エアコンがついたり消えたりして、部屋がなかなか冷えないわ。どこに原因があるのかしら
エアコンがついたり消えたりするのには10個の原因が考えられます。
ここ近年の暑さは異常ですよね。35度なんて余裕で超えてきます。
そんなときにエアコンがついたり消えたりして、思うように部屋が冷えないのはイライラしますし、たまったものではありません。
この記事ではエアコンがついたり消えたりする原因とその対策、また、重大な故障につながるエアコンの前兆や車のエアコン問題も解決します!
エアコンの小さな異変に早く気づき、対処できると修理費用を抑えることができるのですよ!
少しでも快適に過ごすために、ぜひ最後まで読んでいってください。
エアコンがついたり消えたりする原因とその対処
エアコンがついたり消えたりするのには10個の原因が考えられます。
- 温度センサーか制御基板が故障している
- 知らない間にリモコンを押してタイマーが勝手に入っている
- エアコンの機種に湿度を監視するような機能が搭載されている
- 室外機のフィンが目詰まりを起こして風がまわらなくなっている
- においカットが搭載されている
- 霜取り運転が搭載されている
- おそうじ機能が搭載されている
- 省エネファン機能が搭載されている
- 運転中にエアコン専用ブレーカーが落ちてしまっている
- 設定温度が室温より高い、または低くなっている
真夏の暑い日や真冬の寒い日に、早くエアコンが効かないとイライラしませんか。
私の部屋のエアコンは、スイッチを入れてから作動し出すまでに数分かかるのですが、それだけでもイライラしてしまいます(笑)
近年の夏は35度を余裕で超すので、命の危機さえ感じますよね…。
そんな時に、エアコンが2~3分間隔でついたり消えたりするのは、たまったものではありません。
ここではエアコンがついたり消えたりする原因を10個紹介していきます。
あなたが少しでも快適に過ごせるようにお手伝い致します!
温度センサーか制御基板が故障しているのが原因
エアコンが2~3分おきについたり消えたりする場合、温度センサーか制御基板の故障が考えられます。
温度センサーは室内温度を感知し、室内をリモコンの設定温度にする働きがあるんだよ
制御盤はエアコンを電気制御するための電気部品を入れた箱だとイメージするといいね
エアコンの調子が悪いときは、1度エアコンの運転を止めて電源のプラグを10分ほど抜くか、エアコン用ブレーカーを落としてください。
基盤の不具合は、1度電源プラグを抜いたりブレーカーを落としたりしてリセットすると直ることもあるのよ!
それでも直らない場合は、メーカーに修理の依頼をしましょう。
エアコンの電源プラグやブレーカーはなかなか抜いたり落としたりすることがないですよね。
私もないです(笑)ですが、それをするだけでエアコンの不調が直るのはありがたいですね!ぜひ試してみましょう!
知らない間にタイマーが勝手に入っている場合
エアコンをつけていないのに、勝手についたり消えたりし、そのたびにピーピーと入力の音がするということはありませんか。
この場合、知らない間にタイマーがセットされていたり、枕の下にエアコンのリモコンが敷きこまれて、勝手に反応したりしているのかもしれません。
エアコンの故障を疑う前にまずは、タイマー類の確認とリモコンの位置を確認しましょう!
それ以外にも1度コンセントを抜いてエアコンの本体をリセットしてみてください。
それでも直らない場合は、基盤の暴走が考えられるため、メーカーに点検や修理を依頼しましょう。
10年以上そのエアコンを使用している場合は買い替えたほうが早いよ
ごくまれに集合住宅やアパートに住んでいる場合だと、お隣さんが同じエアコンの機種を取り付けており、その信号を受けて誤作動してしまっているケースもあります。
湿度を監視する機能が搭載されている場合
エアコンの機種に湿度を監視するような機能が搭載されている場合、エアコンが運転停止中であっても自動的に運転を再開する場合があります。故障ではありません!
これは室内の湿度が高くカビ発生の危険性が高くなるのを防ぐための機能です。
また室温を適宜監視し、部屋が寒くなりすぎたり暑くなりすぎたりしないように監視するような機能がついているものもあります。
室内温度が設定湿度に近づいたときに約5分程度運転が止まるんだよね
5分程度止まった後に、風が出たり止まったりを繰り返すことがありますが故障ではありません。
我が家では、私の部屋についているエアコンが1番新しいので、唯一この機能がついているのですが、数分でもエアコンが止まってしまうと暑く感じますよね…。
このような便利機能が搭載されていないエアコンの場合は制御回路の不具合が考えられるため、メーカーに点検を依頼しましょう。
室外機のフィンが目詰まりを起こしている場合
エアコンがついたり消えたりする原因は室外機にあることも。
室外機のフィンが目詰まりを起こして風がまわらなくなっている可能性が考えられます。
フィンは空気の通り道なんだよね
室外機のフィンがホコリで覆われてしまうと、室外機の熱が放出されなくなり、室外機の温度が上昇してしまいます。
こうなると、室外機の温度を下げるためにエアコンのスイッチは勝手に切れてしまいます。
そして、室外機の温度がある程度下がってくるとまたスイッチが勝手に入るようになっています。
室外機の掃除はどうやってしたら良いのかしら。面倒なことは嫌だわ
なんと室外機の掃除はとても簡単にできるのです!室外機の底をほうきできれいに払う。たったこれだけ!
これだけで解決するのはとても嬉しいですよね♪室外機を掃除することで、同じ設定温度でも部屋の冷え具合が違うため電気代節約にもなります!
エアコンに異常があると、ついついエアコン本体にだけ目が行ってしまいますよね。
室外機は普段目に付かない場所にあるので、私も意識して室外機を見てみようと思いました!
においカットが搭載されているため作動中に風が止まる
においカット機能が搭載されている機種の場合、においカット機能を「なし」に設定することで、エアコン作動中に風が止まらないように設定することができます。
においカット機能とは、エアコン本体内部に付着した生活臭が、運転開始時に風と一緒に出るのを防ぐ機能のこと。
この機能を「なし」に設定すると運転開始時のにおいが気になる可能性があるので注意しましょう。
霜取り運転が搭載されているためついたり消えたりする
暖房運転時に、エアコンがついたり消えたりするのは霜取り運転が原因かもしれません。
室外機に霜がつくと自動的に霜取り運転が行われるんだよね
外が寒く、湿度が高いときに暖房運転すると室外機に霜がつき、暖房能力が低下するのですが、それを防ぐ機能です。
霜取り運転が行われている間、ルーバーが開いたまま運転ランプが点滅して暖房が止まります。
ルーバーはエアコンの吹き出し口についている羽のことを指すよ
最長で12分程度かかることがありますが故障ではないので安心してください。
霜取り運転が終わると運転ランプが点灯に変わり、暖房運転を再開します。
おそうじ機能が搭載されていて運転が途中で止まる場合
おそうじ機能搭載の場合、一定時間を超えて連続運転をすると、運転を中断してフィルターのおそうじ運転を行う場合があります。
私の部屋についているエアコンは、エアコンを切ったときあとにおそうじ運転が開始されるので機種によりますね!
おそうじ運転終了後は元の運転に戻るよ
おそうじ機能が作動する条件については機種によって異なるため、取扱説明書を確認してくださいね!
例えば、運転時間の合計が規定の時間を超えたときにおそうじ機能が作動するよ
自動おそうじ運転は停止ボタンで止めることもできます。
おそうじ運転を途中で止めても故障の原因にならないですが、カビやにおいの原因となることがあるので注意しましょう。
おそうじ運転をしないと、ホコリがたまって故障の原因になるから、おそうじ運転は定期的に行う方が良いね
省エネファン機能が搭載されていて運転が途中で止まる
省エネファンとは、室外機が停止しているときにエアコンのファンを停止させて無駄な運転を抑える機能のことです。
これも機種によりますが、省エネファン機能がついているエアコンの場合、運転の途中でエアコンが停止します。
これも故障ではないので安心してください!
省エネファン機能はリモコンで解除することができるよ
運転中にエアコン専用ブレーカーが落ちてしまっている
エアコンの運転中に停止してしまった場合は、エアコン専用ブレーカーが落ちた可能性が考えられます。まずはブレーカーの状態を確認してみましょう。
ブレーカーに問題がない場合は、切タイマーやオートオフ機能、リモコン以外での遠隔操作が設定されていないか要チェックです!
設定温度が室温より高い、または低くなっている場合
エアコンの設定温度が室温より高くなっている場合、温度調整のために風が止まることがあります。
もう少し部屋を冷やしたい場合はリモコンで設定温度を下げましょう。
また、暖房運転中は設定温度が室温より低くなっていると、温度調整のために風が止まることがあります。
さらに部屋を暖めたい場合は設定温度を上げましょう。
設定温度を3度以上変更して、風が出るか確認すると良いよ
設定温度を変えても10分以上風が出ないときは、エアコン本体の不具合が考えられます。
エアコンをお買い上げの販売店や修理ご相談窓口へ、点検や修理の依頼をしましょう。
エアコンがついたり消えたりするのは故障のサインかも
いつも使っているエアコンが急についたり消えたりしだしたら故障のサインかもしれません。
エアコンがついたり消えたりするなど、重大な故障に繋がる前の小さな予兆に気づけると良いよね
重大な故障に繋がる前の段階で異変に気づくことで、状況に応じた対策を取ることができるので異変に早く気づくことが大切です。
それにより、エアコンの修理費用を大幅に抑えることもできるのですよ!
我が家のエアコンももう少し早く対処できてたら…。
少しの異変なら、まだエアコンは作動しているし、もう少し様子を見ても良いかなとついつい思ってしまいますよね。
エアコンをチェックしたり、業者に問い合わせたりするのは面倒に感じるのはとてもよくわかります。
しかし私なら、少々異変があっても「エアコンが動くのは動いているし、まあいいか!」と、ついつい後回しにしてしまいます(笑)
私のように、完全にエアコンが壊れてしまってから業者に問い合わせると、ばく大な費用がかかるので、修理に出すのは早いに越したことはありません。
エアコンをつけたのについたり消えたりして、部屋がなかなか冷えないなど少しでもいつもと違うなと感じたらチェックしてください!
それはあなたの気のせいではなく、エアコンが壊れる予兆かも!
エアコンをつけているのに、部屋がなかなか冷えないというとき、主に疑うべきは次の3点です。
- ガス漏れ
- フィルター汚れ
- 室外機の不良
では、詳しく見ていきましょう。業者に委託して修理したり部品を交換したりする際の料金の目安も併せて紹介します!
冷房ガスが十分に放出されていない
エアコンをつけているのに部屋がなかなか冷えないとき、最大の要因の1つがフロンガスなどの空気を冷却する冷房ガスが不足していることです。
配管の亀裂やエアコン移設時の配置ミス、初期不良など原因は様々なんだよね
この冷房ガスが不足している場合は、冷房ガスを補充する以外に解決する方法はありません。
機種によって料金は異なりますが、業者に委託した際の代金は1万5千円程度が料金の相場になります。
フィルターが汚れており十分な冷風が部屋に届かない
エアコンをつけているのについたり消えたりして、部屋がなかなか冷えないとき吸気口や送風口が塞がって十分な量の冷風が送られなくなっている可能性があります。
また、冷却フィンにゴミが付着している場合も、フィルター汚れ同様に冷暖房の効率が下がり、電気代が必要以上にかかってしまいます。
フィルターの汚れを放置し続けるとフィルターを取り換えないといけなくなってしまうんだよ
その場合、メーカーに修理を依頼すると修理費は7千円ほどかかります。
我が家のエアコンは夏しか使用しないのですが、使用前には毎年必ずフィルターを掃除しています!
室外機不良を放置すると基盤が壊れて修理費がばく大に
熱風を外に排出する室外機の働きが悪くなると、室内に配置されたエアコンの冷風を送る動きも悪くなります。
室内のエアコンだけでなく室外機にも注目する必要があるんだね
室外機の異変を放置し基盤が壊れてしまった場合、メーカーの修理費は最大で10万円近くかかります。
エアコンの調子が悪いと、ついついエアコン本体ばかり気にしてしまいますよね。
それにより室外機の異変に気付かないでいると、こんなにもばく大な費用がかかってしまうなんて…。
エアコンがついたり消えたりする以外での故障の前兆
エアコンがついたり消えたりして、部屋が冷えないこと以外にもエアコンの故障を知らせる前兆があります。
- エアコンが途中で止まる
- エアコンから水が漏れている
- エアコンから変な音がする
- エアコンから異臭がする
では上記4つの異変を詳しく解説していきますね!こちらも先ほどと同様、異変に早く気づけることに越したことはありません!
<エアコンが途中で止まる>
エアコンのスイッチを押せば起動するものの、運転ランプやタイマーランプが点滅したり途中で電源が切れたりしてしまったりすることも注意すべき予兆の1つ。
エアコンが止まってしまう原因は主に3つあります。
- マイコンの異常
- 室内ファンモーターの異常
- コンプレッサーの異常
●マイコンの異常
マイコンに異常があると、エアコンの制御が上手くいかなくなります。
マイコンはエアコンの制御装置だから、誤作動を起こすとエアコンが止まってしまうんだよね
スイッチを入れて3秒ほどでエアコンが止まってしまう場合、マイコンの故障が疑われます。
マイコンの誤作動が原因の場合、コンセントを一定時間抜くことで直ることもあるので試してみてください!
コンセントを一定時間抜いても直らず、マイコンが完全に壊れてしまった場合はメーカーに修理を依頼しましょう。
その際の修理代は2万以上を見込んでおいたほうが良いです。
●室内ファンモーターの異常
通常、運転時に室内機のファンがまわっていない、かつ、送風運転でも風が出ていない場合は、室内ファンモーターが故障していることが考えられます。
ファンをボールペンなどで軽く回すとモーターが動き出す可能性もありますが、その際にファンを傷つけると高額な修理代がかかってしまいます。
そのため、あらかじめメーカーや業者に修理を依頼した方が良いかもしれません。
ファンを傷つけずに、ボールペンでうまく回せる自信はないな…。
メーカーの見積もりでは、室内ファンモーターの修理費は2万円~が相場です。
●コンプレッサーの異常
エアコンが3分ほど動いた後に、エアコンが止まってしまう場合はコンプレッサーの故障を疑う必要があります。
コンプレッサーとは圧縮機のことだよ!エアコンのかなめとなる大切な部分だね
コンプレッサー本体やプリント基板(エアコンの頭脳)が故障している場合、室外機のファンモーターがまわっていても室内機は止まってしまいます。
エアコンの心臓部にあたる部分であるため、修理をメーカーにお願いすると5万円以上の費用がかかる場合もあります。
<エアコンから水が漏れている>
エアコンはフロンガスを圧縮して冷気を作る際に、エアコン内部に水が発生します。
この水を外に放出する仕組みがエアコンには備え付けられているんだよね
パワフル運転などで室温を一気に下げようとした場合や、低い設定温度で長時間冷房をつけた場合に結露することがありますがこれは故障ではありません。
エアコンが故障している場合は、水を放出するドレンホースに異常が起き、水を外に出せなくなって水漏れが発生します。
水漏れの原因はドレンホースと呼ばれる放出ポンプの異常が9割以上を占めているんだよね
梅雨明けや湿度の高い時期にエアコンで室内を冷やすとアルミフィンに結露が発生します。
通常はアルミフィンについた水滴がドレンパンと呼ばれる受け皿にたまり、その水をドレンホースによって外に排出する仕組みです。
しかし、水アカやホコリがドレンホースにたまりドレンホースが詰まってしまったり、ネズミがかじったりしてドレンホースが破れていると水漏れが起こるのです。
ドレンホースの詰まりや破れの修理をメーカーに依頼すると修理費は1万円程かかります。
<エアコンから変な音がする>
エアコンから聞こえる変な音は最もわかりやすい故障の前兆。音からエアコンの症状を理解して故障を防ぎましょう!
実は我が家のリビングについているエアコンも、カタカタと音がなりだしています(笑)
ただ、そのエアコンはもう何十年も使っていて、買い替え時なので「今年いっぱいはもってくれ!!」と変な音が出ていても無理やりお仕事をしてもらっています(笑)
変な音にも種類がありますよね。「カタカタ」という音がする場合や「ボコボコ」という音がする場合も。
「カタカタ」という大きな音が聞こえたらフィルターの汚れが主な原因です。
フィルターの表面に汚れがたまり、エアコンが風をうまく送ることができなくなっている状態。
定期的に掃除をしてフィルターの汚れを取り除かないとエアコンが過剰に振動し、異常音を発するようになります。フィルターの交換は1万円程で可能です!
「ボコボコ」という音がする場合は、ドレンホースに異常があるかもしれません。
室内と屋外の気圧に差があるとき、ドレンホースから空気が入りボコボコという音が鳴るのです。
窓を開けて部屋の喚起をしたり、吸気口を開けたりすることで一時的に対処することは可能ですが、根本的な解決にはつながりません。
根本的な解決をするためには、ドレンホースそのものにバルブを取り付ける必要があるのですが、難易度が高いため業者に委託する方が良いでしょう。
バルブの取り付け価格は2千円程度だよ
<エアコンから異臭がする>
エアコンから放たれる臭いも重要なサインです。
今回は「カビ臭」と「タバコ臭」に分けて解説します!
嫌なカビ臭はアレルギーの原因になります。水が発生するエアコンはしっかりと管理をしないでいるとカビが発生するのです。
カビの臭いを感じたときにはエアコンのクリーニングを行い、内部部品の故障を防ぎましょう!
エアコン内のカビ臭は、アレルギーの原因になるだけでなく、エアコンの故障の原因にもなるんだね
頑固なタバコ臭も放置するとエアコンの故障につながります。
エアコンを稼働させたままタバコを吸うと、エアコンはタバコの煙を大量に吸い込んでしまいます。
1度タバコを吸ったエアコンはきれいに掃除をしない限りタバコ臭を放出し続けるのです。
故障の原因となるフィルターにこびりついたヤニを除去するのにも大変な労力がかかるもの。
タバコの煙を甘く見てはいけないですね。タバコはできるだけ屋外かエアコンのついていない部屋で吸うようにしましょう。
エアコンからタバコ臭がする場合は、エアコンクリーニングを業者に依頼しましょう。
私の父も自分の部屋でタバコを吸うから注意してあげなきゃ
エアコンがついたり消えたりして車がなかなか冷えない
車のエアコンがついたり消えたりして、なかなか車内が冷えないのには10個の原因が考えられます。
- エアコンガスが少ない場合
- エアコンガスが漏れている場合
- ヒューズが切れている場合
- リレーが壊れている場合
- エアコンのコンプレッサーが故障している場合
- 配管が詰まっている場合
- フィルターが詰まっている場合
- モーターが故障している場合
- サーミスタが壊れている場合
- エアコンのスイッチを押していない場合
真夏の暑い日に車のエアコンが思うように作動しないとイライラしますよね。
炎天下に置いている車の中は熱気がこもっているため、エアコンなしでは車に乗っていられるような状態ではないです。
そんな時にエアコンがついたり消えたりして、なかなか車内が冷えなかったり、ぬるい風が出たりするのは、たまったものではないです。
車で使用されているエアコンは、一般的な家庭内のエアコンや冷蔵庫と同様の構造です。
しかし、車は雨風にさらされたり、走行中の振動を常に受けたりと部品が壊れやすい環境にあります。
エアコンがついたり消えたりして、冷たい風が出ない原因には電気的な故障や部品の破損・故障が考えられるため、ここからは原因を詳しく解説していきます!
エアコンガスが少なくなっているため冷風が出ない
夏場にエアコンから冷たい空気が出なくなったときに、最初に頭に思い浮かべるべきはエアコンガスの減少です。
車のエアコンから冷風が出ない場合、これが1番多い原因なんだよね
エアコンガスの補充はガソリンスタンドでも行っている場合があり、比較的安く済ませることができます!
エアコンガスの種類によって金額が変わるのですが、補充用の一般的なエアコンガスは2千円前後です。
工賃代金と併せても1万円以下で補充が可能なのは嬉しいな♪
エアコンガスが漏れていたら配管のつなぎ目に問題あり
エアコンガスが自然に減っていくケースとは別に、エアコンのシステムが故障してエアコンガスが勝手に漏れてしまう場合があります。
この場合、エアコンガスを補充しても一時的に解決するだけで、ガスが漏れている箇所を修理しないとまた冷風が出てこなくなってしまいます。
ガス漏れしやすいのは配管のつなぎ目なんだよね
配管のつなぎ目の交換は1万程度から可能です。
しかし、配管のつなぎ目以外からのガス漏れは修理に10万円を超える場合もあります。
ヒューズが切れている場合は自分で簡単に交換できる
ヒューズは過電流が発生したときに、機器を保護するためのものです。
エアコンのヒューズはついている車両とついていない車両があるので車両の取扱説明書をみて判断しましょう。
ヒューズの点検は誰でも簡単にできるのが嬉しいね!
ヒューズは切れているものを取りはずし、新品のヒューズを差し込むだけで交換が完了します。
しかし、ヒューズが切れるということは何かしら別の箇所にも異常が出ている可能性があるので注意が必要。
新しいヒューズに交換しても、またすぐにヒューズが切れるようならヒューズ以外の部分が壊れている可能性があるのでプロに見てもらってください。
ヒューズの交換費用は、1個数百円程度。ヒューズボックスに予備のヒューズが入っている場合もあるので、購入前に確認してみてください!
ただし、切れたヒューズと同じアンペア数のものを取り付けないと、車両火災になる危険性があるので、新しく購入する場合はアンペア数をよく確認してくださいね。
リレーが壊れているとエアコンが効かなくなる
リレーは継電器とも言い、電気回路を制御する機能を有する装置のことです。
リレーも先ほどのヒューズ同様、ついている車両とついていない車両があります。
この部分が壊れるとエアコンのコンプレッサーに電流が流れなくなり、エアコンが効かなくなります。
部品代は1個当たり千円前後ですが、量販店では販売していないので、ディーラーなどで部品を手配しましょう。
エアコンのコンプレッサーが故障している場合
エアコンのコンプレッサーとは、エアコンガスに圧力をかけるための部品です。
この部位が壊れると冷たい風が出なかったりエンジンから異音が発生したりします。
エアコンのコンプレッサーはかかる負担が大きいから、他の部品に比べて壊れやすいんだよね
修理代は工賃を含めて4~9万円程度となります。少し値が張りますね…。
配管が詰まっていると冷風がでてこなくなる
エアコンガスの配管はとても長く、配管の途中に多くの部品が接続されています。
配管の途中には液体となったエアコンガスを噴き出す部品がついており、この噴射口がとても小さい穴のため、ゴミなどがあると詰まってしまいます。
エアコンガスが詰まるとガスが循環されないから、冷たい風が出てこないんだね。配管の交換は1~7万円程度かかるのか…。
フィルターが詰まっていると風量が少なくなる
ここ10年ぐらいに発売された車両には通常エアコンフィルターが装着されています。
このフィルターが詰まってしまうとエアコンから空気が出なくなったり吹出口からの風量が少なくなったりします。
エアコンのフィルターは2千円前後で購入することが可能です。
サーミスタが壊れると車内の温度管理ができなくなる
サーミスタとは温度を測るセンサーのことを言い、エアコンで作られる空気の温度と車内の温度を測っています。
車についているオートエアコンはこのセンサーからの温度情報をもとに車内の温度を管理しているんだよね
したがってこのサーミスタが故障すると正しい温度管理を行うことができなくなりその結果、冷たい空気が出なくなるのです。
サーミスタの交換費用はおおよそ1万円程度です。
サーボモーターが壊れると車内の温度が変わらない
車のエアコンは冷たい空気と温かい空気を混ぜて温度調整を行っています。
この2つの空気はサーボモーターという部品の作動で温度を調節しているんだよね
このモーターがダメになるとエアコンの設定温度を変えても温度が変わらなかったりカタカタと異音が発生したりします。
このサーボモーターの修理費用はだいたい1~2万円程度です。
エアコンのスイッチを押していない場合
これは故障ではないのですが、問い合わせが多い事例となります。
車のエアコンはエアコンのスイッチを押さなくても送風されますよね。
しかし、新車や中古車など車を購入したばかりの人は操作になれていないため、エアコンのスイッチをついつい押し忘れてしまうのです。
すると吹出口から風は出るが冷風が出ないという事態が起こるのです。
エアコンのスイッチはA/Cと書いてあるやつよ!まずは焦らずにエアコンのスイッチが入っているか確認してみてね!
まとめ
- エアコンがついたり消えたりするのには10個の原因が考えられる
- エアコンの重大な故障につながる前の小さな予兆に気づけると、修理費用を抑えることができる
- いつも使っているエアコンが急についたり消えたりしだしたら故障のサインかもしれない
- 車のエアコンがついたり消えたりするのには10個の原因が考えられる
- 車のエアコンは雨風にさらされたり、走行中の振動を常に受けたりと部品が壊れやすい
エアコンがついたり消えたりするときに考えられる原因はたくさんあります。
エアコンがついたり消えたりするなどの異変にいち早く気づき、原因に見合った対処をすることが大事ですね。
あなたがエアコンのついた部屋で快適に過ごせますように。