さつまいもはピンクでもカビと限らない!食べれる品種について解説!

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秋の味覚であるさつまいもは多くのご家庭で愛されていますね。

ほくほくのさつまいもは子供も大人も大好きね!

そんなさつまいもですが、購入したり、いただいたりして、いざ食べようと調理しようとした場合に切り口がピンクだったことは無いですか?

中がピンクになってる!腐ってるの?カビなの?

しかし、カビなのか、それとも腐っているのかと慌ててそのさつまいもを捨てるのは勿体ないです!

さつまいもがピンクなのは品種によるもので食べても問題ないですが、カビやぬめりがある等さつまいもの状態によって注意が必要です。

この記事では、断面がピンクのさつまいもの品種と、ピンクでも食べれるのか腐ってる状態なのかを解説します!

この記事を読まないと美味しく食べれるはずのさつまいもを捨ててしまって後悔することになりますよ!

さつまいもがピンクでもカビだとすぐに判断しないで!

さつまいもの断面がピンクでもカビだと限らず、品種によって食べれる物もあればぬめり等の状態によって食べれない物もあります。

さつまいもは品種によって断面がピンクの物があります。

さつまいもを切ったときに、断面がピンク色だからといって食べれないわけではありません。

しかし、元々ピンク色をしていなかったさつまいもを調理する際に、断面がピンクに変色している場合はカビが生えている可能性が高いです。

カビや腐っている状態はどうやって見分ければいいの?

さつまいもの食べてはいけない状態とは以下の状態をいいます。

  • カビが生えている
  • 黒くなっている
  • しわしわで柔らかい
  • ぬめりがある

以上の状態のさつまいもは腐ってる可能性が高いので注意が必要です。

せっかく保存していたさつまいもを、いざ調理する際にカビが生えていたり、腐っていたりしたらショックですよね。

腐ったさつまいもを食べてしまうと健康にも悪いので、ここでしっかり確認しておきましょう!

それでは、さつまいもの状態について詳しく説明していきます。

カビが生えている

元々断面がピンクではない品種で断面がピンクに変色している場合や、変色が無くてもカビっぽい臭いがしたら中はカビが生えている可能性が高いです。

中身や断面が元々ピンク色ではないさつまいもを切ったときに、ピンクに変色している場合は注意しましょう。

また、カビは黒カビや白カビなど種類によって、さつまいもの表面や皮に生えるカビの色が異なります。

綿のようにふわふわとした物が皮についていたら、それはカビに間違いないでしょう。

黒カビなら黒色、白カビなら白色の物がついています。

そういえば皮に白っぽい綿の様な物がついていたことがあるわ…。カビだったのね。

ただし、カビが生えていても、その範囲が部分的であればその部分を切り落として食べることができます!

さつまいもは内部が詰まっている食べ物なので、酸素に触れるところが少なく表面の皮にカビが生えていても、中までカビが生えていないことがあります。

その場合は食べても問題ありませんが、中までカビが広がっている場合は捨てましょう。

黒くなっている

さつまいもの断面が黒い場合は低温障害が原因なので、その部分を取り除けば食べることができます。

調理過程での黒色への変色は先ほどお伝えしたように、問題ありませんが、既に黒色に変色している場合はさつまいもが痛んでいる状態です。

さつまいもを保存するときに適温よりも低い温度で保存すると低温障害を起こしてしまいます。

そうなったさつまいもは傷みから黒色に変色したり、黒色の斑点がついたりしますので、その部分は食べることができません。

その場合は変色した部分を取り除いてください。

個人的には、傷んでしまったさつまいもに違いはないので、味も食感も落ちていることを考えると食べるのはおすすめしません。

家族には健康的な物を食べさせたいわね。

しわしわで柔らかい

さつまいもの皮がしわしわで、触っただけで指の跡がついたり、折れたりして柔らかい場合は腐っている場合があります。

さつまいもは水分がほとんどの食べ物なので、鮮度が落ちて腐ってしまうと次第に乾燥していきます。

その結果、通常であればツヤツヤな表面がしわしわになり、柔らかく弾力が無くなってしまうのです。

こうなった状態のさつまいもは、食べるのは避けた方が良いでしょう。

見た目も全然美味しそうじゃないわね。

ぬめりがある

さつまいもの表面がぬるぬるとしてぬめりがある状態であれば、腐っているので迷わずに捨てましょう。

先ほどお伝えしたように、さつまいもは鮮度が落ちてから腐ると次第に乾燥して、更に腐敗が進むと表面がぬるぬるとし始めます。

このような状態のさつまいもは腐っているので捨ててください。

さつまいもがピンクでも食べれる品種と変色について!

さつまいもは元々中身や断面がピンク色の品種であれば、問題なく食べることができます!

また、さつまいもは調理過程で変色しますが空気に触れた際の酸化などが原因なので心配はありません。

お伝えしてきたように、中身が元々ピンク色のさつまいもは品種によるもので問題なく食べていただけます。

じゃあ、もともと中がピンク色のさつまいもって?

さつまいもの品種である安納芋は、中身がピンクやオレンジの代表的な品種です。

それではさつまいもの中身や断面がピンク色の品種についてご紹介します。

  • 安納芋
  • 紅娘
  • アヤコマチ
  • ハヤトイモ

以上の品種は元々、中身がピンク色をしているので問題なく食べることができます!

安納芋

ねっとりとした食感と、焼き芋にすることで糖度が更に高くなることで人気の安納芋です。

安納芋の中身は元々、オレンジがかったピンク色をしています。

断面にオレンジの斑点がある場合でも正常なので、問題ありません。

安納芋のピンク色は、老化を防ぐ抗酸化作用や心筋梗塞を予防する効果があります!

紅娘

紅娘の中身は薄い赤色かオレンジですが、加熱することでオレンジが濃くなります。

こちらも、元々のオレンジ色であるため、問題なく食べることができます!

紅娘のオレンジはとっても鮮やかできれいだね!

アヤコマチ

アヤコマチも元々、中身が濃いオレンジ色をしていて食べても問題ありません!

断面がとても濃いオレンジなので、一瞬食べても大丈夫なのかなと不安に思う方もいるかもしれません。

問題はありませんので、美味しくいただいてください!

ハヤトイモ

ハヤトイモは中身がニンジンのような淡いオレンジ色をしています。

サーモンピンクにも見える品種で、ふかし芋や大学芋にすると更においしく食べることができます!

ハヤトイモは切って放置していると断面が黒く変色するので、気になる方は水に浸して予防しましょう。

さつまいもを切ってみてピンクやオレンジであれば一度さつまいもの品種について確認してみましょう!

さつまいもの品種を確認することによってピンク色でも心配する必要はなくなりますよ。

さつまいもを調理するとき、断面が変色していくことがありますね。

これはごぼうが調理過程で変色していく過程と同じで心配はありません。

さつまいもは調理過程で緑色や黒色などに変色することがあります。

さつまいもはどうして調理過程で変色するの?

さつまいもの変色は、さつまいもに含まれているポリフェノールや成分によるもので、その成分により変色の色も異なります。

変色の色黒色緑色
変色に関係する成分ポリフェノールクロロゲン酸
変色する原因酸化アルカリ性に反応

さつまいもがなぜ黒色と緑色に変色するのかご説明します。

切ると次第に黒く変色する

さつまいもが切ると黒色に変色するのは酸素に触れて酸化することが原因ですが、食べても問題ありません。

さつまいもにはポリフェノールが含まれていて、皮をむき、切った後に酸素に触れて次第に黒く変色し始めます。

これは、ごぼうやナス、りんごに共通することであなたも調理のときに経験したことはありませんか?

黒く変色するのは他のお野菜と一緒だね!

食べることに問題はありませんが、見た目が黒くなるのが嫌なので、私は切ったあとはすぐにアク抜きの為に水に浸しています。

緑色に変色

さつまいもは天ぷらなどの調理過程で材料に反応して緑色に変色する場合と、保管の時にアンモニアに反応して変色する場合がありますが問題なく食べれます!

さつまいもが緑色に変色していく場合も、他の野菜が調理過程で変色する原因と同じです。

ただ、緑色に変色するは正直おいしくなさそうですし、食べても大丈夫なのか心配になりますね。

さつまいもが緑色に変色するのは、ポリフェノールの中の一種であるクロロゲン酸が関係します。

クロロゲン酸は、アルカリ性のものに反応して緑色に変色させます。

天ぷら粉のなかには重曹やベーキングパウダーといったアルカリ性が含まれていて、これに反応して調理過程で緑色に変色することがあるのです。

また冷蔵庫に保管する際に、庫内でアンモニア(アルカリ性)の気体が発生した際に緑色に変色することもあります。

どちらの場合も食べることに問題はないので安心して食べてくださいね。

黒色や緑色に変色する理由が分かったわね!

さつまいもがピンクに変色しない保存方法について!

さつまいもをピンクに変色すること無く保存できる保存方法は、洗わずに1本ずつ新聞紙に包んで常温保存することがポイントです!

さつまいもは保存するのに冷蔵庫は避けましょう。

秋になると我が家では、よく子供が芋堀りに行って学校からさつまいもを持って帰ってきてくれました。

もちろん土がついた状態で新聞紙に包んで持って帰ってきましたが、私は土を水で洗い流して野菜室で保存していました。

今思うと最適な状態で学校から持って帰ってきてくれたのにと後悔します。

土がついたままの状態が理想なのね!

さつまいもがピンク色などに変色や腐ることがない保存方法については以下のとおりです。

  • 常温保存
  • 通気性のある冷暗所で保存
  • 洗わずに新聞紙で包む

さつまいもは低温障害を起こしてしまうので5度以下の冷蔵庫は避けましょう。

通気性の良い日光が直接入らない冷暗所か段ボールに保存するのがおすすめです!

20度以上は高温になるので、ピンク色に変色など腐りやすくなるので夏場は注意が必要です。

冷蔵庫は控えた方が良いけど、夏場は気温が高いから常温でも注意が必要なのね…。

また、さつまいもに土が付いていれば水で流さずにそのまま1個ずつ新聞紙で包んで保存すると長くて3ヵ月は保存できます。

もし、水で洗ってしまった場合は、冷蔵庫で保存して早めに食べましょう。

さつまいもを美味しく食べれるように正しい保存方法を是非活用してみてください!

まとめ

  • さつまいもがピンクなのは安納芋など品種によるもので食べても問題ないが、カビやぬめりがある等さつまいもの状態によって注意が必要
  • 元々ピンク色をしていなかったさつまいもを調理する際に、断面がピンクに変色している場合はカビが生えている可能性が高い
  • 黒や白のカビが生えている、しわしわになっている、全体的に黒く変色している、ぬめりがある場合は腐っているので食べれない
  • さつまいもは安納芋や紅芋など元々中身がピンク色の品種は食べても問題ない
  • さつまいもが調理過程で変色するのは空気に触れた際の酸化などが原因で食べても問題ない
  • さつまいもは洗わずに1本ずつ新聞紙に包んで常温保存することでピンクに変色すること無く、美味しいまま保存できる

さつまいもがピンクなのは品種によるものと、変色によりカビや腐っている可能性があることが分かりましたね。

腐っている可能性が高い場合は見極めポイントを確認して健康に害がないように、しっかり状態を確認しましょう。

せっかくなら美味しいさつまいもを本来の美味しさでいただけるように保存方法も是非参考にしてくださいね!