肥料を10日に1回くらいのペースであげましょう。
窒素が多い肥料だと葉ばかりが茂って、花が咲かなくなってしまうので気をつけてくださいね。
<日当たり>
ガーベラは日光が大好きな花なので、日当たりは重要です。
開花期間は、直射日光の当たらない日当たりのいいところに置きましょう。
1日のうち半日以上日に当ててあげられると理想的ですよ。
<水やり>
毎日のお世話の定番、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりとあげてください。
花や葉に水がかからないように、根元にそっと水やりしてあげてくださいね。
水をあげすぎると腐ってしまうのでこちらも要注意です。
我が家のガーベラは息子がおもしろがってじゃばじゃば水をあげてしまうので、腐ってしまわないか心配です…。
ガーベラは水が多すぎるのを嫌うので、梅雨など雨が続く時期は軒下などに置いてあげるといいですよ!
<花がら取り・古葉取り>
花が枯れたり、葉が枯れたりしたら、そのままにしておいてはいけません。
花や葉が枯れたら根元から手で折るようにして取り除きます。
そうすると新葉やつぼみの日当たりがよくなり、根元の風通しもよくなります。
花茎の途中からハサミで切るのはNGです。
鉢植えの寿命を延ばしたい!丁寧にお手入れしよう!
開花時期が終わったらどんなお手入れをしたらいいのかな?
ガーベラは暑さと寒さが苦手。夏と冬をうまく乗り越えて次の季節にも花を楽しみましょう。
<春の開花時期が終わったら「夏越し」>
ガーベラは高温多湿・直射日光が苦手です。まさに日本の夏そのものですね。
夏場は風通しのよい半日陰に鉢植えを置くようにしましょう。
涼しい室内でもOKですが、日が全く当たらないところではなく、適度に日の当たるところにしてくださいね。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりあげるようにすれば大丈夫。まめにあげすぎるのはNGです。
夏の水やりは涼しい午前中や夕方がおすすめです。
暑い日中にあげてしまうと根が腐ってしまう可能性があります。
<秋の開花時期が終わったら「冬越し」>
ガーベラは冬の寒さも苦手な寒がり屋さん。
霜がついたり凍結してしまったりしないようにしましょう。
鉢植えを屋外に置く場合は、霜がつきにくい軒下に移動したり、カバーを被せたりなどの対策をしてください。
ガーベラは気温が5℃以下になると成長が止まり、0℃になると休眠状態になります。
葉が全て枯れて「死んじゃった⁉︎」と思うかもしれませんが大丈夫です。
根はちゃんと生きているので、暖かい日中に時々水やりをしてあげてください。
冬は水やりの回数は少なめで大丈夫ですよ。
寒さの厳しい地域や霜が心配な場合は、鉢植えを室内に置くのもOKです。
その場合も、日当たりのよい窓辺に置いて日光浴させてあげてくださいね。
花の咲かない夏と冬の管理をきちんとすれば、ガーベラの寿命を延ばしてあげられるんだね!
ガーベラの鉢植えの植え替えや株分けはどうするの?
ガーベラの鉢植えが大きくなって、今の鉢だと窮屈そう。植え替えした方がいいかな?
ガーベラの鉢植えが大きくなってくると、鉢の中で根が詰まってしまいます。
根詰まりしたままだと生育が悪くなるので、その時は植え替えしてあげましょう。
根詰まりしたらガーベラの植え替えをしてみよう!
植え替えは3~4月か9~10月頃がおすすめです。
年1回は植え替えできるといいですね。植え替えの方法は簡単です。
鉢からガーベラの苗を抜いて、根を傷付けないように優しくほぐしながら土を落とします。
今ある苗をそのまま植え替える場合は、ひと回り大きな鉢に移してあげましょう。そうすると苗も大きく立派に成長します。
ガーベラを株分けして鉢植えを増やしてみよう
株分けとは、ひとつの苗を分けて複数の苗に植え替えることです。
鉢を大きくしたくない、鉢植えの数を増やしたい場合は株分けするといいですよ。
株分けの方法は、苗を鉢から出して土を落とした時に、株と株の間を切って新しい鉢に植えます。
株分けも植え替えと同じく3~4月か9~10月頃がおすすめです。
株分けすると花がよく咲くようになります!
株分けして、ガーベラが好きな人におすそ分けしてもいいね!
ガーベラの鉢植えが注意すべき病気ってあるの?
うちのガーベラの鉢植えが最近元気がないんだけど、病気かな?
ガーベラも病気になることがあります。お世話をしていてガーベラに異変があると心配になりますね。
ガーベラがかかる代表的な病気は「うどん粉病」です。
うどん粉病ってどんな病気なの?
うどん粉病は、葉の表面に白いカビがつく病気です。
うどん粉がついたように葉が白くなるのでそのように呼ばれています。
うっすらとついた白いカビが段々とはっきりとした斑点状になり、最悪真っ白になってしまいます。
葉の表面がカビで覆われてしまうので、光合成ができなくなって、生育が悪くなってしまうそうです。
それではうどん粉病について詳しくご説明しますね。
うどん粉病の症状
- 葉の表面に粉をまぶしたように白いカビがつく
- 葉全体が薄灰色もしくは黄色くなる
- 葉が縮れる、枯れる
うどん粉病の対処法
- うどん粉病に効く殺菌剤をスプレーなどでかける
- 初期のうちなら、重曹や酢を水で溶かしたものをスプレーしても効果がある
- 縮れたり変色したりした葉は取り除く
ガーベラの鉢植えが好む環境は、日当たりがよく、湿気の少ないところです。
この条件はうどん粉病の予防にも当てはまります。
うどん粉病の予防方法
- ガーベラの鉢植えは日当たりがよく、かつ風通しのよいところに置く
- ガーベラの根元に葉が密集しすぎないようにする
- 専用の薬剤を定期的にまく
- 肥料のあげすぎに注意する
- 病気になった鉢植えは、病気になっていない鉢植えから遠ざける
その他、ガーベラがかかりやすい病気にはこのようなものがあります。
斑点病 | 葉に褐色や黒の斑点が出る |
灰色かび病 | 葉に褐色の大きなまだら模様が出て、枯れた葉に灰色のカビが生えて腐る |
炭疽(たんそ)病 | 葉に暗褐色の丸い斑点ができ、次第に黒褐色なって広がる |
モザイク病 | 葉に黄色っぽいモザイク状の斑点が出る。ウイルス感染による病気で、一度かかると治らない |
いずれの場合も、日光と風通しに気をつけて、病気の鉢植えは他から遠ざけましょう。
私はカビ全般が見るのも苦手なので、我が家のガーベラはうどん粉病などにならないように気をつけたいと思います。
まとめ
- ガーベラは多年草なので、鉢植えの苗の寿命はお手入れ次第で何年も持つ。開花した花の寿命は大体1〜2週間
- 開花期間を延ばすためには液体肥料を10日に1回くらいのペースであげること、直射日光の当たらない日当たりのいいところに鉢植えを置くことが大切。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりとやる方がよい
- ガーベラの鉢植えの寿命を延ばすには、開花期間後のお手入れが大切
- 春の開花時期が終わったら、夏場は風通しのよい半日陰に鉢植えを置く。水やりは午前中や夕方に土の表面が乾いたらたっぷりあげます。
- 秋の開花時期が終わったら霜がついたり凍結してしまったりしないように鉢植えを霜がつきにくい軒下に移動する、カバーを被せる、室内に置くなどする
- ガーベラの鉢植えが大きくなって鉢の中で根が詰まったら植え替えをする。植え替えは3~4月か9~10月頃がおすすめ
- 鉢を大きくしたくない、鉢植えの数を増やしたい場合は、植え替えではなく株分けするとよい。時期は3~4月か9~10月頃がおすすめ
- ガーベラがかかる病気には、うどん粉病、斑点病、灰色かび病、炭疽病、モザイク病などがある。
- 病気の予防のために日光と風通しに気をつけて、病気の鉢植えは他から遠ざける
我が家のガーベラは6月にいただいたので、すでに開花期間を終えていて夏越しの準備が必要な鉢植えでした。
どうりで花がちっとも咲かない訳でした(笑)
ガーベラの寿命はあなたのお手入れ次第で長くなります。
丁寧にお世話をしてあげると愛着もわいて、次の開花が楽しみになりますね。