歯ぎしりにボトックスは保険適用ではないが注目される理由とは?

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歯ぎしりにボトックス治療が効果的って聞いたけれど、保険は使えるのかしら?

歯ぎしりはボトックスで治せますが、ボトックスは保険適用ではありません。

ボトックスが保険適用になるケースもありますが、歯ぎしり治療では保険適用にならないのです。

しかし歯ぎしりは放っておくと体に不調をきたすこともあるので、何らかの処置はしたほうが良いと思います。

そこで今注目を集めているのがボトックス治療なのです。

ボトックスは、美容整形ではしわ取りなどによく使われるものですが、歯ぎしりの治療でも使うことができます。

この記事を読めば、ボトックスが歯ぎしりとどう関係するのか分かりますよ!

では、歯ぎしりの治療でどのようにボトックスが使われるのか、またその他の注目点などについて、これからお伝えしていきますね。

 

 

歯ぎしりはボトックスで治せるが保険適用ではない!

歯ぎしりはボトックスで治せますが、ボトックスは保険適用ではありません。

つまり、自由診療になるわけです。そして自由診療の場合は、同じ治療でもその費用は歯科医院により違ってきます。

ボトックス治療ではありませんが、例えば自由診療で使われる歯の詰め物の価格も歯科医院により違うようです。

私も同じ歯の詰め物なのに、ある歯科医院では3万円と言われ、別の歯科医院では2万5千円と言われたことがあります。

結局保険の範囲内で治療してもらいましたが、歯科医院によって治療費が違うのだなと感じました。

保険適用であれば国の基準がありますが、自由診療になるとその基準はなくなり各歯科医院の判断により費用が変わってくるようです。

とりあえずボトックス治療だと、大体これくらい、みたいな費用相場はあるの?

ボトックス治療の費用相場は1万4千円から6万円くらいになります。実に幅広いですよね。

費用が変わる理由は歯科医院によって違いますが、一般的には「かむ力」と「お口の状態」によるところが大きいそうです。

軽度の歯ぎしりや食いしばりであればそれほど費用はかからないかもしれませんが、何とも言えないところでもあります。

ご予約の際に、費用の目安を歯科医院に直接聞かれると良いでしょう。

 

ボトックスは保険適用ではないが医療費控除は使える

ボトックス治療は保険適用ではなく自由診療です。しかし歯科治療であれば医療費控除の対象になります。

医療費控除ってよく聞くけれど、やったほうが良いのかな?

医療費控除とは、医療費が1年間で10万円を超えた場合、その超えた分だけ所得税が安くなる制度のことです。

つまり、後からお金が戻ってくるので、やらないよりはやっておいたほうがお得ですよ!

例えば医療費が15万円かかったら、5万円が医療費控除の対象となり、一般会社員であれば税金が1万円ほど安くなるのです。

たったの1万円と思われるかもしれませんが、ボトックス治療だけで考えてみれば1万円安く受けられるようなものです。

なるほど!それならお得かもしれないね。

しかも、この制度は同居されているご家族全員分を合わせることができます。

ご家族全員分の医療費とボトックス治療費を合わせれば、意外と簡単に10万円は超しそうですよね。

ちなみにしわ取りなどの美容診療においては、ボトックス注射は医療費控除の対象になりませんのでご注意ください。

では、そのボトックス注射の中身やボトックス治療の内容などについて、これからお伝えしていきたいと思います。

 

ボトックスとは何なのか?なぜ歯ぎしりに有効なのか

ところで、ボトックスって何なのかしら?

ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種のことになります。

ボツリヌス菌って、なんだか毒物(どくぶつ)っぽい気がするのだけれど…。

安心してください!治療に使われるボトックスは、ボツリヌス菌を精製して毒性を完全に取り除いたものなので安全です。

このボトックスには、筋肉をゆるめる作用があります。

ですので歯ぎしりや食いしばりでガチガチに固まっている、あごまわりの筋肉の緊張をほぐすことができるというわけです。

しかしボトックスは美容外科でもよく使われるもので、いわゆる最先端治療になります。まだ一般的ではないため保険適用にはならず、自由診療になるのです。

 

ボトックス治療とは何をするのか?具体的に解説!

ボトックス治療って具体的にどんなことをするの?

ボトックス治療では、まず触診をしてどの部分が張っているかを確かめます。それから張っている箇所に頬(ほほ)の外側から数か所注射をします。

大体の流れを表にまとめてみましたので、ご覧ください。

  1. カウンセリングを行い、ボトックス治療に適しているかどうか問診と触診をおこなう
  2. ボトックス注射の詳しい説明を患者様におこない、納得されたら治療同意書にサインをしてもらう
  3. ボトックス注射の施術をする(5分程度)
  4. 術後は経過観察をおこなう

注射をするので多少の痛みはありますが、普通に腕に注射をするようなチクッとした痛みです。

処置時間は5分程度なのですぐに終わりますし、施術後は普通にお化粧直しをしても問題ありません。

施術後は歯科医師に状態を確認してもらってから帰宅し、経過観察になります。

そして数ヶ月単位で定期的に来院して状態を確認してもらい、効果が切れる前に再度ボトックス注射をしてもらうというのが、ボトックス治療の一連の流れです。

入院する必要もないので、普通に歯医者に行くような感覚で大丈夫ですよ!

 

歯ぎしりには音を立てるタイプと立てないタイプがある

歯ぎしりには上下の歯をぎりぎりと音を立ててこすり合わせるグライディングと、上下の歯を強くかみしめるだけで音は立てないクレンチングがあります。

グライディングは「歯ぎしり」、クレンチングは「食いしばり」と言われており、どちらか片方だけの場合もありますし、両方の症状が出ている場合もあります。

おそらく歯ぎしりのほうが、周りからも指摘されやすいので本人も自覚しやすいでしょう。

しかし食いしばりは、音を立てていないので周りも気づきにくく本人も自覚しにくいと思われます。

私は歯ぎしりがうるさいって言われたことがないから大丈夫よね!

このように思っているあなたも、もしこの後に指摘する症状があるようなら要注意です。その症状はやがて弊害となり、あなたの体に深刻な影響を及ぼします。

歯ぎしりや食いしばりの原因は、主にストレスによるものと言われています。

起きている間であれば、ストレスがかかると肩や首に力が入りやすくなり肩首がこりやすくなりますが、寝ている間は無意識に歯にも力が入りやすくなります。

沢山寝たはずなのに疲れがとれない、あごが痛いなどの症状がある場合も、歯ぎしりや食いしばりをしている可能性が高いと言えるでしょう。

私も時々、「よく寝たはずなのに眠いし朝からだるい」ということがあります。そういう時は足もむくんでいるので、血流が悪くなっていることを感じます。

年のせいかとも思いますが、おそらく体の力が抜けきっていないのでしょう。

力が抜けきっていない状態が続くと、血流不足を引き起こします。ですので足がむくんでくるのです。

血流不足の体は老廃物や疲労物質も溜まりやすくなり、免疫力も下がります。そのため体調も崩しやすくなるそうです。

たかが歯ぎしり、と考えていると大変なことになるかもしれませんので気をつけましょう。

それでは最後に、歯ぎしりを放置しておくことで起こる症状やそれによる弊害についてお伝えしていきたいと思います。

 

歯ぎしりを放っておくとどうなるのか知っておこう

歯ぎしりや食いしばりを放っておくと、以下の表に示している様々な症状が起こります。

  1. 歯がすり減って平らになる
  2. 歯に亀裂が入る
  3. 歯の根元が欠けて知覚過敏になる
では、これらの症状が引き起こす弊害についても説明していきますね。
<1.歯がすり減って平らになる>

ただすり減るだけなら問題なさそう!

歯の外側はエナメル質というとても硬い材質でおおわれています。
歯がすり減るということは、その硬いエナメル質がすり減るほど強力な負荷が歯にかかっているということになるのです。
<2.歯に亀裂が入る>

歯に亀裂が入るということは、エナメル質にヒビが入るということです。例えるならコンクリートの地面にヒビが入るようなものですね。

非常に強い力が加わっているということがお分かりいただけると思います。

歯を支える組織として「歯根膜(しこんまく)」と「歯槽骨(しそうこつ)」があります。
「歯根膜」は歯と歯槽骨をつなぐ組織で、歯に加わった圧力を感知するという役割があると言われています。
ですので、歯に強い力が加わると歯根膜がそれを感知し、炎症を起こします。
この「歯根膜」が炎症を起こすと、歯が浮いたような違和感や痛みを感じるようになるのです。
虫歯でもないのに、歯に痛みを感じるようになるのは避けたいですね!
<3.歯の根元が欠けて知覚過敏になる>

通常、知覚過敏は歯磨きの時に力をかけすぎているなどの理由で、エナメル質が少しはがれてくることにより起こる症状です。

それが歯の根元だけ欠けるということは、上から相当の力が加わり根元がつぶれてしまったということになります。

物を壊すとき、上から急激に力を加えれば全体がつぶれますが、上からじわじわと圧力をかけていくと上と根元から崩れていきますよね。

歯ぎしりや食いしばりも、歯にじわじわと圧力をかけていくので、歯全体ではなくまず歯の上側が欠け亀裂が入り、根元が崩れます。

根元のエナメル質が欠けてしまうと、歯はとても不安定な状態になってしまうのです。

さらに負荷をかけ続ければ、歯の下にある骨がやせて歯ぐきが下がり歯がグラグラしてきてしまいます。

そうなってくると、その下がってしまった歯肉とグラグラしている歯の間にすき間ができやすくなります。

そのすき間に歯垢がたまり、やがて歯石となり歯周病につながっていくというわけです。

「ただの歯ぎしりと考えて放っておいたら、いつの間にか歯周病になっていた」ということになるかもしれません。

「保険適用ではないならやめておこう」と安易にあきらめずに、ご自分のお口の状態をよく観察してから、治療をするかしないかを決めたほうが良いでしょう。

 

 

歯ぎしりでボトックス治療をするデメリットとは

歯ぎしりを治すためにボトックス治療は効果的ですが、副反応などのデメリットもあります。

注射をした部分が腫れたり食べ物をかんだ時に違和感を覚えたりすることもあるでしょう。

また、ボトックス注射により筋肉をゆるめられる期間は永久的ではないため、定期的に通院する必要があるのです。

それほどつらい痛みではないとはいえ、元々痛みに敏感な場合は負担が大きいと言えます。

私はそれほど痛みに敏感ではありませんが、痛いのはあまり好きではありません。

「好きではない」という気持ちだけでもストレスにつながりやすいと言えます。

あなたがもしボトックス治療をしたいと考えているのであれば、その効果(メリット)とデメリットを比較してじっくりと考えてみてください。

それではまず、デメリットについてお伝えしていきますね。

 

歯ぎしりでボトックス治療を受けるデメリットは?

歯ぎしりを治すためにボトックス治療をすると起こり得るデメリットは、以下の5点です。

  • 注射した部分が皮下出血を起こしたり腫れたりするような副反応が起きることがある
  • 費用が高い
  • 食べ物を食べたときに違和感を覚えることもある
  • 作用が永久的ではないため定期的に注射をする必要がある
  • ボトックス治療をする歯科医師の技術により効果に差が出る

副反応が出るか出ないかは個人差があります。

全く気にならない程度しか出ない場合もあるので過剰に怖がることはないですが、用心はしておいたほうが良いでしょう。

費用面に関しては、歯科医院により差があります。それだけ費用をかける価値があるかないかは歯科医師の技術力にかかっていると言えると思います。

ボトックス治療をおこなっている歯科医院では、普通の歯科治療もしているところが多いので、不安があるようならまずは普通に歯科治療を受けてみましょう。

歯科医院のどういうところを注意して見ておくと良いのかしら?

医院内は清潔さがあるか、最新の機器を取り入れているか、麻酔は痛くないかなどをチェックされると良いでしょう。

以上の点を注意してみて、良いと感じたらボトックス治療について聞いてみると良いと思います。

 

歯ぎしりを保険適用で治す方法もある!そのやり方とは

歯ぎしりは治したいけれど費用が高いのはいやだわ…。

そんなお悩みをお持ちのあなたには、スプリント療法がおススメです。

スプリント療法とは、寝ている間にナイトガードと呼ばれるマウスピースを上の歯に装着し、歯に直接刺激が加わらないようにする方法になります。

上顎(じょうがく)の歯型を取り、あなたの歯の形に合わせたマウスピースを作成するので、合わないということはありません。

マウスピースが出来上がるまで一週間くらいかかります。その間はマウスピースのお手入れ方法を覚えておくと良いですよ。

マウスピースのお手入れ方法や装着の仕方については、歯型を取った時に歯科医師から説明があると思います。

マウスピースが出来上がったら歯科医院で微調整をしてもらえるので、装着して違和感があるようなら遠慮なく歯科医師に相談してください。

逆にその時に何も言わなければ後から不快な思いをすることもあるので、細かいことでも必ず相談されたほうが良いですよ。

それもそうね。できあがったその日に使いづらくて使えなかったらショックだし…。

スプリント療法なら保険が適用されるので、実費はマウスピース代5千円ほどです。あとは保険負担分の費用のみになります。

痛みはありませんし、マウスピースの微調整は保険の範囲内でしてもらえるので負担も少ないと言えます。

ただ、装着に慣れるまでは多少違和感もありますし、マウスピースも消耗品なので永久的に使えるというわけではありません。

では、費用の面で躊躇(ちゅうちょ)されているあなたに、ボトックス治療による効果もお伝えしていきますね。

ボトックス治療を受けるか受けないかは、ボトックス治療の効果を知ってから、デメリットと比較してじっくりとお考えください。

 

 

歯ぎしりでボトックス治療する効果を3つ紹介!

歯ぎしりでボトックス治療をすると色々な効果があらわれます。その効果とは大きく分けて以下の3点です。

  • 歯ぎしりや食いしばりが楽になることで、あごだけではなく肩や首の力も抜けてくる
  • 肩や首の力が抜けることで肩こりや頭痛などの症状が楽になる
  • あごの力が抜けることで顔のエラが張らなくなり顔全体がすっきりとした印象になる

実は歯ぎしりや食いしばりをしている時、歯にかかっている力は体重の約1.5倍と言われています。

つまり体重が60kgだったら、90kgの負荷が、歯にかかっているということですね!

90㎏の荷物を歯でくわえているようなものですから、私の場合はそれだけで肩に力が入りそうです。

それだけの力が加わっていれば、あごや肩首にも相当の力が加わるということは簡単に想像がつくかと思います。

つまり肩首に力が入りやすい時は、口の力を意識して抜いてみると自然に肩や首の筋肉もゆるむということになるのです。

口の力を意識してゆるめると、こんなに力が抜けるのね!

肩や首に力が入りやすいという場合は、口の力を抜くということを少し意識してみてください。

しかし寝ている時は、意識的に口の力を抜くことはできません。そのため歯ぎしりや食いしばりといった症状があらわれるのです。

さらに歯ぎしりを続けることであごの筋肉が発達してきます。すると顔のエラが張ってくる場合もあります。

顔のエラは生まれつきの形なのかと思っていたわ…。

ボトックス治療では、ボトックス注射によりあごまわりの筋肉のはたらきをゆるめることができます。

そのため歯に力が入りにくくなりエラもなくすことができるのです。

ボトックス注射であご周辺の筋肉のはたらきをゆるめることで、無意識下でも口まわりの筋肉をゆるめることができるのは、実に画期的な治療法と言えるでしょう。

 

ボトックス治療の効果はどれくらい続くのか知りたい!

ボトックス注射って1回打てばそれで終わりなの?

ボトックス治療での効果は、大体3~6ヶ月続くと言われています。ですので1回打って終わりではありません。

効果がなくなる前に再度ボトックス注射をして、その効果を持続させるという治療が一般的です。

状態によっては、数回のボトックス注射で症状が改善されることもあるそうです。

最初は費用をかけて歯ぎしりや食いしばりを軽減させるようにして、効果が持続しているうちに歯ぎしりや食いしばりをなくせる努力をしていくと良いかもしれません。

前にもお伝えした通り、歯ぎしりや食いしばりの原因は主に「ストレス」によるものです。

あなたのストレスの原因は何かを考え、それをなくすにはどうすれば良いのかと考えて実行していけば、ストレスは軽減されます。

仕事のストレスは仕方ないでしょ。

確かに仕事の場合は仕方がない部分もありますが、趣味を楽しんだり一人の時間を作ったりすることで、ある程度ストレスが解消されることもあります。

ボトックス治療ではあごまわりの筋肉のはたらきをゆるめることができますが、普段もなるべく力を抜きやすい環境を作っていきましょう。

そうすることで、ボトックス治療の効果をより高めることができますよ!

 

 

まとめ

  • 歯ぎしりでのボトックス治療は保険適用ではないが安易にあきらめない
  • 保険適用ではないため費用相場は幅広いがボトックス治療は医療費控除の対象になる
  • 歯ぎしりでボトックス治療を受けるデメリットは副反応と費用の高さ、効果が永久的ではないことが挙げられる
  • ボトックス治療を受けた後は物を食べたときに違和感を覚えることもある
  • ボトックス治療は施術する歯科医師の技術により効果に差が出ることもある
  • ボトックスはあごまわりの筋肉のはたらきをゆるめる効果がある
  • ボトックス治療により顔の印象が変わり肩こりや頭痛解消の効果がある
  • ストレスを少なくしていくことでボトックス治療の効果をより高めることができる

歯ぎしりにボトックス治療が注目されている理由は色々あります。保険適用ではないと言っても、その効果はとても魅力的ではないでしょうか。

もちろん、デメリットも無視できるものではありませんが、効果と比較してみるとそのデメリットがかすんでくることもあるかもしれません。

あなたの健康がいつまでも続くことを、私は願っています。

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