あの人ってなんだかいつもいい匂いがするのよね。
あなたの周りにも、このような人はいらっしゃいませんか?
体臭がいい匂いなのは生まれつきもありますが、ホルモンバランスや年齢、家の香りや柔軟剤の香りなど、様々な原因があります。
また、若い女性の体臭がいい匂いなのは生まれつきのもので、気のせいではないのです。
毎日食べている食べ物も体臭に大きく関係しているので、体臭をいい匂いにさせたいのであれば食生活の見直しも重要なポイントになります。
体臭は生まれつきいい匂いではなくても、努力次第でいい匂いに近づけることができるのです!
この記事を読めば、体臭をいい匂いに近づける方法といい匂いを保つ方法が分かりますよ。
それでは、それらの方法について、これからお伝えしていきますね。
体臭がいい匂いなのは生まれつき?そのメカニズムとは
先にお伝えした通り、体臭がいい匂いなのは生まれつきもありますが、ホルモンバランスや年齢、家の香りや柔軟剤の香りなど、様々な原因があります。
もしあなたが体臭をいい匂いにさせたいと思われているなら、まずはその原因を知り、出来ることから始めていきましょう。
いい匂いと周りから言われているあなたも、原因を知ればその香りを保つ方法が分かりますよ。
また、生まれつき体臭がいい匂いでも、様々な原因でそのいい匂いはなくなっていくこともありますので注意が必要です。
逆に、生まれつき体臭がいい匂いではなくても、体臭をいい匂いにさせる方法を知っておくと、体臭をいい匂いに近づけることができるでしょう。
まずここでは、体臭のメカニズムについてお伝えしていきますね。
いい匂いと言われるのはなぜ?家や柔軟剤の香りかも
もしあなたが、香水やボディクリームをつけていないのにいい匂いがすると言われるなら、それは家や柔軟剤の香りがいい匂いなのかもしれません。
その家の住人には当たり前すぎて感じない匂いでも、他人からはその匂いを嗅(か)ぎとれることが多いのです。
また、柔軟剤の香りは割と残るので、その香りがついた衣服を身につけていれば、自然と柔軟剤の香りが体につきます。
生まれつきの体臭ではありませんが、いい匂いをさせたいのであれば柔軟剤に気を遣ってみるのも一つの手段です。
一般的にいい匂いと感じられやすいのは、石けんや花の匂いなので、そういう柔軟剤を試されてみると良いと思います。
いい匂いなんだけど、少しきついのよね…。
体臭をいい匂いにさせたくて、香りのきつい柔軟剤を選ぶと、このようなことを周りに感じさせてしまうかもしれません。
クセのないさわやかな香りの柔軟剤がおすすめですよ。
この場合、体臭の正体は生まれつきのものではありませんが、柔軟剤の香りは家中に巡ります。
赤ちゃんの時からその匂いの中で育っていれば、ある意味生まれつきの匂いとも言えるでしょう。
体臭をいい匂いにするためには汗をかくことも大切
生まれつきの体臭を維持するためには、運動をして汗をかくことも重要なポイントです。
汗をかいたら汗くさくなるんじゃない?
実は、汗は分泌されてから表皮に出るまでの間にろ過されるので、基本的には無臭です。
しかし普段汗をかかない人は、このろ過機能がうまく働かないため、ニオイが強くなりやすいと言われています。
ですので、普段から汗をかく習慣がある人のほうが、体臭がいい匂いになりやすいと言えます。
体臭をいい匂いにするために、そして生まれつきのいい匂いを維持するためには、適度な運動が必要なのです。
でもやっぱり、私の汗って臭い気がするのよね…。
そうお悩みのあなたに、もう少し詳しく説明していきますね。
汗をかく習慣をつけることで体臭がいい匂いになる!
汗からはフェロモンが出ているので、汗をかくことは異性からモテる秘訣とも言えます。
汗が出てくるところは汗腺といわれています。そして汗腺は「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2つの汗腺が存在しているのです。
「エクリン腺」は全身に分布しており、「アポクリン腺」は主に脇の下や足などのジメジメしやすいところにあるといわれています。
「エクリン腺」から分泌される汗は、運動した時などにかくサラサラとしたものなので、基本的には無臭です。
臭いの元になっているのは「アポクリン腺」から分泌される汗になります。
しかもその臭いの原因は汗ではなく、排出されなかったタンパク質や脂質などの体内の老廃物なのです。
体内にある老廃物は、腸からだけではなく皮膚からも排出されます。そしてそれが体臭となって出てくるというわけです。
これらは皮膚常在菌と言われるもので、高温多湿の環境が大好きです。ですので、脇の下や靴下の中の足などに生息しています。
つまり、そこから分泌される汗が臭いのは、汗ではなく「皮膚常在菌」が臭いからなのです。
ですので、脂(あぶら)っこい食べ物をなるべく控えて、水分をよく摂り老廃物を溜め込まないようにしていれば、臭いは少なくなっていくと思います。
「汗臭くなるからイヤだな」と思って汗をかかないようにしていると、汗腺のろ過機能が働きにくくなり、ますます汗臭くなってしまいますよ。
特に女性はホルモンバランスの関係で、男性に比べて生まれつき体臭がいい匂いである傾向が強いそうです。
汗をかく習慣をつければ、さらにいい匂いになりますよ!
体臭をいい匂いにするためにはストレスを溜めないこと
体臭を悪化させる原因は、ストレスによるものも大きいと言われています。
体に適度な緊張感を持たせられる程度のストレスなら良いのですが、常に緊張状態にあると、生まれつきの成分の分泌も減少してしまう可能性が高いのです。
実は、人はストレス状態になると硫黄のようなニオイの「皮膚ガス」を発生させます。
例えば緊張する場所に行く時や仕事中のトラブル発生時などにイヤな汗をかいた時、自分が臭いと感じたことはありませんか?
好きなことばかりをしているわけにもいきませんが、このようにストレスを感じることが多いと、体臭をいい匂いにさせることは難しいといえます。
若い女性は生まれつき体からいい匂いを出すことができますが、ストレスの多い生活を送っていると、たとえ若くてもいい匂いをさせられないこともあるのです。
体臭をいい匂いに近づけるには、生まれつきの成分を維持するためにストレスを上手に発散させることが重要なポイントになります。
例えば、緊張する場所へ行くときは、その日の終わりにおいしいものを食べに行くなど、何かテンションを上げられるご褒美を用意しておくと良いと思います。
ストレスと上手に付き合っていくことで、体臭をいい匂いに近づけることができるのです。
あの人はいつも感じが良いわ。
体臭を悪化させないような食生活を意識して、適度に運動し、ストレスをため込まないようにしていれば、きっとあなたもあこがれの対象となりますよ!
体臭がいい匂いになる食べ物がある?食生活を改善!
体臭がいい匂いになる食べ物は、腸内環境をよくする食べ物です。つまり腸内環境を整えることが、体臭をいい匂いにするポイントになります。
便秘体質だったり脂っこいものを好んで食べていたりすると、体内の老廃物をうまく排出(はいしゅつ)できないので、体臭となって出てくることもあるのです。
もしあなたが、ご自分の体臭をいい匂いにさせたいのでしたら、普段の食べ物の内容を見直してみると良いですよ!
では普段の食べ物をどのように見直していけば体臭をいい匂いにできるのか、これからお伝えしていきますね。
体臭がいい匂いになるために食べるべきものとは
体臭をいい匂いにするためには腸内環境を良くすることが一番良い方法です。そのために食べたほうが良い食べ物は、「抗酸化食品」と「発酵食品」になります。
抗酸化食品とは、ビタミンCやポリフェノール、β-カロテンやオレイン酸などの栄養素が含まれた食品のことを指します。
ビタミンCが含まれている代表的な食べ物としては、ピーマンやブロッコリー、キャベツなどの緑黄色野菜が挙げられます。
特にこの3つの食べ物は、火を通してもビタミンCを多く含んでいるので、加熱調理して気軽に食べることができるのです。
ピーマンもキャベツもブロッコリーも、一年を通じて手に入りやすい食材ですよね。
クセもあまりないので、他の野菜と組み合わせて調理しやすいと思います。
ちなみにブロッコリーは、電子レンジ加熱のほうがビタミンCをあまり損なわずに食べることができますし時短にもなるのでオススメです。
また、「ヨーグルト」や「納豆」などの発酵食品は腸内環境を良くするのに効果的です。
体臭をいい匂いにさせる抗酸化食品と発酵食品を積極的に取り入れることで、体の内側からキレイになり、若々しさも保つことができます。
さらに、体臭をいい匂いにする為には調理する油にも気をつけた方が良いでしょう。
オススメは、オレイン酸が多く含まれているオリーブオイルです。
抗酸化食品と発酵食品を積極的に取り入れて腸内環境を良くしていくことが、体臭をいい匂いにさせる秘訣と言えます!
体臭をいい匂いにさせるために避けるべき食べ物
体臭をいい匂いにさせたいなら、酸化した油脂を使った食べ物は避けましょう。
例えば、前日に作った揚げ物の残りなど、大量の油を使った食べ物で時間が経ってしまったものは、避けた方が賢明です。
油は、空気に触れることで酸化していくので、できるだけ調理したての食べ物を食べたほうが良いのです。
でも、食べきれないし捨てるのはもったいないわ。
しかし「これを食べたら体が酸化して体臭が臭くなるかも」と考えてみたらいかがでしょうか?
もったいないと思っていたあなたも、食べることに抵抗が出てくるのではないかと思います。
ただ、確かに食べ物を捨てるのはもったいないので、食べ切れる量を調理しましょう!
体臭をいい匂いにさせるためには、特別な食べ物を用意する必要はありません。
スーパーなどで購入できる食べ物ばかりだと思います。
また、体臭が気になるからといって高いサプリメントなどを購入するのも悪くはないですが、普段の食生活を見直さないと意味のないものになってしまいます。
夕飯の残り物は極力出さないように、その日のうちに食べきることを意識してみましょう。
たったそれだけのことで、体臭を悪化させないようにすることができますよ!
「体臭をいい匂いにさせたい!」と思ったら、食生活を見直してみましょう。
体臭をいい匂いにする食べ物は加齢臭の予防にも!
体臭をいい匂いにするためには体を酸化させないことが重要なポイントになります。
そしてそれは、年齢と共に気になってくるあの匂い…「加齢臭」の予防にもつながってくるのです。
加齢臭は主に中年の男性に使われる表現ですが、中年の女性も油断はできません。
加齢臭の元となるものは、「ノネナール」というニオイ物質です。
年を重ねるにつれて皮膚の酸化が進んでいくと、体内で「ノネナール」というニオイ物質が生成されます。
女性の場合、体臭は元々いい匂いの傾向が強いので、男性に比べると加齢臭は気にされていない女性が多いかもしれません。
しかしノネナールは男性女性に関係なく発生するニオイ物質なので、女性も無関係ではないのです。
体臭をいい匂いにさせる食べ物を積極的に取り入れることは、実はこの加齢臭の予防にもつながります。
酸化した油脂を使った食べ物は食べないほうが良いということは、以前にお伝えしましたよね。
これは、酸化した食べ物を食べることで体の酸化が進み、ノネナールというニオイ物質を発生させることを防ぐためという意味も含まれているのです。
「抗酸化食品や発酵食品を食べること」と「酸化した油脂が使われた食べ物は食べないこと」を意識することが、体臭をいい匂いにさせる必須条件といえます。
これくらいならできそう!
すぐにできることばかりですので、気軽にやってみてください。きっと何かしらの変化が出てきますよ!
体臭をいい匂いにさせるには飲み物選びも重要
体臭をいい匂いにさせたい!
体臭をいい匂いにさせるには、食べ物だけではなく飲み物に気をつけることも重要なポイントになります。
せっかく体臭をいい匂いにさせるような食べ物を食べていても、飲み物が甘いジュースや砂糖たっぷりの炭酸ジュースでは意味がなくなってしまいます。
砂糖を摂りすぎると体は酸性に傾きやすくなるからです。
人の体臭は食べ物や飲み物に気をつけると、体の内側からかなり変わっていきます。
それでは、体臭をいい匂いに近づけるための飲み物について、これからお伝えしていきますね。
体臭をいい匂いに近づけるための飲み物3選!
体臭をいい匂いに近づけるために飲んでおきたい飲み物は次の3つです。
●緑茶
実は緑茶にはカテキンやタンニンというポリフェノールが含まれています。ポリフェノールには消臭成分があり、抗酸化作用もあるのです。気になる汗の臭いを抑える効果もあります。
●紅茶
紅茶には利尿作用があります。便秘体質で体の中に老廃物を溜め込みやすい場合に効果的です。利尿作用で老廃物を排出できるようになりやすくなります。
●豆乳
豆乳には大豆ポリフェノールが含まれています。緑茶と同じく体臭予防に効果的です。砂糖などで加工されていない無調整豆乳がオススメです。
緑茶や紅茶は、普段の食事にも取り入れやすいと思います。
体臭をいい匂いにさせる効果だけではなく、美肌効果も期待できそうです!
また、どれもスーパーなどで手軽に手に入れることができる飲み物ばかりですよね。
体臭をいい匂いに近づけて美肌になるために、普段の飲み物も変えてみてはいかがでしょうか?
まとめ
- 生まれつきいい匂いと言われるのは家や柔軟剤の香りも原因の1つ
- 家の匂いはある意味生まれつきの匂いとも言える
- 女性はホルモンバランスの関係で男性よりも生まれつきいい匂いがしやすい
- 体臭をいい匂いにさせるには汗をかく習慣をつけることとストレスと上手に付き合うことが重要
- 体臭をいい匂いにする食べ物は腸内環境をよくする食べ物であり腸内環境を整えることが体臭をいい匂いにするポイント
- 体臭をいい匂いにするための食べ物は抗酸化食品と発酵食品
- 体臭をいい匂いにするために避けるべき食べ物は酸化した油脂を使った食品
- 体臭をいい匂いにさせるには飲み物にも気をつけることが大切
- 体臭は食べ物と飲み物に気をつけることで体の内側から変わってくる
- 体臭をいい匂いに近づけるための飲み物は「緑茶」と「紅茶」と「豆乳」
いかがでしたか?体臭をいい匂いにすることは、それほど難しいことではないのです。
体を酸化させないこと、ストレスと上手に付き合うことで体臭を悪化させることもなく心穏やかに過ごすことができます!
あなたのこれからの生活が、より明るく楽しいものになりますように。