
スカートを履いて出かけたら静電気で裏地が足にくっついて不快だった
静電気の応急処置は、スカートを手で挟んで放電する方法やハンドクリームを使う方法、3種類のスプレー類を使う方法などがありますよ!!
空気中が乾燥して衣類と体の摩擦が起きると、静電気でスカートがくっつきます!
静電気が起こる仕組みがわかると静電気を防止しやすくなるし、応急処置の方法がわかると静電気で困らなくなりますね。
私も寒い季節はスカートを履いてタイツとブーツの組み合わせで外出すると、スカートが足にくっつきます。

応急処置ってある?
応急処置で静電気をやわらげる方法と、事前にできる予防法や静電気防止グッズなどをこのあとご紹介しますね。
この記事を読んでおかないと、乾燥した時期にまた静電気のバチバチに悩まされるかもしれません!
スカートの静電気を取る応急処置5選!これで困らない

スカートの静電気を取る応急処置は6つあります!
- 手でスカートを絞る方法
- ハンドクリーム
- 霧吹き水スプレー
- 静電気除去スプレー
- 衣類用除菌スプレー
どれも簡単にできる方法ばかりで、試しやすいですよ!
一瞬で静電気の不快感がなくなれば、その後の時間を快適に過ごすことができると思いませんか?
それでは、順に詳しく説明していきますので、参考になさってください。
両手でスカートの裾を挟んで握ると放電できる
やり方は簡単です。スカートを両手で挟んで、集めた部分を握ればそこから放電します。
トイレに行ったときや、一目がつかない場所を選んでやってみてくださいね。

しわにならないように気をつけてね!
生地によってはしわがついてしまいますので、その際には手加減してください。
スカートの裾あたりを集めて握っているうちに静電気がやわらいできますよ。この応急処置は覚えておくだけで、すぐにできそうですよね!
ハンドクリームを手のひらに塗って足をなでよう
ハンドクリーム(またはボディクリーム)を手のひらにうすく塗ってから、足やタイツなどの上を2,3回なでてください。
これはスカートと足やタイツの間に「ハンドクリーム」が挟まれることで、静電気が空気中に逃げていく仕組みです。静電気が治まってくるでしょう。

ボディクリームをボトルに入れて持ち歩くといいかも。
そうですね!いつも使っているボディクリームなら、同じ香りになって自分自身も心地よくなりますよね!
霧吹き水スプレーをスプレーボトルに入れてひと吹き
霧吹きタイプのスプレーボトルに水を入れて、水濡れが目立たないスカートの内側にスプレーしましょう。
空気中に水分が増えることで、静電気が治まりやすくなります。

小さいボトルなら、バックに入れて持ち歩いても邪魔になりにくいね。
私が以前試した方法をご紹介しますね。まずハンカチなどを水で濡らしてきつく絞ってから、スカートの裏地を軽くなでてみました。
すると、そのあと水分が裏地に移って静電気が弱くなりましたよ!
これも簡単な応急処置になります。静電気は摩擦と乾燥によって起こるので、スカート内の空気中の湿度を上げることで静電気から解放されますよ。
静電気除去スプレーをかけて一瞬で放電させよう
静電気除去スプレーは名前の通り、静電気をすばやく取り除いてくれるスプレーです。
静電気除去スプレーには界面活性剤が含まれていて、スプレーがつくことで表面がすべりやすくなり、静電気の発生を抑えてくれます。
Amazonで売っている主な静電気防止スプレーを調べてみましたので、参考にしてください。
商品名 | 容量 | 価格 |
---|---|---|
ライオン エレガード ミニ | 75ml | 1,431円 |
ティーアンドワイ 静電気防止スプレー 衣類用 | 160ml | 841円 |
AZ(エーゼット) 静電防止スプレー | 220ml | 651円 |
ピレーノ 静電気防止スプレー | 200ml | 416円 |
アイメディア 静電気&花粉ガードスプレー | 300ml | 1,045円 |
ライオン エレガード 大 | 160ml | 2,250円 |
自宅用に大き目サイズがほしいときは、大容量ボトルをどうぞ!
玄関に1本置いておけば出かける前にパッと掴んで、シュッとひと吹きしやすいでしょうね!
<ファブリーズも静電気除去スプレーと同様に使える>
最近、家を出る前にファブリーズをかけてしわをピーンと伸ばせるCMが流れていますね!
このファブリーズにも静電気除去スプレーと同じ界面活性剤が含まれていて、静電気防止効果が期待できますよ!
もし、香りが気になるようでしたら、ファブリーズシリーズの無香料タイプを選んでくださいね。

無香料タイプなら赤ちゃんや妊婦さんにも安心して使えるね!
街中や電車の階段などで歩いているときに、香りがふわっと感じられるときありますよね。
そんなときに苦手な香りがぶわっと流れてきたら気分が悪くなる場合がありますので、香るものはほどほどにしておきましょう。
除菌スプレーも同じく静電気除去に役に立つ!
今では日常的に使っている除菌スプレー。静電気除去スプレーの代わりにスカートの内側にひと吹きして使ってみましょう。静電気のくっつきを抑えてくれます。
これも応急処置になります。代表的な除菌スプレーや敏感肌にも優しいスプレーをご紹介します。
商品名 | 容量 | 価格 |
---|---|---|
キレイキレイ 除菌・ウイルス除菌スプレー | 280ml | 402円 |
イータック 抗菌化スプレーα | 250ml | 1,100円 |
アルコール除菌 プレミアム ウイルシャット 衣類用 | 300ml | 980円 |
赤ちゃんにも安心して使える除菌スプレー まましゅっしゅ | 300ml | 2,510円 |
ここまで6つの方法をお伝えしましたが、身近なもので防げることがおわかりいただけたかと思います。
スカートを手で握る方法、ハンドクリームやボディクリームで足やタイツをなでる方法。
そして、スプレー類をシュッとひと吹きする方法でしたね。

除菌スプレーなら普段から持ち歩いているので静電気が発生したらやってみる!
スカートの静電気は事前に予防できる!2つの方法

スカートの静電気は、スカートを履く前に家で予防できる方法が2つあります!
次に家でできる2つの予防法をご紹介しましょう。
- 柔軟剤を使って洗濯する方法
- 衣類の素材の組み合わせで静電気を防ぐ方法
それでは、予防法を一つずつ説明していきましょう。
柔軟剤使用でスカートを洗濯すれば静電気が防げる

なぜ柔軟剤を使って洗濯すると静電気防止予防になるの?
柔軟剤は柔軟仕上げ剤と言われるもので、プラスの働きをする界面活性剤を含んでいます。
柔軟剤の働きは、繊維同士のくっつきを防ぎ、表面をなめらかにすることです。
もう一つは、衣服の表面を滑りやすくして静電気を溜まりにくくすることです。
柔軟剤は洗剤と正反対の働きをするものなので、一緒には入れないでくださいね。必ず最後に投入することが大切です。
では、プラスの働きをする界面活性剤は、静電気とどう関係があるのか?ここで静電気の仕組みについて少し触れてみましょう。
<静電気の仕組み>
静電気は「摩擦と乾燥」が関係しています。空気中の水分が40%を下回ると、静電気が起きやすくなりますよ。
私たちの身の回りにあるものは、すべて電気を持っています。

人間もプラスイオンとマイナスイオンを同じ数だけ体の中に持っているんだよ!
人が動くことで空気と人体、スカートと人体がこすれ合って摩擦がおこり、摩擦によって帯電しています。帯電とは、電気を帯びた状態を意味します。

衣類を脱ぐとき、上着のプラスイオンと体のマイナスイオンがくっついたらどうなると思う?

磁石のプラスとマイナスみたいにくっつくってこと?
当たりです!お互いのイオン(電子)同士がくっつきあって、静電気を発生させます!
気づかないうちに、プラスイオンとマイナスイオンが移動しているのですね。
そして人間は歩くことで、いつも地面との摩擦を起こしていて、体に電気を溜めています。
話はそれますが、でんじろう先生が静電気に関する実験をしていたことを思い出しました。
私も子供のころ「空飛ぶ電気クラゲ」や「まわる紙コップ」の実験を見たことがあります。これは目に見える静電気現象ですね。
YouTubeに【実験】動画でパイプなどの棒を使った動画がありましたよ!見たことありますか?
この動画を見ると、静電気のイメージが掴みやすいと思いました!
好きな香り付きの柔軟剤でスプレーを作ってみよう
スカートの静電気防止スプレーとして柔軟剤を使ったスプレーが作れます!試してみませんか?作り方をご紹介しますね。
用意するものは、水100mlと柔軟剤2滴ぐらいをスプレーボトルに入れるだけです。これで柔軟剤スプレーの完成です!

手作りスプレーでスカートの静電気防止ができるなら、気軽に作ってみようかな?
柔軟材の香りは、ほんのり香る程度で良いでしょう。シミの原因になりますので、柔軟剤は入れすぎないように注意してくださいね!
スカートの静電気は素材の組み合わせで起こる

スカートの静電気発生には衣類の素材が関係していて、素材の組み合わせによって起こります。
衣服の裏に生地の種類が書いてある札が付いていますよね!あそこをまずチェックしてください。

どんな組み合わせが静電気を発生させるの?
静電気が起きやすい組み合わせは、プラスを帯びた衣服とマイナスを帯びた衣服の組み合わせです!
磁石を思い出してもらうとわかりやすいと思いますが、プラスとマイナスは引き寄せられますよね。
衣服に溜まった電気も同じことが言えますよ。まず静電気を帯びていることを帯電していると言います。
そしてプラスイオンを帯電しやすい繊維、マイナスイオンを帯電しやすい繊維が存在します。
このプラスとマイナスをそれぞれ「溜めこみやすい素材」の一覧がこちらになります。
マイナス | プラス |
ポリエチレン ポリウレタン アクリル ポリエステル | 毛皮 ウール ナイロン 絹 |
例えば、プラスとプラス、マイナスとマイナス同士を組み合わせれば静電気は起きにくくなって、スカートが足にまとわりにくい状態になります。
この原理を利用してコーディネートすると、静電気を防ぐことができそうですよ!
プラスのナイロン製タイツと、マイナスのポリエステル製スカートやパンツを組み合わせると、スカートがタイツなどにくっついてしまいます。

なるほど。だから静電気が起きてしまったのね。
衣類の中についている表示で、素材を確認してみると安心ですね。
またスカートの中に静電気防止のペチコートを履くと、静電気と透け防止になるのでおすすめですよ!
スカートやワンピースの下に生地がなめらかなペチコートを履くことで、スカートのまとわりつきが解消されますから是非試してみてください!
私も膝より上のタイプと膝丈のタイプを使用していますが、どの季節でもペチコートは活躍してくれますので、持っていると便利ですよ。
静電気防止加工付きタイツで静電気を起こりづらくする
静電気防止加工付きタイツを履くと静電気が起こりづらくなりますよ!
パンツやスカートでも服がまとわりつきにくいので、試してみる価値がありそうです!

ストッキングで有名なグンゼで、静電気防止加工のタイツが売っているよ!
タイツの色が数色あって、カラフルコーディネートもしやすそう!スカートやブーツなどと組み合わせが楽しめそうです。
私も静電気に困ることがあるので、抗菌防臭と静電気防止加工が施されている高機能付きタイツ、この冬に試してみようと思います!
革素材の靴を履いて電気を放電しやすくしよう
靴底が革素材であれば放電してくれて、足から空気中に電気を逃がせます。
ゴム底は電気を通さないので、電気を溜め込みやすいですよ。だから、静電気が起きやすい乾燥する時期は革素材を選ぶと足から放電することができます。
静電気と言えばスカートの静電気の他に、ドアノブや自動車などの鍵穴でも静電気がバチバチになりやすくないですか?

そうそう、金属の取っ手やエレベーターのボタンも触ると痛いよ。
その場合は、触るスピードをゆっくりにしてみてください。静電気軽減の効果が期待できます。
または手のひらで他の部分を触って電気を逃がしてからボタンや鍵穴に触れると、静電気を抑えやすいですよ!
静電気除去対策グッズを使えばいつも放電状態になる
静電気除去の対策グッズを使ってみるのはいかがでしょうか?
お店やネットでよく見かける静電気除去ブレスレット。内部に電気を逃がす繊維が入っていて、空気中に電気を逃がしてくれる役割があります。
チャームなどもいろんなデザインがあるので、お好みのものを選ぶとおしゃれが楽しめますね!

もし自作するときは、手芸屋さんで制電糸を買ってね。
制電糸とは、静電気の発生を抑えたり、発生した静電気を逃がしたりするために布等に縫い込む糸のことです。
その糸を混ぜて刺繍糸と一緒に編み込んで、チャームをつけたら出来上がりです!
電気を逃がしてくれる糸が買えるなんて、恥ずかしながら知りませんでした!
ネットで調べたら、FUJIXの静電気を防ぐせいでんミシン糸の「静電性ミシン糸150m」が550円で売っていました。
- スカートの裾に1本糸を縫い付けたら思った以上に静電気防止ができた
- 直接体に触れるようにスカートに縫い付けたらぱちぱちしなくなった
- ロングスカートの裏地の補正に手縫いで縫ってみたら、足へのまとわりつきが気にならなくなった
このような良い感想がのっていたので、これは静電気防止効果が得られる糸の可能性があります!
私もロングスカートにこの糸を縫い付けてみたくなりましたよ!
ジグザグに縫ったりロックミシンのように複数本縫ったりすると、糸の量が多くなって静電気防止効果が高くなります!
まとめ

- スカートの静電気を取る応急処置は、手でスカートを握る・ハンドクリームのついた手で足をなでる・スプレー類をひと吹きするなどがある
- スカートの静電気を軽減する予防法として、あらかじめ柔軟剤で洗ったり、素材の組み合わせで衣類の摩擦を起こさないようしたりする方法がある
- スカートの静電気は、静電気防止付きタイツやペチコートを身に付けると起きにくい
- 革製品の靴や静電気除去グッズを使って、空気中に電気を逃がすことができる
今回スカートの静電気が起きたらどうすれば解消されるのか?その応急処置は何か?をテーマに調べてみました。
知らなかった応急処置を見つけられたら、試してみたくなりますよね。
洗濯時に柔軟剤を少し加えたり、スカートに静電性の糸を縫い付けたり、事前にできることがあるのなら是非やってみたいと思います!