レトロな雰囲気がとってもおしゃれなアルミ弁当箱、持っているだけで気分が上がります♪
開けやすいということから保育園や幼稚園など、子供に持たせているという方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただ、アルミ弁当箱にはメリットとデメリットがあって、なかにはアルミ弁当箱が危険!という声も聞くことがあります。
ですが、アルミ弁当箱は腐食や傷を防ぐアルマイト加工がされていて、とっても安全なお弁当箱なのです!
この記事では、アルミ弁当箱が危険と言われた理由と、使用にあたってのメリットデメリットについて説明します!
アルミ弁当箱が危険ではない理由とメリットデメリットについて理解していただき、安心してお子様にお弁当を持たせてあげてください!
アルミ弁当箱は危険か安全か!その理由は?

アルミ弁当箱は子供から大人まで幅広く愛用されています。
そんなアルミ弁当箱が危険と言う話を聞きますが、実際に根拠はなく、むしろアルマイト加工がされていて安全なのです!
たくさんいいところがあるアルミ弁当箱は、私も子供が保育園に通っていた頃に愛用していました。

子供用アルミ弁当箱はイラストもあって可愛いですよね!
根拠がないうわさを信じるよりも、正しい情報を得て、アルミ弁当箱を気持ち良く使いたいものですね。
それではなぜ、アルミ弁当箱が危険と言われていたのか、その理由についてご説明します。
アルツハイマー病になると言われていた
アルミ弁当箱が危険と言われていた理由はアルツハイマー病になると言われていたからです。
1990年代にアメリカで、「アルミニウム成分がアルツハイマーになるリスクを高くする可能性がある」という論文が発表されました。
これにより、新聞やマスコミなどから情報が発信され、広く伝えられたのです。
確かに、私が子供の頃に母に「アルミ製の物はアルツハイマーになる」と言われた記憶があります。

うわさって怖いものですね!
ただし、アルミニウム成分が体に有害であることや、アルツハイマーになる可能性について証明はされていません!
また、厚生労働省もアルミニウム成分がアルツハイマー病と因果関係である根拠がないと発表しています!
アルミニウムの摂取に関して、国際的なリスク評価機関である FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議(JECFA)や欧州のリスク評価機関である欧州食品安全機関(EFSA)においては、食品中に含まれるアルミニウムと、アルツハイマー病を含む人への健康影響の因果関係を証明する情報は認められない、と評価されています。
引用 厚生労働省ホームページ
私たちが生活するうえで、アルミ鍋やアルミホイルなどアルミ弁当箱以外にもアルミ成分が含まれている物はたくさん存在します。
これらの製品が体に影響を及ぼすと言われていませんし、実際に長年身近にあるということが安全であるからではないでしょうか。
アルマイト加工で安全
アルミ弁当箱はアルマイト加工がされていて、食材の腐食を防ぎ、傷もつきにくくなっています!
アルマイト加工とは、アルミニウムの表面に酸化アルミニウムの膜を張って加工することです。
アルマイト加工があることで、お弁当の中の食材が腐食しにくくなります。
また、表面に酸化アルミニウムの膜を張ることでお弁当箱に傷がつきにくくなるのです!
お弁当は時間が経ってからいただく物ですから、食材が腐食しにくいという点は大きな利点ですね!
アルミ弁当箱は危険ではなく、むしろ安全なお弁当箱ということが分かりましたね!
今は、キャラクターものや名前入れができるものなどアルミ弁当箱もかわいいものがたくさんあります!
子供用のアルミ弁当箱がたくさん販売されているということから、子供が使っても安全だということがわかりますね。
子供が大好きなキャラクターもののアルミお弁当箱であれば、お弁当の時間も楽しくなること間違いなしです!
アンパンマン大好きな友人の子は、小食だったのにしっかりご飯を食べるようになったそうです!アンパンマン効果は偉大ですね笑

アルミ弁当箱のメリットデメリットについて紹介!

アルミ弁当箱の安全性は理解していただけたと思います。
しかしアルミ弁当箱には軽くて丈夫というメリットや食洗器で洗えないというデメリットがあります!
メリットやデメリットを知っていただき、正しく使用していただくと、さらにアルミ弁当箱の良さがわかるかもしれません。
それでは、アルミ弁当箱のメリットにについてご紹介します。
- 熱伝導率が働き冷めやすく温まりやす
- 臭いや汚れがつきにくい
- 軽くて丈夫
- 蓋が開けやすい
以上がアルミ弁当箱のメリットになりますが、逆にデメリットについてもご紹介します。
- 食洗器で洗えない
- 電子レンジが使用できない
- 食材の液だれがする可能性がある
- 蓋に米粒がついてしまう
- 食材によっては腐食する可能性がある
ご紹介した内容を見ると、アルミ弁当箱はデメリットが多くてやめた方がいいのでは?と思うかもしれません。
ですが、アルミ弁当箱を使用するにあたって注意する点を知っておけばデメリットも怖くありません!
熱伝導率が働き冷めやすく温まりやすい
アルミ自体が、とても熱伝導線率が高く、冷たい状態を保ってくれます。
夏の気温が暑い日は、アルミ弁当箱と一緒に保冷剤を入れておけばしっかり冷やすことができます。

夏場のお弁当問題!おかずが痛む心配がないのは嬉しい!
さらに冬場であれば、暖房器具の熱ですぐに温めることができますし、幼稚園や保育園では保温庫といってお弁当を温める所があります。
アルミ弁当なら耐熱性もあり、しっかり温めることができますね。
私も幼稚園時代に、屋根付きのストーブガードの上にお弁当箱が置かれて温められていた記憶がうっすら残っています!
臭いや汚れがつきにくい
アルミ弁当箱はプラスチック製のお弁当箱と違い、臭いや汚れがつきにくくなっています!
プラスチックのお弁当箱はどうしても臭いや汚れがつきますよね。
子供たちが大好きなナポリタンですが、学校から帰ってお弁当箱を洗う頃にはオレンジの汚れが…なんて事よくありました。
ですが、アルミ弁当箱にすると汚れもつきにくいので、とても扱いやすいです!
特に夏場は臭いが気になるので、臭いの発生も抑えられたら嬉しいですね。
軽くて丈夫
アルミ弁当箱はとても軽い素材で出来ています。
さらに丈夫で、落としたぐらいでは凹んだとしても、ヒビが入ったり割れたりすることが無く心配もありません。
また、サビにも強く、使ったら洗うというシンプルな手入れで長く愛用することができます!
祖母の家に行くと、アルミ弁当箱がいくつもありますが、それだけ長期間愛用されてきたということですね。

凹みも長年使用した証ですね!
蓋が開けやすい
子供のお弁当箱がアルミ弁当箱という方は蓋が開けやすいという点で選んでいる方が多いのではないでしょうか。
プラスチック製のお弁当箱は中にパッキンが付いているので、お弁当のおかずが冷める前に蓋をすると真空状態になります。
蓋がなかなか開かなくて大変な思いをした方もいるのではないでしょうか。
大人でも真空状態のお弁当箱の蓋を開けるのは大変なのに、子供だと尚更ですね。
最悪、蓋を開ける時にお弁当箱をひっくり返してしまうことにもなりかねません。
アルミ弁当箱だと、そのような心配はなく、子供でも簡単に開けることができますね!
食洗器で洗えない
アルミ弁当箱のアルマイト加工は、食洗器で洗うと剥がれてしまいます。
なぜならアルマイト加工が酸性やアルカリ性に弱く、食洗器用洗剤のほとんどが弱アルカリ性だからです。
誤って食洗器で洗うと、アルマイト加工が剥がれて白い粉上のものが出て、黒く変色してしまいます。

変色した場合はクエン酸を使用して洗うときれいな状態に戻りますよ!
どうしても食洗器を使用したい場合は、中性洗剤限定の食洗器洗剤も販売されているので、そちらを使用することをおすすめします。
電子レンジが使用できない
アルミ弁当箱は金属なので、電子レンジを使用して温めることはできません。
金属なので、電子レンジで温めると火災や故障の原因にもなりかねません。
電子レンジ以外でアルミ弁当箱を温める方法がありますので、後ほどご紹介します!
食材の液だれがする可能性がある
アルミ弁当箱は基本的にパッキンがついていません。
そのため、汁気の多いおかずや、お弁当が傾いてしまった場合などに液だれする可能性があります。
汁気のないおかずを入れることがベストですが、心配であればビニール製の袋に入れて対策する必要があります。
最近では、中蓋付きのアルミ弁当箱もありますので、使用目的や使う年齢に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
蓋に米粒がついてしまう
アルミ弁当箱は米粒が蓋についてしまうのが難点です。
こびりついてしまった米粒を洗うとき、なかなか取れなくて大変ですよね。
対策として、蓋にあらかじめバターや食用油を塗ってみてください。
そうすることで米粒はつきませんし、洗うときも困ることはありません。
洋食のおかずの時はバターを、中華の時はごま油という風に工夫するとお弁当がより美味しく食べることができますね!
食材によっては腐食する可能性がある
アルミ弁当箱は酸性やアルカリ性に弱いことはお伝えしましたね。
梅干しは酸性で、食べ残してしまった時やお弁当箱を長い間洗えない時は腐食しアルミを溶かしてしまう可能性があります。
梅干し以外にも、酢の物や味噌を使ったおかずは酸性や塩分が多く注意が必要です。
どうしてもそのおかずを入れたいときは、アルミ弁当箱に直接おかずを入れずにカップに入れるように工夫しましょう!

梅干しもご飯に少し埋め込むとお弁当箱に直接触れないですね!
アルミ弁当箱を電子レンジ以外で効果的に温める方法!

アルミ弁当箱を温めるには湯銭やカイロや暖房の熱で温めることが出来ます!
先ほどお伝えしましたが、アルミ弁当箱は電子レンジで温めることが出来ません。
金属ですので、うっかり電子レンジに入れて温めてしまえば大きな事故に繋がります!

必ず注意してくださいね!
私も何度か金属製品を電子レンジで温めてしまったことがありますが、電子レンジの中で火花が散っていました。
危険なので、必ず電子レンジ対応のものか確認することが大事ですね!
アルミ弁当箱を電子レンジを使わずに温める方法は以下のとおりです。
- ホッカイロをアルミ弁当箱にあてる
- 耐熱性のある袋にアルミ弁当箱を入れて湯銭で温める
- 暖房器具の熱で温める
アルミ弁当箱を温める方法として、ホッカイロを当てたり、耐熱性のある袋の中にお弁当箱を入れたりして湯銭で温めてください。
また、アルミでできているので、ストーブの上に直接置くという方法もありますよ!
熱伝導率がいいので、すぐにお弁当が温まります!
まとめ

- アルミ弁当箱はアルツハイマー病になるので危険と言われていたがその根拠はない
- アルミ弁当箱はアルマイト加工がされていて安全
- アルミ弁当箱は熱伝導率が働き冷めやすく温まりやすい
- 臭いや汚れがつきにくく、軽くて丈夫なうえ、子供でも簡単に蓋が開けられる
- 食洗器や電子レンジは使えないが、中性洗剤を使用して温め方を工夫すれば問題ない
- 蓋に米粒がつきやすく、洗うのが大変だが蓋に食用油やバターを塗る方法がある
- 弁当箱に直接おかずがつけば腐食する可能性があるので注意が必要
以上がアルミ弁当箱が危険と言われていた理由と、アルミ弁当箱のメリットとデメリットになります。
アルミ弁当箱は、危険と言われながらもレトロなかわいさから長年愛されてきましたが、年中通してとても使い勝手が良いことが分かりますね!
近年ではパッキン付きの液だれ対策が施された物も販売されていますし、ご自分にあったアルミ弁当箱を選んでみてはどうでしょうか。
保育園や幼稚園で使うお弁当箱は、子供が使いやすくてお気に入りのキャラクターがついたアルミ弁当箱を選んでみませんか?
かわいいベルト付きで、弁当箱がカバンの中で開く心配もありません!
