あなたは開封後のオリーブオイルをどのように保存していますか?

開封後は冷蔵庫で保存していますよ!
オリーブオイルを開封した後の保存方法は冷蔵庫で保存することが正しいと思っていませんか?
オリーブオイルは冷蔵庫で保存すると白く濁ったり固まったりします。冷蔵庫での保存はやめましょう。
白く濁ったオリーブオイルは常温に戻して使うことはできますが、オリーブオイルは温度変化が苦手です。
冷蔵庫から出し入れを繰り返すと、温度変化によってオリーブオイルの品質が低下してしまいます。
この記事ではオリーブオイルの保存方法や、賞味期限についても書いているので最後まで読んで役立てて下さいね。
オリーブオイル開封後の保存方法は冷暗所が最適!

オリーブオイルの最適な保存方法は、開封後も直射日光を避けて冷暗所に保存することです。
直射日光が当たることで、オリーブオイルの劣化が進んでしまいます。
オリーブオイルは直射日光の紫外線に弱く、紫外線をさけるために黒いビンに詰めて売られていることが多いです。
未開封、開封後に関わらず、直射日光が当たる場所や窓の近くで保存することはさけて下さいね。
私は、残ったオリーブオイルを冷暗所に保存せずに、棚の上に置いていたことがありました。
おしゃれなビンは観賞用にもなりますが、間違った保存方法なのですね。
オリーブオイルの保存に適している場所
オリーブオイルは開封後も温度変化の少ない冷暗所が最適とされています。
開封後のオリーブオイルはフタがしっかり閉まっているのを確かめてから保存しましょう。
オリーブオイルは空気に触れると酸化するため、フタが少しでも緩んでいると酸化の進行を早めてしまいます。

オリーブオイルのフタが緩んでいないか、確認をするようにします。
空気に触れる部分を少なくするために、オリーブオイルは直射日光の当たらない場所で立てて保存して下さい。
横にして保存をすると、空気に触れる部分が多くなって酸化してしまうからです。
オリーブオイルの保存に適している場所をご紹介しますね。
- 床下収納庫
- キッチンの流しの下、引き出しの中
- キッチンの戸棚
オリーブオイルは未開封、開封後でも直射日光をさけて冷暗所に立てて保存することで、酸化をおさえて美味しく食べることができます。
オリーブオイルは火を通さずに生で食べることが多いと思うので、適した場所で保存するようにして下さいね。
オリーブオイルの保存に適していない場所
直射日光や温度が上昇する場所での保存は、オリーブオイルが酸化して劣化を早めてしまうことになります。
オリーブオイルの保存に適していない場所をご紹介しますね。
- 直射日光の当たる場所
- 温度が上がるコンロ周辺
- 冷蔵庫
コンロを使うと周辺の温度も上昇してしまいますので、コンロ周辺はさけるようにしましょう。
オリーブオイルの保存に適している温度は16度から18度です。
私はオリーブオイルをサラダにかけて生で食べることが多いので、風味を最後まで楽しむためにも保存方法に気をつけたいと思います。
オリーブオイルを保存するときの注意点
オリーブオイルを使った後は、雑菌の繁殖を防ぐためにも注ぎ口を清潔に保つようにしましょう。
雑菌が繁殖することでオイルが劣化する場合があります。

雑菌が繁殖することまで考えていなかったわ。
透明のビンで保存するのは、直射日光が直接オイルに当たってしまうのでやめた方がいいです。
また、移し替える際に空気に触れてしまうので劣化にもつながります。
透明のビンに移し替えてテーブルの上に置くと、おしゃれな食卓に見えますがやめた方がいいですね。
オリーブオイルは開封後も冷蔵庫保存をさける理由

冷蔵庫から出し入れを繰り返すことによって、温度変化を与えることになります。温度変化によって風味が損なわれてしまいます。
オリーブオイルは保存温度が10度以下になると結晶化して、香りも低下してしまうのでオリーブオイルの香りを楽しむことができません。
開封後も常温で保存するようにして下さい。
冷蔵庫で保存し結晶化してしまったオリーブオイルは、常温に戻して問題なく使うことができますよ。
結晶化して風味が落ちてしまったオリーブオイルは、加熱をして使うことをおすすめします。
冷蔵庫の中には、さまざまな食材を保存しているので、他の食材のにおいがオリーブオイルに移って香りが低下することがあるので注意しましょう。
オリーブオイルが冷蔵庫で結晶化する原因
オリーブオイルには、10度以下で固まるオレイン酸が多く含まれているため、開封後も冷蔵庫で保存すると結晶化してしまいます。
白く結晶化したものは、不純物や異物ではなくオレイン酸が固まったものです。
オリーブオイルの中でもオレイン酸を多く含むエクストラバージンオリーブオイルは、固まりやすいので注意してくださいね。
エクストラバージンオイルは生野菜のサラダにぴったりですね。
エクストラバージンオリーブオイルには、香りや味となる天然成分が豊富に含まれています。
結晶化を防ぐためにも、開封後も保存方法に気をつけて早めに使い切るようにして下さい。
オリーブオイルを開封後は賞味期限が短くなる?

オリーブオイルの開封後も賞味期限は、適した保存状態でも、表記されている賞味期限に関係なく2か月までと言われています。
理由は、開封後のオリーブオイルは空気に触れる回数が多く酸化しやすいためです。
オリーブオイルは開封後から酸化しはじめ、徐々に劣化していきます。劣化が進むとコンロの周りに残っている油汚れのようなにおいがしてきます。
味が落ちるのは遊離脂肪酸(ゆうりしぼうさん)と呼ばれるものが増えることが原因で、遊離脂肪酸が増えると油っぽい味になります。
食べられないわけではなく、おいしく食べられるかどうかですので、開封後は賞味期限前でも確認するようにしましょう。
未開封のオリーブオイルは賞味期限切れでも使用できる?
オリーブオイルは賞味期限が切れても、すぐに使えないというわけではありません。品質に異常がないかどうかで判断する必要があります。
国際オリーブオイル協会で定められているオリーブオイルの賞味期限は未開封の場合12か月から18か月です。
オリーブオイルの種類によって賞味期限も違ってきますので、容器に記載されている賞味期限を確認しましょう。
保存方法にもよりますので、未開封のオリーブオイルでも品質に異常がないかどうかで判断してください。
賞味期限が切れたオリーブオイルは、そのまま使うよりも加熱用として使う方が良いと言われています。
加熱用として使用する場合も、できるだけ早く消費するようにしましょう。
賞味期限切れのオリーブオイルの活用法をご紹介
賞味期限が切れたオリーブオイルはキャンドルやマッサージオイルなど幅広く活用ができます。
また、アロマオイルと混ぜることで癒し効果も期待できます!
賞味期限が切れたオリーブオイルの活用法をご紹介しますね。
お肌に使用する場合は、合う合わないがあるので事前にパッチテストをしてください。
- マッサージオイルやボディーオイルとして使える
- メイク落としとして使える
- ヘアパックができる
- オリーブオイル石鹸が作れる
- オリーブオイルキャンドルが作れる
簡単に作ることができるオリーブオイルアロマキャンドルの作り方をご紹介しますね。
- 賞味期限切れのオリーブオイル
- 小さめのビンやグラス
- 水
- 割りばし
- タコ糸または綿糸
準備するものは家にあるもので足りそうですね。
- ビンまたはグラスに水1/3を入れる
- 1にオリーブオイルを1cm入れる
- 割りばしをグラスに入る大きさに切って、タコ糸をくくって2に入れる
- タコ糸にオイルをしみ込ませて火をつける
オリーブオイルキャンドルは火の持ちが良く、明るいと言われています。
アロマオイルをプラスして、オリジナルのアロマキャンドルを作ってみるのもいいですね。

癒し効果も期待できそうだわ~。
賞味期限が切れたオリーブオイルを廃棄するのはもったいないのですよ。
オリーブオイルの賞味期限が切れたときは、さまざまな活用方法で再利用できますよ。
私は、オリーブオイルにアロマオイルを混ぜて、マッサージオイルでセルフマッサージをしようと思います。
まとめ

- オリーブオイルの最適な保存方法は、開封後も直射日光を避けて冷暗所に保存すること
- 直射日光や温度が上昇する場所での保存方法は、オリーブオイルの劣化を早める
- 冷蔵庫から出し入れを繰り返すことで、温度変化によって品質が低下することがあるため常温で保存する
- オリーブオイルには、10度以下で固まるオレイン酸が多く含まれているため、未開封、開封後によらず冷蔵庫で保存すると結晶化する
- オリーブオイルの開封後は適した保存方法でも賞味期限は2か月、未開封の場合は12か月から18か月に設定されている
- 賞味期限が切れたオリーブオイルはキャンドルやマッサージオイルとして活用できる
オリーブオイルは常温で冷暗所に保存していないと、品質が低下するのですね。
オリーブオイルは、お得な大容量で売っているものを見かけますが、保存のデメリットを考えると少量で短期間に消費できる分量を選ぶようにしたほうがいいですよ。
もし、オリーブオイルが余ったり賞味期限が切れたりしたときには、ぜひ再利用法も試してみて下さいね。