
カートリッジは燃えるごみ?燃えないごみ?
定期的に交換する浄水器カートリッジですが、捨て方まで覚えていることは少なく、毎回処分方法に悩むことはありませんか?
私もカートリッジの捨て方に悩む一人です。可燃か不燃か、はたまたリサイクルか、いつもどのようにしていたか忘れてしまいます。
ごみの分別を間違えると、再利用できるものが再利用できず、地球環境を悪化させることにつながります。
それだけではなく、適当にごみを出すと業者に回収されず、管理人や自治体から注意を受けたり、周囲の迷惑になったりと、後から困るのは自分なのです。
浄水器カートリッジは、自治体のごみ分別ルールに従って処理するのが正しい捨て方ですよ。
今回は浄水器カートリッジの捨て方、交換時期、そして交換しないとどうなるかを分かりやすく解説します!
浄水器カートリッジの捨て方は自治体のルールに従おう


浄水器のカートリッジを交換したけれど、どのように処理すればいいんだっけ?
浄水器カートリッジは家庭ごみと分類されるため、お住いの自治体の指示に従って処分するのが正しい捨て方です。
カートリッジは主にプラスチックごみと分別されるため、自治体ごとに対応が変わるのです。

確かに引っ越しでプラスチックごみの分け方が違ったことがあるな。
浄水器カートリッジの捨て方には以下の選択肢があります。
- 浄水器またはカートリッジの説明書に書かれている方法で処分する
- お住まいの地方自治体のごみ分別ルールに従って処分する
- 浄水器のメーカーがカートリッジを回収している場合はリサイクルに出す
一度調べてどこかにメモしておけば、次回の交換時も同じ方法でカートリッジを捨てることができますよ♪
私は今回、メーカーへ問い合わせすることで捨て方を把握することができました。
毎回調べるよりも、どこかに記録として残しておくと次回以降の作業が効率的に進められますね。
お使いの浄水器によって仕様が異なるので、上から順番に処理方法を見ていきましょう。
浄水器カートリッジの捨て方は説明書のチェックから
パナソニック、TOTO、LIXIL、クリンスイ、トレビーノなど、たくさんの浄水器がありますよね。
各浄水器のメーカーサイトのFAQを見ると、使用済みの浄水器カートリッジは「各自治体の区分に従って処理をお願いします」と書かれていることがほとんどです。

たまに、カートリッジ内の水を捨ててから処分するように指示が書かれていることもあるから注意しよう。
基本的に、あるいは浄水器カートリッジの区分が不明な場合は、不燃ごみ扱いで処分する傾向が多くみられます。

私が使用する浄水器も不燃ごみでの処分が推奨されているものでした。水の抜き方は交換手順に記載してあったので、説明書を読むのは大切ですね。
しかし、カートリッジを可燃ごみとして捨てられることを明記しているメーカーもあるので、処分する際には仕様をきちんと確認してみてくださいね。

カートリッジの捨て方に悩んだら、まずは説明書を確認してみよう!
浄水器カートリッジは可燃ごみか不燃ごみで処分する
メーカーが特に処理方法を指定していなければ、使用済みの浄水器のカートリッジは地方自治体のごみルールに従って処分する必要があります。
浄水器のカートリッジは大抵「可燃ごみ」または「不燃ごみ」に区分されますが、それ以外の捨て方を指定する地域もあるので注意してみてください。
説明書に捨て方の指定があればそれに従い、それ以外の場合はごみ分別表を見て判断しましょう。
自分で判断するのが難しい場合は、ごみ収集センターもしくは市役所に分別方法を確認して、正しい捨て方を把握しておくと安心ですよ。

確信が持てず捨て方に不安が残る場合は、問い合わせて解決するのが一番!
もし自治体や市役所に問い合わせるのであれば、使っているカートリッジが何で構成されているかを事前に確認しておくと、より正確な判断ができます。
私は今回、浄水器の説明書がすぐ手元になかったのですが、メーカーに問い合わせたら、丁寧な対応で素材と処分方法の回答が返ってきて助かりました。
ちなみに、オンラインでも「○○(メーカー名) 浄水器カートリッジ 捨て方」と検索すると、メーカーサイトのFAQが検索結果に表示されることがあります。
浄水器カートリッジの捨て方は、ユーザーからよくある質問のひとつであることが分かりますね!
検索によって製品仕様の情報が簡単に手に入るかもしれないので、ぜひ試してみてください。

浄水器カートリッジは何の素材でできているの?
浄水器の種類により異なりますが、カートリッジの主な材料として、不織布、活性炭、樹脂(プラスチック)が使われています。
一般的に、不織布と使用済みの活性炭は燃えるごみとして出すことができます。
浄水器カートリッジは主にプラスチックごみ扱いとなり、自治体によって「可燃ごみ」と「不燃ごみ」に区分され、ごみの処理方法が異なります。

プラスチックは地域によってごみの分別が違うんだね!
ほとんどの自治体では、リサイクルできないプラスチックを「不燃ごみ」として区分していますが、それ以外の捨て方を指定する場合もありますよ。
最近はプラスチックの埋め立てを減らすため、可燃ごみとして処理する自治体が増えているので、そのような場合は「可燃ごみ」が正しい捨て方とされます。

環境のことを考えてごみの処理方法も進化しているんだね!

私の住む地域では、プラスチックを可燃ごみとして出せるようでした。
浄水器のカートリッジを燃やしたとしても、環境に悪影響を与えるほど有害物質は出ないものの、ごみを正しく分別することで環境を守ることにつながります。
そして、環境を守ることは、おいしい水を生み出す自然を守ることにもつながります。

一人一人の環境を守る意識を高めることが大切だね!
今一度、使用済みの浄水器カートリッジがどの区分に当てはまるのか、ごみ分別表を確認しておきましょう。
浄水カートリッジの捨て方に不安がある場合は、自治体に問い合わせることで簡単に解決できますよ!
浄水器カートリッジを回収している場合もある
中には環境への取り組みとして、浄水器カートリッジの回収を行っている会社もあります。

使用済みのカートリッジが新たな資源としてリサイクルされるのは嬉しいことです♪
リサイクルは地球にも環境にも優しいので、回収してもらえる場所があれば利用してみるのも良いですよ。
浄水器カートリッジの交換時期はタイプで異なる

浄水器にはいくつかのタイプが存在し、どのカートリッジでも数か月~1年ごとに交換する必要があります。他にも使用量や水質によって時期が早まることがあります。
カートリッジの交換時期はタイプや使用状況によって異なりますが、大体の目安は以下のとおりです。
タイプ | 説明 | 交換時期の目安 |
---|---|---|
ポット・ピッチャー型 | 容器の中にフィルター設置されていて、持ち運び自在のため、どこでも使えて便利な浄水器 | 1~3か月に1回 |
水栓一体型 | 水栓本体に浄水器カートリッジが内蔵されていて、蛇口部分をシャワーとして使えることも可能 | 2~4か月に1回 |
蛇口直結型 | 蛇口の先端に浄水器を直接取り付けて簡単に使用できるので、最も手軽でポピュラー | 2~6か月に1回 |
据置型 | ホース取り付け型とも言い、浄水処理量も多く、シンク脇に設置する多用途タイプの浄水器 | 6か月~1年に1回 |
ビルトイン型 | 専門工事を必要とするが、キッチンの下に浄水器を設置してシンク回りがスッキリする | 1年に1回 |
一般的には、据置型やビルトイン型はカートリッジのサイズが大きいため、長持ちする傾向があります。
交換時期はメーカーによっても異なり、ろ過した水量(通水量)で決まることもあります。

私が使用する浄水器はビルトイン型で、一定の浄水使用量を越えたら浄水器がランプや音でお知らせしてくれるのでとても便利です♪
浄水器カートリッジの交換時期が早まる理由
浄水器のカートリッジは、交換時期の目安が来る前に、早めに交換したほうが良いケースもあります。
以下のような使い方は、カートリッジに負担をかけて劣化スピードを上げてしまいます。
- 家族がたくさんいて、使用水量が多いとき
- 水道管などの状態により、通常よりも汚れた水がカートリッジに流れたとき
使った水量が浄水可能量を越えていたら、目安の時期の前であっても、早めに交換するのがおすすめですよ。

私は子供が2人生まれてから、ミルクを作ったり、料理で使う水や飲む水の量が増えたりして、カートリッジの交換時期が1年未満になったことがあります。

浄水器をあまり使っていないから、使用期限を過ぎても使っていい?
浄水器の機能を支えるカートリッジには寿命があります。水道水の使用量が少ないからと言って、カートリッジの寿命が延びるわけではありません。
一定量の水道水をろ過すると、どうしても浄水機能の効果が落ちてしまいます。
カートリッジが長持ちしても、使用期間の目安を経過したカートリッジは、内部にカビなどが発生するリスクが高まります。
安全な水を供給し続けるためには、メーカーが推奨する目安の時期を守るのがベストですよ!
浄水器カートリッジの交換目安を知る方法
カートリッジの交換時期が過ぎて浄水機能が落ちると、水の安全性も下がり、衛生面での心配が出てきますよね。
浄水カートリッジの交換目安は以下の方法で知ることができます。
- メーカーが推奨するカートリッジの交換目安(時期と水量)を把握する
- 一定の使用水量を越えたらカートリッジの交換時期を知らせてくれる浄水器の機能に頼る
- 吐水口(とすいこう)から出る水の量が少なくなったり汚れたりしてきた
浄水性能を十分に発揮させるためには、定期的なカートリッジの交換が欠かせません。

カートリッジを交換するときのフィルターの変色具合を見ると、水道管の赤さびがどのくらい付いたかが分かり驚きます…!
浄水器カートリッジの交換時期を逃す理由として多いのが、次のとおりです。
カートリッジの使用期間が長いほど時期を逃しやすく、交換作業が手間と感じてしまうと先延ばしにして結局取り換えなかったケースも少なくありません。
逆にカートリッジの交換時期を守るコツは、次のとおりです。
私の場合、定期購入により年に1回カートリッジが家に届き、浄水器に交換時期を教えてくれる機能が備わっているため、常に清潔な水が使えています。

交換するタイミングが分かりやすいように、水量が表示される機能があるのを選ぶと便利だね。
カートリッジの交換を忘れないためにも、スケジュール帳やカレンダーなどにメモしたり、スマホカレンダーに登録したりして、忘れない工夫をすると良いですね。
浄水器カートリッジを交換しないと水質が低下する

安心安全な水を作るために、多くの家庭に設置されている浄水器ですが、カートリッジの交換時期を過ぎても交換しないと、どのような影響があるのでしょうか。
浄水器カートリッジを交換しないと次のようなリスクが出てきます。
- 浄水器の効果が得られなくなり、ろ過機能が低下する
- 除去すべき不純物がフィルターに溜まり、ろ過した水に流れ出る恐れがある
- 溜まった不純物によって目詰まりが発生し、浄水器が故障する原因になる
- カートリッジの内部にカビなどの雑菌が発生しやすくなり、水に混ざる危険性がある
カートリッジを交換しないと、水道水と変わらない、あるいはそれ以下の品質の水を飲むことになります。

不純物が入った水はおいしくないよ!

浄水器を通した水を飲んでおいしいと感じてから、水道水の水に戻れません。
ただ、日本の水道水は安全性が高いほうで、厳しい品質管理のもと水質基準はクリアしているので、そのまま飲んでも健康上に問題はないと言われています。
浄水器の役割は、発がん性物質などを除去して水道水の安全性を高め、カルキ臭などのニオイを取り除いておいしい水を届けることにあります。
浄水機能が低下しては、このような役割が果たせません。浄水器を上手に使うためにも、カートリッジの定期的な交換は重要なポイントになるのです。

ニオイや不純物を取り除いた水はおいしくて、私はボトルに入れて持ち歩いていました。ペットボトル削減と節約になり気分も上がります♪
他にも、蛇口直結型の場合は蛇口付近やホースのお手入れをしなければ、汚れが蓄積して浄水機能を下げてしまいます。
浄水器協会でも、以下のようにカートリッジ交換の重要性について書かれています。
ご使用の機種に明記されている有効期限より早めに交換するようにすれば、いっそう効果的で、いつもおいしい水が飲めます。なお、台所の洗い物のはね水などによって汚れますから、浄水器本体や切り替えコックなどは清潔に保つようにしましょう。
カートリッジの交換を怠りますと、カートリッジの目詰まりによって水の出が悪くなったり、浄水器本体の故障の原因ともなったりして、浄水器本来の役目を果たさないことになりますので、そんなことになる前に早めの交換をお勧めします。
引用 一般社団法人 浄水器協会
カートリッジだけでなく、本体や付属品の汚れにも注意しながら、安全に浄水器を使ってくださいね。
まとめ

- 浄水器カートリッジは家庭ごみ扱いのため、自治体のごみ分別ルールに従って処理するのが正しい捨て方
- 浄水器カートリッジは主にプラスチック製のため、捨て方は可燃ごみか不燃ごみのどちらかになる
- 浄水器カートリッジはリサイクル可能な場合がある
- カートリッジの交換時期は浄水器のタイプによって数か月~1年単位となり、使用水量や水質によって早まることがある
- カートリッジを交換しないと、本来の浄水機能の効果を発揮できなくなり、水の安全性が低くなる
浄水器カートリッジの正しい捨て方を知ることで、カートリッジの交換作業をよりスムーズに行うことができます。
安心安全な水を保つには、定期的なカートリッジの交換が不可欠です。
浄水器を上手に使い、きれいなおいしい水で体を満たしましょう♪