お出かけ用に新しいバックを買ったのに使おうと思ったら変な臭いがする…。
購入した合皮(フェイクレザー)のバックを開けてみたらボンドやビニールの臭いがした、合皮の靴が石油やシンナーのような臭いがキツくて履いていけない…。
せっかく買ったのに臭いが気になってタンスにしまったままなんて悲しいですよね。
私も子供の行事用に購入したバックの臭いが嫌で当日は違うバックで行った経験があります。
合皮の臭い取りにはドライヤーを使うのがおすすめです。お酢や重曹でも臭い取りができますよ!
ドライヤーで臭いが取れるなんて驚きですよね。合皮には本革と違ってお手入れがしやすく、水に強いメリットがあります。
この記事を読んでドライヤーを使った臭い取りをマスターしちゃいましょう。
合皮の臭い取りはドライヤーを使おう!使い方を紹介!
気になる合皮の臭い取りにはドライヤーを使うのがおすすめです。
やり方はとても簡単で、ドライヤーの温風を合皮製品の表面にあてるだけです。
注意することは、ドライヤーを表面から10センチほど離して風を当てることです。
合皮は天然素材のものと違い寿命が短く熱のダメージをとても受けやすいです。
すぐに合皮のバックを使いたいとき、せっかちな私は早く臭いが取れるようにドライヤーを近づけすぎてしまいそうです。
急いで臭い取りしたいからといって至近距離や長時間当ててしまうと変色したり、破損してしまう原因にもなります。
必ず表面からドライヤーを10センチほど離していただき、満遍なく当てるようにしてください。
そうすることで簡単に合皮の臭い取りをすることができます。
ドライヤーを当てるだけならとても簡単ですぐに試すことができますね。ご家庭にあるので、手軽にやってみることができます。
合皮の臭い取りにドライヤーが効果的な理由を解説!
どうして合皮の臭い取りにはドライヤーが効果的なの?
合皮は化学物質でできているのですが、揮発性の化学物質になります。
揮発性なので徐々に臭いが発散するのですが、気になる臭いをじっと我慢するのは嫌ですよね。
そこである程度の高温の風を出し続けられるドライヤーが簡単で効果的なのです。
そもそも新品なのになぜビニールや石油の臭いがしてしまうのでしょうか。原因をご説明していきますよ。
合皮の臭いの原因とは
臭いの原因は製造工程にあります。合皮は天然素材と違い化学物質で作られており、人工素材になります。
ちなみに合皮とは合成皮革の略で、製造の仕方は布地をベースとしその上に合成樹脂を塗り、表面のみを天然の革に似せた人工素材のことです。
この合成樹脂は、ほとんどがポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂を使用しており、そのためビニールのような臭いがしてしまいます。
またポリウレタン樹脂の原料は石油で、製品に原料の臭いがまだ残っているためシンナーのような臭いがしてしまうのです。
これらの製造工程で臭いが混ざり合うことで合皮の嫌な臭いの原因となっているのです。
どんな合皮製品でもドライヤーで臭いを取ることができる?
原理は同じですので、合皮や合皮を多く使用してあるものならドライヤーの温風が臭い取りに効果的です。
天然素材と違い、雨や水に強くお手入れがしやすいメリットがある合皮。
鞄や靴、ソファや車のシートなどでも使っている人は多いのではないでしょうか。
本革に比べて値段がお手頃なので、シックなコーディネートに革製の小物を取り入れたいとき手軽に購入できそうだと思います!
天日干しはNG
合皮製品を直射日光に当ててはいけません。臭い取りの方法で天日干しが効果的なのもありますが、合皮製品ではしてはいけません。
合皮は紫外線に弱いため直射日光に当てると劣化の原因になってしまいます。
窓辺に合皮のソファを置いて、気づいたら変色していたことはありませんか。
これは紫外線でソファの染料である化学物質が分解されてしまうからです。
一度日焼けしてしまうと汚れのように落とすことは難しいよ。
気に入って購入したソファならできるだけ長く愛用したいですよね。
もし外の空気にさらしたいのであれば、直接日光が当たらない日陰を選んであげるといいでしょう。
日陰干しの場合は数日干してあげると少しずつ臭いが取れてきます。
合皮の臭い取りには重曹やお酢を使った方法も!!
購入したばかりのバックに温風をかけるのはちょっと…。
子供が昼寝中だからドライヤーの大きい音はだせない…。
ドライヤーを使ってもまだ臭いが気になったり、温風をかけることに抵抗がある。
今は大きな音が出るドライヤーは使えない時ってありますよね。
そんな時は重曹やお酢を使った方法を試してみてください。使い方を詳しくご紹介しますね♪
重曹を使って臭い取りをしよう!
重曹はお掃除で使うイメージが多いかもしれませんが、消臭効果としても有名ですよね。
合皮の臭い取りにも効果的なのでご紹介します。
- ごみ袋などの大きいビニール袋に合皮製品を入れる
- 重曹をハンカチなどの布に包み、重曹が漏れてこないように輪ゴムなどで縛る
- 合皮製品の中に重曹を包んだ布を入れてビニール袋の口を縛り、数日間置いておく
重曹はとても細かい粒子なので直接振りかけてしまうと隙間に入ってしまい掃除する時に大変です。
複雑なデザインのバッグなどは隙間に入りやすいです。私のバッグはポケットがたくさんついているので、重曹が入りやすく気を付ける必要がありそうです。
袋の中に入れたら合皮製品に新聞紙をかけたり、重曹を入れたハンカチを紙で包むと重曹がつきにくくなりお手入れが楽になりますよ。
お酢を使って臭い取りをしよう!
お酢に含まれる酸は消臭効果があるといわれています。
そこでお酢を使って合皮の臭いを拭き取ってみましょう。
- お酢を水で5倍に薄める
- 布に含ませて固く絞り合皮製品を拭く
我が家は重曹を使わないのですが、お酢なら冷蔵庫にストックしてあるのでこの方法ならできそうです♪
ただし変色や染みになってしまう可能性がありますので、最初は目立たないところで試してみるといいでしょう。
まとめ
- ドライヤーで合皮の臭い取りする方法は、合皮製品の表面から10センチ離して温風を当てること
- 合皮は揮発性の化学物質でできているためドライヤーの温風を当てることにより臭いを吹き飛ばすことができる
- 合皮製品は紫外線に弱いので直射日光の当たる天日干しをしてはいけない
- 重曹で臭い取りをするやり方は、大きいビニール袋に合皮製品と重曹を入れて数日置いておく
- お酢で臭い取りをするやり方は、お酢を水で5倍に薄めて布に含ませて固く搾り合皮製品を拭く
ドライヤーを使えば手軽に臭い取りできることがわかりましたね。
今まで臭いのせいで合皮を選ぶのを諦めていた人もこの方法で悩みを解決できるはずです。これから選ぶときの選択肢が広がりますね。