洗濯槽をキッチンハイター1本で掃除できる!手順や注意点を紹介

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毎日使う洗濯機、お手入れはされていますか?キレイに使っているつもりでも、どうしても、汚れやカビ、ニオイなどが出てしまいますよね。

洗濯槽の掃除には、洗濯槽専用クリーナーを使われている方も多いと思います。

実は、家にあるキッチンハイターが1本あれば洗濯槽の汚れやカビ、ニオイを取り除く事ができるんです。

キッチンハイターで代用できるなんて、コスパも抜群ですね!

洗濯槽を掃除する時の注意点や、使用量、ドラム式の洗濯機に使えるかどうかも気になりませんか。

そんなあなたに、キッチンハイター1本を使って洗濯槽を掃除する手順などをお伝えしていきたいと思います。

洗濯槽をキッチンハイター1本で掃除できる!

洗濯槽はキッチンハイターが1本あればとてもキレイに掃除できます。

キッチンハイターは漂白・除菌・消臭の効果があり、洗濯槽を掃除するのに最適です。

発生してしまったカビや石鹸カス、皮脂の汚れはキッチンハイターで取り除く事ができます。

どこのご家庭でもキッチンハイターを1本は常備していると思います。

まずは、お持ちの洗濯機が塩素系漂白剤や塩素系クリーナーが使用可能かチェックして下さい。

取扱説明書かメーカーのホームページで確認する事が出来ます。

洗濯機に「槽洗浄」というようなコースはありますか?

あれば、洗濯槽クリーナーの代わりにキッチンハイターを使って「槽洗浄」コースで掃除をする事が出来ます。

そして、取扱説明書通りに進めて下さい。洗濯機が勝手に掃除をしてくれるので、簡単ですね♪

「槽洗浄」コースがない洗濯槽をキッチンハイターで掃除するための手順をご紹介します。

洗濯槽をキッチンハイターで掃除する手順

用意する物は、キッチンハイター1本だけで大丈夫です。周辺掃除用の雑巾などを用意しておきましょう。

はじめる前に、ゴミ取りネットなどの部品は外しておきましょうね。

〈1.洗濯槽にキッチンハイターを入れてぬるま湯をためる〉
洗濯槽を掃除するには、水よりぬるま湯が最適です。

キッチンハイターをお湯10lに対して50mlに薄めて注ぎましょう。粉の場合は50g入れます。

洗濯機の種類 水量
タテ型洗濯機 高水位
ドラム式洗濯機 バケツ一杯ほど

〈2. 洗濯槽を回してつけ置きする〉
洗濯槽を5回ほど回します。脱水はせずに数時間から一晩ほどつけ置きします。

つけて放っておく間に、ゴミや汚れ、カビなどが浮き上がります。

この時に、「槽洗浄」コースがある場合も、通常の洗濯コースで、洗濯機を回しましょう。キッチンハイターとお湯をしっかり混ぜるのが狙いです。

〈3.ゴミを取り除き、洗濯槽を繰り返し回す〉
浮き上がったゴミや汚れ、カビなどを取り除きましょう。

数回洗濯機を回して、そのままつけ置きします。

また、数時間つけ置きする事でさらに、汚れ、ゴミ、カビなどが浮き上がります。それらを丁寧に取り除きましょう。この作業を数回繰り返します。

〈4.排水、乾燥〉
目に見えるゴミはなるべくキレイに取り除きましょう。排水溝が詰まるのを防ぐ事が出来ます。

ゴミを取り除く事ができれば、脱水し排水します。そして、洗濯槽の中を乾燥させます。しっかりと乾燥させる事で、雑菌やカビが繁殖するのを防ぐ事ができます。

洗濯槽に汚れが残っている時は、もう一度回しましょう。これで洗濯槽掃除が完了します。

〈5.はじめに外しておいた部品を掃除〉
せっかくですので、外しておいた部品もキレイに掃除したいですよね。

洗濯槽がキレイになっても、部品が汚れたままだと、洗濯物についてしまいニオイの原因にもなります。

ゴミ取りネットやフィルター、洗剤投入口のケースなどをぬるま湯につけておきましょう。洗濯機のふたや、ゴムパッキンなどの裏も汚れがたまりやすいです。

雑巾や軍手などで拭き取ればキレイになりますよ。

以上の手順で、洗濯槽をキッチンハイターで掃除してみて下さい。とてもキレイになり、次の日のお洗濯がとても楽しくなります♪

キッチンハイター1本で掃除できちゃうなんて、手軽だわ

キッチンハイターの効果

漂白・除菌・消臭の効果があります。キッチンハイターの効果について簡単にご説明したいと思います。

キッチンハイターは次亜塩素酸ナトリウムが主成分となります。

この次亜塩素酸ナトリウムには食中毒やノロウィルス、コロナウィルスなどにも効果があると言われています。

強い除菌力がありますので、台所用の漂白剤として長年重宝されています。

そのキッチンハイターを使って洗濯槽を掃除すれば、カビや強いウィルスなども除菌する事ができるんですね。

消臭効果もあるので、生乾きなどのニオイにも効果があります。

キッチンハイターで汚れやかび、ニオイをしっかり落とした後の洗濯槽で洗濯物を洗えば安心ですね。

キッチンハイターと洗濯槽クリーナーの違い

キッチンハイターは、ステンレス製の洗濯槽には使えません!塩素系の漂白剤をステンレスに使うとサビや傷みの原因となります。

洗濯槽クリーナーは、塩素系を主成分としていますが、防サビ剤などが配合されています。そのため、ほとんどの洗濯機に対応できます。

キッチンハイターはステンレス製の洗濯機には使用しないようにしましょう。洗濯槽クリーナーの代用という考え方が正しいと思います。

種類 成分
キッチンハイター 水(溶剤)
次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)
水酸化ナトリウム(アルカリ剤)
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(界面活性剤)
塩素系洗濯槽クリーナー 水(溶剤)
次亜塩素酸(酸化剤)
水酸化ナトリウム(アルカリ剤)
アルキルアミンオキシド(界面活性剤)
ケイ酸塩(防サビ剤)
酵素系洗濯槽クリーナー  水(溶剤)
過酸化ナトリウム(発泡剤)
炭酸塩(アルカリ剤)
ケイ酸塩(防サビ剤)
アルカノイル・オキシベンゼン・スルホン酸ナトリウム (界面活性剤)
硫酸塩(安定化剤)
香料


こう見てみると、キッチンハイターと塩素系洗濯槽クリーナーはほぼ同じ成分ですね。防カビ剤が入っているかどうかの違いです。用途に合わせたいですね。

塩素系洗剤と酵素系洗剤の違い

キッチンハイターや塩素系洗剤は「次亜塩素酸ナトリウム」、酵素系洗剤は「過酸化ナトリウム」が主成分となります。

キッチンハイターや塩素系洗剤は殺菌力が強くカビや雑菌に絶大な効果を発揮してくれます。

酵素系洗剤は殺菌力は弱めです。しかし、強力な発泡力で汚れやカビを落としてくれます。

キッチンハイターや塩素系洗剤と一緒に比較されやすいのが酵素系洗剤です。

比較ができれば洗濯槽の掃除の幅も広がると思いますので、説明したいと思います。

塩素系洗剤

  • 次亜塩素酸ナトリウムが主成分
  • 強力な殺菌力と洗浄力
  • 目に見えないカビや汚れに強く、菌を徹底的に分解して除去
  • 短時間のつけ置きで効果が出る
  • 刺激臭がある(プールのにおい、鼻にツンとくるにおい)
  • 肌を溶かしてしまうほど刺激が強く、直接触れると肌荒れの恐れがある

酵素系洗剤

  • 過酸化ナトリウムが主成分
  • 強い発砲力があり、カビや汚れを浮かして剥がし落とす
  • 塩素系より殺菌力と洗浄力がやや弱い
  • 長時間つけ置きする事で、汚れをしっかりと落とす
  • 浮かした汚れを取り除く作業が必要(途中で扉を開ける事ができないドラム式は使用不可のものがある)
  • ニオイがなく、皮膚や体、洋服などにも優しい

酵素系は長時間のつけ置きによってカビや汚れを落とします。さらに、浮かした汚れを取り除かなければならないので、手間がかかります。

ただ、ニオイもなく人体にも影響がないので小さなお子様やペットがいるご家庭には優しくて安全かもしれませんね。掃除の頻度をあげる必要性もありますね。

素早く強力に汚れを落としたい場合は、キッチンハイターや塩素系の洗濯槽クリーナーをオススメします。

キッチンハイターとハイターの違い

キッチンハイター(台所用)とハイター(衣料用漂白剤)の違いは、洗浄成分が含まれるか含まれていないかの違いになります。

キッチンハイターには洗浄成分である界面活性剤が配合されています。漂白だけでなく、軽い汚れを落とせます。大きな違いはこの点です。

どちらも主成分は塩素系の「次亜塩素酸ナトリウム」です。

余談になりますが、メーカーは、衣類用にキッチンハイターを使う事を推奨していないようです。台所用にハイターを使用する事に問題はないとの事です。

用途別に使い分けるのが一番オススメです。

洗濯槽の掃除には、カビや汚れに強く洗浄成分が配合されているキッチンハイターがオススメです。

キッチンハイターには洗浄成分が配合されているんだね

洗濯槽の掃除に使うキッチンハイターの量は?

洗濯機の取扱説明書に書いている量を必ず確認して下さい。一般的には、洗濯槽の掃除に使うキッチンハイターの量は、「10lにつき50ml」ほどです。

洗濯機の満水時による水量で変わります。例えば、8kgの洗濯機は満水量が62リットルほどになります。キッチンハイターは300ml強入れる計算になります。

キッチンハイターの使用量は洗濯機の容量で変わります。そのため、水の量に合わせてしっかりと調整して下さいね。

洗濯槽をキッチンハイターで掃除した後の汚れの落ち具合を目安にしましょう。

満水になってからキッチンハイターを入れると、周りに飛んでしまう恐れがあります。お水を入れる前に洗濯槽にキッチンハイターを入れる事をオススメします。

水の量で違うんだにゃ~

汚れがひどい時

オススメなのが、キッチンハイターや塩素系で掃除した後に、酵素系の洗濯槽クリーナーを使う事です。さらに汚れが剥がれ落ちるようです。

除菌や殺菌には塩素系が強く、しっかりとした汚れを落とすには酵素系が強いです。

違う効果がありますので、2種類の洗濯槽クリーナーの効果を理解しながら、上手く活用しましょう。定期的にお掃除していきたいですね。

私は実はお掃除が大好きなんです。なので、塩素系で洗濯槽を掃除した後に、酵素系で掃除をします。

掃除を始めた時は、こんなに汚れているなんて!!と驚いた事もありました。

こまめにしていると、そんなに汚れやカビなども浮いてこなくなります。気持ちいいですよ♪

掃除の頻度

最低でも1年に1度は洗濯槽の掃除をするべきだと思います。できれば、1~2ヶ月に1度ほどのペースで定期的に洗濯槽の掃除をするのが良いでしょう。

洗濯槽の掃除はどのくらいのペースですればいいのか気になった事はありますよね。

洗濯機は毎日使う物です。汚れやカビがついている洗濯槽で洗っても本当にキレイに洗えているか不安になってしまいますよね。

一人暮らしなのか、家族で暮らしていて子供さんが毎日汚して帰ってくるのかで洗濯機の使用頻度も変わります。それぞれ調整してみて下さいね。

掃除後のニオイとカビや汚れの予防対策

キッチンハイターで洗濯槽をキレイにした後のニオイ・カビ・汚れの予防対策は下記7点となります。

  • 月1~2回程度洗濯槽をキッチンハイターでこまめに掃除する
  • 乾燥機能付き洗濯機は必ず乾燥運転を行う
  • 乾燥機能がない洗濯機は、使用した後にふたを開けておき通気性をよくする
  • ドラム式は水気が残りやすいので、乾いたタオルなどでドラム内をから拭きする
  • 洗濯槽に汚れた洋服などを入れたままにしない
  • 粉の洗濯洗剤は残りやすく、カスなどが汚れの原因になるため、使用量を守る
  • 浴室や室内に設置している場合は、換気扇を回したり窓をあけたりして換気をする

予防策をきっちりしておくだけで、洗濯槽が汚れにくく、雑菌もたまらないので安心ですよね。月1~2回の洗濯槽の掃除と普段の予防策で清潔に洗濯機を使えますね。

乾燥させればいいんだね、やってみるよ

注意点として、小さなお子様がいる時は、事故の危険があるので掃除後はふたを閉めましょう。

洗濯槽をキッチンハイターで掃除する時の注意点

キッチンハイターを使って洗濯槽を掃除する時の注意点は4点ほどあります。

  • 塩素系漂白剤であるキッチンハイターに酸性洗剤を混ぜるのは危険
  • 塩素系の洗剤が使用できるかの確認
  • 必ず換気をする事
  • 必ずゴム手袋をする事

注意点を守らないと体に悪影響を与えることがあります。そうならないためにも、1つずつ詳しく見ていきましょう。

塩素系漂白剤であるキッチンハイターに酸性洗剤を混ぜるのは危険

キッチンハイターは塩素系の漂白剤となります。

塩素系の漂白剤に酸性の洗剤などを混ぜてしまうと、塩素ガスが発生します。大変危険です。

人体に影響がありかなり有害です。命の危険に関わる可能性もあります。一緒に使用する事は絶対に避けて下さい

本体にも「まぜるな危険」という表示が大きくでていますね。

もし、混ざってしまった時は、塩素ガスを吸わないようにその場から離れて下さい。目やのど、皮膚などに痛みや刺激があるようでしたら、速やかに病院に行きましょう。

万が一、手や皮膚についてしまった時は素早く水で洗い流して下さい。

塩素系の洗剤が使用できるかの確認

キッチンハイターなどの塩素系の漂白剤が使えない洗濯機があります。使う前に必ず、塩素系の漂白剤が使えるか確認しましょう。

メーカーによっては、「塩素系漂白剤は絶対に使用しないで下さい」と禁止している所もあります。洗濯機の取扱説明書に明記されていますので必ず確認して下さい。

洗濯機に合った洗剤を使う事が一番大切です。キッチンハイター不可の洗濯機に使用してしまうと、洗濯槽を傷めてしまう可能性があります。

洗濯槽をキレイにするつもりが、壊れてしまったらどうしようもないですよね。注意して下さいね。

必ず換気をする事

キッチンハイターは塩素なので、ツンとした鼻を刺激するようなニオイがあります。嗅いだ事があるかと思いますが、とてもキツくて強いニオイですよね!

少し嗅いだだけでも頭痛や気分が悪くなったり、体調を崩してしまったりする事もあると思います。

洗濯槽をキッチンハイターで掃除する時の注意点は、必ず換気扇を回して窓も開けて下さい。

常に風通し良く、換気している状態で掃除をしましょう。マスクをするのもオススメです。

必ずゴム手袋をする事

キッチンハイターや塩素系の漂白剤を直接触ってしまった事はありますか?ヌルヌルしていますよね。

これは、液体がヌルヌルなのではなく皮膚のタンパク質が溶けてヌルヌルしているんです。

キッチンハイターは皮膚を溶かしてしまうほど強い洗剤という事がわかりますね。

そのため、必ずゴム手袋をつけましょう。手や皮膚を守ってあげる事が大切です。

洋服などにキッチンハイターが付かないようにエプロンをするのも良いですね。

新しい洗濯機の場合は、キッチンハイターより、塩素系洗浄剤など専用のものを使う事をオススメします。

注意点としては、万が一故障した場合にメーカーの保証が受けられない場合があるようです。

ドラム式の洗濯槽はキッチンハイターで掃除できる!

ドラム式の洗濯槽には、キッチンハイターや塩素系の洗浄剤がオススメです。酵素系漂白剤やオキシクリーンなどは、ドラム式洗濯機に使わないようにしましょう。

酵素系の洗濯槽クリーナーを避けるべき理由

  1. 水量が少ないため、均一に洗濯槽のつけ置き洗いができない
  2. 時間が立つと自動で排水してしまうため、つけ置き洗いができない
  3. 途中でふたを開ける事が出来ないため、汚れやカビをすくい取る事ができない
  4. 泡立ちすぎると故障する恐れがある

上記の理由があるため、ドラム式の洗濯槽掃除にはキッチンハイターや塩素系がオススメとなります。

キッチンハイターは短時間で、殺菌・除菌・消臭、汚れを落としてくれる効果があります。

少ない水量でも、時間が来て排水されてしまっても、問題なく洗浄できるのがキッチンハイターや塩素系クリーナーとなります。

ドラム式の注意点としては、水量が少ないので、「10リットルにつき50ml」を基本として計算して下さいね。

折角の掃除ですので、ドラム式の洗濯洗剤を入れる投入口をブラシなどで洗いましょう。ゴムパッキンの裏をぞうきんやタオルで拭いておくと、キレイになりますよ。

ドラム式にはキッチンハイターや塩素系洗濯槽クリーナーがオススメなのね

まとめ

  • 洗濯槽をキッチンハイター1本で掃除する事ができる
  • 洗濯槽をキッチンハイター1本で掃除する時は、キッチンハイターを入れてぬるま湯でつけ置きし、ゴミや汚れなどを取りながら繰り返し洗濯槽を回す
  • 排水後しっかり乾燥させる事で雑菌カビの繁殖を予防できる
  • キッチンハイター次亜塩素酸ナトリウムが主成分で漂白・除菌・消臭の効果があり菌やウィルスに効果絶大
  • 洗濯槽をキッチンハイターで掃除するときの量は、取扱説明書を確認するか、一般的には「10lにつき50ml」ほどで、満水量による
  • キッチンハイターの使用注意点は、酸性洗剤を混ぜない、洗濯機への使用可能かの確認、換気をする、ゴム手袋をするの4点が重要
  • ドラム式洗濯機の洗濯槽もキッチンハイター1本で掃除する事ができる

キッチンハイター1本で手軽に洗濯槽の掃除ができる事がわかりました。汚れたままの洗濯槽で、洗濯物を洗ってもキレイになった気がしませんよね。

1,2ヶ月に1回でも掃除をすれば常に清潔な洗濯機を使う事ができます。

これを読んで下さったあなたも、ぜひチャレンジしてみて下さいね♪ありがとうございました。