人工芝の下地は川砂でいいの?DIYする場合に必要な砂や道具を紹介!

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人工芝を敷く際、必要になってくる下地作りですが、下地材は川砂が適切だと思いますか。

下地材には川砂?山砂?再生砂?調べるといろいろ出てくるよ!

結論から言うと、川砂は水はけが良いことや雑草が生えにくいといったメリットがありますが、固まりにくいため、人工芝の下地には、向いていません。

土壌の水はけがよく、比較的平らになっている場所では、わざわざ川砂を敷く必要はないです。

下地作りから人工芝を敷くまでの手順もお伝えした後、コンクリートや砂利のお庭に人工芝を敷く方法もお伝えします。

これを読んでから施工することで、一段とプロっぽい人工芝が敷けます。

せっかく敷いた人工芝が川砂を敷いたせいでボコボコ、ぐちゃぐちゃになってしまわないよう、最後までお読みください。

人工芝の下地に川砂は適切?見合った砂を使おう

人工芝を引く際の下地に川砂は必ずしも合っているというわけではありません。

川砂を敷く最大のメリットは、「水はけがよくなる」という点です。

川砂とは、もともと石が川を流れるうちに細かくなったものなので、敷くと隙間ができ、そこを水が流れるといった構図です。

また、雑草が生えにくく、害虫対策にも効果が期待できます。クッション性もあるため、人工芝が踏み心地いいものにもなります。

デメリットは固まらないということです。下地である川砂が固まらないと、人工芝を敷いた際、デコボコになってしまいます。

川砂を敷く際は、砕石を先に敷いてから川砂を敷くか、川砂を引いた後、転圧機でしっかり転圧しましょう。

また、コストや労力が掛かるので、もともと水はけが良い場所であれば、川砂は必要ではありません。

じゃあ、人工芝の下地材はどれを選択したらいいの?

その疑問に次でお答えしますので、ご覧ください。

人工芝の下地材は特徴が様々!メジャーな砂をピックアップ!

砂の種類 水はけ 固まりやすさ
川砂・珪砂 ×
真砂土
山砂
左官砂
除草土 ×
再生砂

結果的に、人工芝の下地材には、山砂か再生砂が良いです。左官砂はコストがかかるため、予算があるのであれば、他の砂をおすすめします。

あとは土壌の状態と照らし合わせて、決めるのが良いでしょう。

また、土壌の水はけが良く、平らであれば、下地材を敷かないという方法や、陥没した部分にだけ敷くという方法もあります。

この方法は労力やコストのカットにつながります。

自家用車に積める量も限られているから、砂の量が少なく済む方がいいな~

では、実際に人工芝を敷くまでの手順をご説明します。

人工芝の敷き方!一番大事なのは下地作り!

人工芝の敷き方
  1. 雑草を除去し、平らにする
  2. 砂を広げて転圧する(必要であれば)
  3. 防草シートを敷く
  4. 人工芝を敷く

一つずつ順を追って、詳しく説明していきます。

〈1.雑草や石を除去し、平らにする〉

雑草が生えていたり、石があったりすると、施工後人工芝が、ボコボコになる原因となります。

また、雑草の根や木の根もしっかり除去しないと地が固まらず、再び雑草や木が生えてくる可能性があります。

ここを、しっかりやるかやらないかで、出来栄えが変わってきます。

平らにしたら、転圧機をかけます。転圧機はホームセンターなどでレンタルでき、値段は、1日1000円~2000円程度です。

転圧機とは、砂や砂利を押して絞め固める重機です。プレートコンパクターとも言われます。

転圧機がなくても、足のかかとやレンガなどを当てて踏み固めるでもいいでしょう。

〈2.砂を広げて転圧する〉

砂を敷く場合は、その砂材が3㎝になるように広げます。

【敷く面積(㎝²)×3(㎝)=○(㎝³)=○/1000(ℓ)】

この式で必要な砂を買い、平らに広げます。ここでもう一度転圧機をかけます。

〈3.防草シートを敷く〉

敷地に合わせて、除草シートをカットします。除草シートは、ハサミやカッターで簡単に切ることができます。

ここでポイントなのが、隙間なく敷くことです。

光が少しでも入ると雑草が生えてきてしまいます。

隙間なく敷くコツとしては、除草シートと除草シートを5㎝ほど重ねることです。

キレイに敷けたら、除草シート用のU字のピンで留めていきます。

ピンはハンマーで打ち込んでいきます。土が硬くて打ち込めない場合は、ピンを短くカットしてみましょう。

〈4.人工芝を敷く〉

人工芝には芝目と言って、芝の葉の向きがあります。人工芝をよく目にする方向へ、芝の葉先が向くように敷くとキレイです。

人工芝の形状によって、芝の葉をよく目にする方向へ向けることができない場合もあります。その際は、芝の葉先が横向きでも大丈夫です!

カッターの刃は頻繁に変えた方が仕上がりはキレイです。

特に、人工芝を切るときは切れ味が大事ですので、100円均一などの安いカッターの場合は刃を作業中に小まめに交換してください。

実は我が家も人工芝をDIYしました。石が多い下地だったので、平らにするのに苦労しました。

石を撤去した分、砂を足す必要があったので、山砂で補いました。

幸い時期が春の涼しい時期だったので、子供たちと遊びながら、何日かかけて作業しました。

プロに任せるよりコストは安く済みましたが、時間と労力が掛かるのは、否めません。

人工芝を敷きたい場所の下地の状況を見て、自分でDIYするのか、プロにお願いするのか見極めた方がいいでしょう。

手順は意外と少ないんだね!

人工芝の下地をDIYするのに必要な道具を揃えよう!

人工芝の下地作りや、人工芝をDIYするのに必要な道具はすべてホームセンターで揃います。

必要な道具と使い方を説明します。メモして買い物に行きましょう。

  1. ハンマー
  2. カッターやハサミ
  3. メジャー
  4. ペン
  5. 人工芝、人工芝用固定ピン
  6. 人工芝用除草シート、ピン
  7. 下地材(必要であれば)
  8. 転圧機(レンタル)

すべてホームセンターにあるものばかりで、安価なものが多いです。

なかには、すでに持っている用品もあるかもしれません。

カッターやメジャー、ペンは人工芝や除草シートを切る時に使用し、人工芝や除草シートは実際に敷くものです。

それぞれのピンはハンマーでそれらを留める物になります。

転圧機のみ、馴染みのないものかと思いますので、レンタルできるホームセンターの紹介や使用方法をご紹介いたします。

転圧機のレンタルができるホームセンター!

転圧機のレンタルを行っているホームセンターは、コメリかジョイフルエーケーというホームセンターです。

コメリはたくさんの都道府県に、何店舗もありますが、転圧機のレンタルをしていない店舗もあるので、注意が必要です。

またコメリの場合は会員カードが必要ですので、持っていない場合は作ってしまいましょう。

残念ながらジョイフルエーケーは北海道のホームセンターですので、北海道以外にお住まいの方には、現実的ではないです。

転圧機は全国どこのホームセンターでも借りられるというわけではありません。

また運搬は自身で行わなければならないため、自宅近くのホームセンターにすることをおすすめします。

転圧機が借りられる重機レンタル会社が存在する!

建設機械や、重機のレンタル会社は個人でも転圧機を借りることができます。

転圧機が借りられるホームセンターが近くにない場合は、こういった会社がないか探してみましょう。

借りるのに、審査がある場合があるので、転圧機を使いたい3日前には、問い合わせをしましょう。

この審査というものはよっぽどのことがない限り落とされないようなので、安心してください。

転圧機は諦めようと思っていたけど、ホームセンターで借りられるなら、借りてみようかな!

転圧機の使用方法!借りる際に確認しておこう!

転圧機なんて、普段触ることがないと思いますが、意外と簡単です。操作方法をご説明します。

転圧機稼働の仕方
  1. 燃料コックを開く
  2. エンジンスイッチをオンにする
  3. チョークレバーを閉じる
  4. 始動ノブをひいてエンジンをかける
  5. チョークレバーを開く
  6. アクセルレバーを開くと前進する

動き出したら、固めたい部分に転圧機を動かしていくだけです。

ただ、転圧機は重機なので、誤って足などを踏んでしまうと大変な事故になります。安全靴などを履いて行うようにしましょう。

ちなみに、安全靴もホームセンターで2000円前後で売っています。

転圧機停止の仕方
  1. アクセルレバーを閉じる
  2. エンジンスイッチをオフにする
  3. 燃料コックを閉める

下地材を足す場合も足した後、転圧するとよりキレイに仕上がります。

ここまでが簡単な使用方法です。使用方法も含めて、レンタルする際に店舗の人に確認できるので、わからないことは聞いてみましょう。

そして場合によっては試運転もさせてもらえるので、そこで自分でできそうか判断してもいいと思います。

また、転圧機は重いもので60キロあるので、1人で作業する場合は積み下ろしができるか確認した方が良いでしょう。

転圧機があった方がキレイにいくことは確かです。

転圧機を借りて自分でDIYするのか、転圧機なしでDIYするのか、それも含めてすべて行ってもらえる業者にお願いするのか、検討しましょう。

我が家は実家に転圧機があったため、それを借りて転圧しました。

さすが重機といった感じで、とても人間の足では出来えない地面になりましたし、あっという間という感覚でした。

現状、我が家は人工芝を敷いて3年たちますが、目立った崩れなどはなく、まだまだキレイです。

人工芝にしたい場所の下地がコンクリートや砂利の場合

人工芝は敷く場所によって下地を変える必要があります。

人工芝を敷く場所が土の上だけとは限りません。コンクリートの上や、砂利の上などがあります。

ここでは、この2つ場所の場合、下地をどうするか説明します。

人工芝をコンクリート上に敷くときの下地作りは簡単!

人工芝をコンクリートの上に敷く場合、下地材は必要なく、人工芝を接着剤や両面テープで固定します。

その際、石や砂があるとうまく接着しないので、念入りな掃除が必要です。

コンクリートに雑草は生えないので、除草シートは不要です。

また車が乗り入れる場合があるところには、人工芝は向いていないので、やめておきましょう。

下地作りもいらないコンクリートの上はDIY初心者でも簡単にできそうだね。

人工芝を砂利の上に敷くときの下地作りは難しい!

砂利が撤去できる場合は撤去した方が仕上がりがキレイですが、撤去できない場合は、大きい砂利や丸い砂利は撤去し、山砂などの固まりやすい下地材を入れ、平らにします。

ただ、この方法は素人には、難易度が高いので、おすすめできません。業者に頼むか、砂利の撤去をおすすめします。

コンクリートや砂利に飽きて来たら、人工芝にするのもいいかもしれませんね。

また、範囲を分割して、コンクリートと人工芝、砂利と人工芝なども流行っています。お気に入りのお庭ができるといいですね。

まとめ

  • 人工芝の下地は必ずしも川砂がいいというわけではない
  • 川砂のメリットは水はけが良いところである
  • 川砂のデメリットは固まらないところである
  • 人工芝を敷く際は下地作りが重要
  • 人工芝を敷く際に必要な道具はホームセンターで揃う
  • 転圧機はホームセンターでレンタルできる
  • 人工芝をコンクリートの上に敷く場合、下地は不要
  • 人工芝を砂利の上に敷く場合、山砂などの下地材が必要

人工芝はDIYできるということが分かったのではないでしょうか。

下地に少し工夫が必要ですが、お庭の雰囲気もガラッと変わりますし、コンクリートよりも柔らかく、砂利よりも除草効果のある人工芝はおすすめです。