生活必需品の冷蔵庫。1台じゃ足りなくて2台持ちのご家庭もあるのではないでしょうか?
最近あまり冷えない気がする…。そういう時は注意が必要です。
冷えない原因は冷蔵庫に霜がついているからかもしれません。霜を取るには電源を切って霜が溶けるまで数時間から1日程放置するだけで解決します。
放置するだけで解決!?
冷蔵庫が冷えない状態で、そのまま使い続けることはおすすめしません。
電気代が高くなりますし、他の部品にも負担がかかって結局買い直すことになってしまうからです。
冷蔵庫の電源を切って放置するだけで直るなら冷蔵庫の買い替えも遠のきますし、やってみる価値はありますよ!
今回は冷蔵庫の霜の取り方や原因、また霜以外での冷えない原因と対処法について調べてみました。それでは詳しく紹介します。
冷蔵庫が冷えない原因が霜なら電源オフにして放置!
冷凍室は冷えているけど、冷蔵室が冷えないんだよね。なんでだろう?
冷蔵庫が冷えない原因の一つとして霜がついているということがあげられます。霜がついてしまったら、早めに霜取りをしましょう!
冷蔵室だけが冷えない時は、送風口に霜がついてしまっている可能性があります。
冷蔵庫の送風口に霜ができてしまうと、せっかく排出される冷風も通り道が狭くて庫内に上手に行き渡らなくなり、冷気が循環しません。
冷気が循環しないということは冷蔵庫がもっと冷やそうとして電力を使い、電気代が上がってしまいます。
そこで誰でもできる冷蔵庫の霜取りの方法を紹介します。この霜取り方法ならわざわざ業者を呼ばなくても、ご自身でできるので試してみてください。
冷蔵庫の電源を抜いてから放置する
冷蔵庫は電源が入った状態だと、ずっと冷やす機能を使い続けるので霜を溶かす為にも電源を抜きましょう。
そして後は放置するだけです!これだけで霜が原因で冷えなかった問題が解決してしまうので、ちょっと拍子抜けですよね。
マイナスな点と言えば、放置時間が長いこと…。
放置する時間は冷蔵庫や霜の大きさにもよるのですが数時間から1日程放置する時間が必要と言われています。
霜を放置して溶かし切るには結構な時間がいるんですね。
そんなに時間があるなら庫内も掃除できちゃいますね。
霜が溶けた後は大量の水が出てくる可能性があるのでタオルやバケツを用意しておくと安心です。
霜が溶け切ったら冷蔵庫内の水分をしっかり拭き取りましょう。水分が残っていると、また霜ができてしまう原因になるので注意してください。
霜に直接アプローチして溶かしていく
作業自体はドライヤーや扇風機の冷風を当てて少しずつ霜を溶かしていきます。
決してドライヤーの温風を長時間当てたり鋭利な道具を使って霜を取ったりすることはしないでください。
部品が傷ついてしまったり壁面が変形してしまったりと違う故障の原因になってしまいます。
霜に熱を加えて早く溶かしたい場合は温めたタオルを霜に当て溶かす方法もあります。
私は冷凍庫の天井についた氷を温めたタオルで取る作業をしたことがあります。大変な作業でしたがなんとか綺麗に取れました。
この方法はただ放置して溶けきるまで待つのは時間がかかって嫌だという方向けです。
霜に直接アプローチして溶かすことで時間短縮になります。
ですが冷蔵庫の送風口が見えていない種類は分解作業が出てくるので、私みたいに機械が苦手な方には勇気がいる作業かもしれません…。
直接溶かす場合も放置する方法と同じく電源を切ってから作業に取り掛かりましょう。
その方が庫内の温度も上がって霜が溶けやすくなりますし、安心です。
どちらの方法も時間がかかる場合が十分あるので、庫内の食品の管理は注意が必要です。
前日までに計画的に減らすか、クーラーボックスに移すかした方が食中毒の危険を回避できて安心です。
冷蔵庫が冷えない原因の霜!この行動が作り出していた!
そもそもなぜ冷えない原因を作ってしまう霜ができてしまうのでしょう?霜ができる原因は、こんな行動にあります。
- 食品を温かい状態で冷蔵庫に入れた
- 冷蔵室に食品を詰めすぎている
- 冷蔵庫の扉の開け閉めが多い
思い当たる節はありますか?私は結構あります。笑
霜ができる原因は冷蔵庫内の結露が関係してきます。詳しく紹介していきます。
食品を温かい状態で冷蔵庫に入れない
温かいままの状態で冷蔵庫に入れると温かいものと冷蔵庫の冷気との間で温度差ができ、結露した状態になります。
その結露の水分が庫内の水分量を上げてしまい、霜につながるのです。
冷めるまで待つが鉄則なんですね!温かいまま入れちゃうと他の食品にも熱が移って傷みやすくなってしまうので注意します!
冷蔵室に食品を詰めすぎない
冷蔵室に食品を詰めすぎてしまうと送風口からの冷気がうまく循環しなくなってしまいます。
冷蔵室内の空気がうまく循環されないと湿気がこもりやすくなって結露につながります。その結露が霜につながってしまうのです。
冷蔵室は奥の壁が見える程度、または庫内の70%までが最適な量で、それ以上になると冷えない原因になります。
また、冷蔵庫に食品をしまう時はラップやジップロックなどを利用して食品からの水分を密封してから冷蔵庫に入れましょう。
食品からの水分も霜の原因につながります。
ラップやジップロックを使うことで他の食品に匂い移りする事も少なくなりますね!
冷蔵庫の扉の開け閉めを減らす
冷蔵庫の扉の開け閉めが多いと庫内の冷気が外に出て、お部屋の温かい空気が中に入ってきてしまいます。
この温度差が結露ができやすい状態を作り上げてしまうのです。
冷蔵庫を開ける前に何を取り出したいのか決めておくと長い時間、扉を開けっぱなしにすることなく、少ない扉の開閉数で済むのでやってみてください。
冷蔵庫の扉についているパッキンにも注意が必要です。
もし、パッキンが劣化していて扉を閉めても密封状態になっていないと開けっぱなしの時と同様に外気が庫内に入ってきて冷えない原因になります。
冷蔵庫のパッキンには磁石が入っています。
パッキンが汚れていて磁力が弱まっている可能性もあるのでパッキンの掃除をしてみるのもいいかもしれません。
ついつい冷蔵庫を開けっぱなしで今日のご飯の献立を考えちゃうのよね。止めなきゃね!
この3点を気をつけたら冷蔵庫に霜ができるトラブルは減りそうです。
逆にこれでも霜ができてしまう場合はメーカーに問い合わせをした方が良いと思います。
今紹介した3点、霜ができにくくするだけじゃなく節電にもなるのでやってみて損はないですよ!
冷蔵庫が冷えない時に考えられる他の原因と対処法は?
冷蔵庫が冷えない原因が霜じゃなかった場合、他の原因は何があるのでしょう。
- 冷蔵庫の周りにすき間がない
- 冷蔵庫の近くに熱を出す物を置いている
- コンプレッサーが壊れている
冷蔵庫の周囲の環境や部品の故障が原因かもしれません。対処法と合わせて紹介します。
冷蔵庫の周りはすき間を空ける
冷蔵庫の周りにピッタリ物を置かないようにしましょう。
冷蔵庫の周りにすき間を空けないで物を置くと冷蔵庫からの熱放出がうまくできず冷えない原因になってしまいます。
冷蔵庫は中の熱を外に放出することで冷たさを保っているので、冷蔵庫を設置する時は熱を放出する空間が必要です。
業者が設置してくれる場合は、もうすでに壁からのすき間は空けてくれていると思います。
問題なのは後から自分で食器棚などを置いてすき間を埋めてしまう場合です。冷蔵庫にはピッタリくっつけないように家具を置きましょう。
冷蔵庫の近くに熱を出す物を置かない
冷蔵庫の隣にコンロなど熱を出すものは置かないようにしましょう。
冷蔵庫の隣にコンロなど熱くなるものを設置すると余計な熱が伝わり熱放出しにくく、こちらも冷えない原因になるからです。
もし置かなくては行けない配置になった時の対処法は30センチ、冷蔵庫との空間を空けて耐熱性のある板を挟んだ方が良いでしょう。
電気代にも影響が出るのでなるべく近くには置かないようにしましょう。
冷蔵庫の置き場所だけでも冷えない原因を作ってしまうのですね。驚きです!
コンプレッサーが壊れたら専門家に相談する
コンプレッサーが壊れた時の対処法は残念ながら、素人ではできることがないので購入店かメーカーに相談することをおすすめします。
コンプレッサーとは冷蔵庫を冷やすために使われている溶媒(ようばい)という物質を気体や液体に変化させる圧縮機のことです。
コンプレッサーが壊れると冷たくする機能が止まってしまいます。
コンプレッサーの故障を見極めるには冷凍庫が機能しているかでわかります。
冷蔵庫が冷える仕組みは、コンプレッサーが溶媒を気化することでできた冷気を冷凍室に送って冷やします。
そして冷凍室から冷却ファンを通して冷蔵室に冷気を送って冷やしているのです。
冷凍室が冷えていないということはコンプレッサーの故障の可能性が大きいということです。
冷蔵庫の中では理科の実験みたいなことが行われているんですね!
まとめ
- 霜ができて冷蔵庫が冷えない場合は早めに対処しよう
- 霜を取る時は放置、もしくは霜に直接アプローチして溶かそう
- 霜ができる原因は食品を温かい状態で入れない、詰めすぎない、扉の開閉を減らすこと
- 霜以外が原因だった時の対処法は冷蔵庫の周りはすき間を空ける、冷蔵庫の近くに熱を出す物を置かないこと
- 冷凍室も冷えていない場合はコンプレッサーの故障を疑う
冷蔵庫が冷えないと一大事ですよね。そのまま放置して使うと電気代が高くなってしまいますし、冷えないので食品も傷みやすくなってしまいます。
冷えない原因の霜も電源を切って放置するだけで簡単に溶けるので、ぜひ試してみて冷蔵庫の悩みを早く解決してみてください。
きっとまたあなたの冷蔵庫はお役立ちアイテムとして頑張ってくれますよ。