最新!キズパワーパッドでやけどの経過を見守ろう!張り替えも重要!

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やけどをしてしまった際、とりあえず冷やすという行動に出る人が大半かと思いますが、あなたはそのあとどのように経過観察していますか?

今回はキズパワーパッドを使って経過観察することで、やけどや水ぶくれなどをより早くキレイに治す方法をお伝えします。

水ぶくれは迷わず潰しちゃっていたけど、これは間違い?

間違いです。キズパワーパッドによる水ぶくれの対処方法や、やけど以外の治療や経過観察のポイントも説明します。

これを読まないと、やけどなど皮膚の傷を悪化させ、傷が残ってしまうかもしれません。

キズパワーパッドを使って、やけど跡を残さないように肌をキレイに復活させましょう。

キズパワーパッドをやけど部分に貼って経過観察しよう

やけどをしてしまった時、軽度のやけどであればキズパワーパッドを貼って早くキレイに治療することができますし、痛みの軽減にもなります。

軽度のやけどとは、簡単に言うと赤くなりヒリヒリする症状や、水ぶくれができる程度のやけどです。

またキズパワーパッドを使う理由は、性能にあります。そちらの説明ものちほどします。

ここで、適切な処理を最速で行わないと、やけど跡が残ったり炎症をおこして通院しなければいけなかったりします。

手順は、冷やす→貼るのみですが、より早くキレイに治すために以下のことを注意してください。

キズパワーパッドで軽度のやけどを治療する方法

<冷やす>

やけどした部分を流水(水道水)で20分くらい冷やします。

やけどしたと思ったら少しでも早く冷やすことをおすすめします。

そうすることで、熱によるダメージも少なくて済みますし、痛みを抑制する効果もあります。

ただ、氷水や氷は冷たすぎて、患部を傷つけ悪化させてしまう恐れがあるので、流水がポイントです。

<貼る>

よく冷やした後、キズパワーパッドを張って保護します。そうすることで、ヒリヒリする症状を抑制し、湿潤療法(しつじゅんりょうほう)で、やけど部分の皮膚を回復させます。

湿潤療法とは、傷口からでる液体を乾燥させないようにし、傷が治りやすい環境を作ることが重要です。この傷口からでる液体を浸出液(しんしゅつえき)と言い、自己修復細胞が多く含まれています。

モイストヒーリングとも呼ばれます。キズパワーパッドは、モイストヒーリングに使える高機能ばんそうこうです。

一般的な救急ばんそうこうだと、モイストヒーリングできないので、やけどの治療には不向きです。

<キズパワーパッドを貼った後の経過観察>

やけどでダメージを受けた皮膚は、菌による感染を起こしやすいので、入念な経過観察が必要です。

傷から浸出液が出なくなり、新しい皮膚が形成されるまでキズパワーパッドは、貼っておきましょう。

キズパワーパッドは傷口側から水分を含むと、白いゲル状に膨らむので、浸出液が出なくなったことが分かります。

やけどは、浸出液が出やすい皮膚の損傷ですので、たくさん出ている段階では、こまめに張り替えることをおすすめします。

また、汚れたり、水に濡れたりした場合も張り替えが必要です。

貼り替えの際は、キズパワーパッドの一端を何回か引っ張って、ゆっくりはがしましょう。

剥がれにくい場合は、温水をキズパワーパッドと皮膚の間に流し入れるようにするとはがれやすくなります。

はがしたついでに、よく洗うと、菌の増殖も防げて、嫌な臭いがしにくくなりますよ。

浸出液が出なくなってきたら、傷口がふさがり治り始めたということです。

しかし、その段階でキズパワーパッドをやめてしまうと、乾燥や、衝撃によって皮膚の下の修復作業の邪魔になり修復が遅れてしまいます。

また、できたばかりの皮膚は直射日光をたくさん浴びると色素沈着することもあるので、少し長めに貼っておくといいでしょう。

経過を見て、よくなっている様子が見られない場合、浸出液が増えている、浸出液の色が黄緑色といった場合は受診をおすすめします。

やけどの度合いによって受診が必要な場合がある

やけどには、傷の深さによってⅠ度、Ⅱ度浅達、Ⅱ度深層、Ⅲ度の4種類に分類されます。

このうち、Ⅰ度とⅡ度浅達は軽度のやけどですが、Ⅱ度深層、Ⅲ度は重度のやけどの為、受診が必要です。

また、皮膚組織は表面から、表皮・真皮・皮下組織の3層から構成されています。わかりやすく表にしましたので、ご覧ください。

やけどの深さ 損傷組織 症状
軽度(キズパワーパッドで治療可能) Ⅰ度 表皮のみ 赤くなる
Ⅱ度浅達 真皮の浅い層まで 水ぶくれになる
重度(受診が必要) Ⅱ度深層 真皮の深い層まで 水ぶくれになる
Ⅲ度 皮膚全層 表皮が硬くなって灰白色になる

赤くなるだけであれば、Ⅰ度の可能性が高いので、通常受診は必要ないのですが、水ぶくれの症状が出た場合、受診するか迷いますよね。

やけどの深度は自己判断するのが難しく、時間の経過とともに症状が変わるので、迷ったら受診しましょう。

私は切り傷や擦り傷を作ってしまった際、キズパワーパッドをよく使っていますが、水にも強いので、家事をする際も気にせずに済みます。

モイストヒーリングとは、傷を早くきれいに治してくれるようなので、私のように傷が治りにくく、跡になってしまう大人にはピッタリ(笑)

モイストヒーリングとは早くキレイに治す最新の治療法

キズパワーパッドの最大の特徴として、モイストヒーリングができるという点があげられます。

モイストヒーリングとは、傷口をしっかり覆うことで、浸出液の効果を最大限にし、柔らかい皮膚を再生させ、かさぶたを作らない方法です。

浸出液の効果とは自己修復力のことですが、これは少し湿っている状態だとよりよく力を発揮できるのです。

またぴったりと密着すると傷を完全に密閉するため、炎症や刺激の痛みを和らげる効果もありますし、菌も入りにくいです。

少し前は、体に傷ができたときは消毒液などの薬を治ったあと、ばんそうこうは出血している時のみ貼って、後は乾燥させた方が早く治ると言われていました。

ただしこの方法だと、かさぶたができるため、傷の治りが遅くなります。かさぶたが邪魔して、新しい皮膚ができにくくなってしまうからです。

また浸出液がわずかしか残らず、傷の修復をする働きが弱くなってしまいます。

そして消毒液は、むしろ自己治癒力を少し弱らせてしまうことも近年わかってきました。

小さい頃、父親に「いつまでもばんそうこう貼っていると治らないぞ~」と言われていたことを思い出しました。

乾燥させずになるべくかさぶたを作らないことが、キレイに治すコツだよ!

キズパワーパッドはやけどによる水ぶくれにも使える

先述した通り、Ⅱ度のやけどをすると表面が膨れて水が溜まる「水ぶくれ」になることがあります。

その水ぶくれが2㎝以下のものでしたら、キズパワーパッドで対処することができます。

水ぶくれによってモイストヒーリングと同じ環境を維持できているので、破かない方が、傷が早くキレイに治ると言われています。

また、外部からの菌の侵入を防ぐ作用もあるので、どこかにぶつかって破ってしまわないよう、キズパワーパッドで優しく覆ってしまいましょう。

もし、水ぶくれが破けてしまったとしても、十分に洗浄した後キズパワーパッドを貼り、清潔を保てるよう、1日1回はキズパワーパッドを張り替えれば大丈夫です。

5日ぐらい経つと水ぶくれは吸収され、患部には薄い皮膚がはっているかもしれません。

試しに水をかけてしみない場合、傷がふさがっていると言えます。

そうなったらキズパワーパッドははずしても良いです。まだ少しヒリヒリするようでしたら、清潔にして新しいキズパワーパッドを再び貼りましょう。

また水ぶくれが2㎝以上になると、やけどしている部分が多岐にわたっている可能性があります。

むやみにキズパワーパッドを貼ってしまうとはがす際、一緒にやけど部分の皮膚をはがしてしまう恐れがありますので、こういった場合は無理をせず、受診することをおすすめします。

小さい頃、ホットプレートを触ってしまいやけどし、水ぶくれになったことを覚えています。幼いと皮膚も弱いため、大人より重度になりやすいのです。注意深く経過を見ましょう。

キズパワーパッドをやけど以外に使う時の張り替え目安

キズパワーパッドは、潤滑療法でキズを治していくものなので、やけど以外にも擦り傷、切り傷、あかぎれ、靴擦れなどに使えます。

そしてキズパワーパッドの張り替えのタイミングは最低でも2日~3日に1回です。これはやけどの頻度よりはやや少ないです。

しかし、キズパワーパッドは治るまで貼っておくというイメージがあるためか、張り替えるタイミングが分からず悪化させてしまう場合があります。

ここでは、張り替えのタイミングと、キズパワーパッドの使用を中止した方が良い場合を解説します。

<キズパワーパッドを張り替えるタイミング>

先程お伝えした通り、張り替えのタイミングは最低でも2日~3日に1回です。そのタイミングで、やけど同様、傷口を石鹸などでしっかり洗いましょう。

また、ふやけて取れかかっている場合には、キズパワーパッドの効果が発揮されないので、張り替えをおすすめします。

お風呂に入ったタイミングなので取ると皮膚へのダメージも少なく、そのまま傷口を洗えるのでおすすめです。

例外的に、キズパワーパッドが浸出液を吸ってブヨブヨしている様子もなく、はがれる様子もない場合は5日を過ぎて貼っていても大丈夫です。

<悪化の症状>

  1. 傷口が赤い
  2. ズキズキした痛みや膿熱(うみねつ)、腫れ
  3. 嫌な臭い
  4. 浸出液がキズパワーパッドの隙間から垂れてくる

こういった症状がある場合には、キズパワーパッドの使用を中止し、乾燥させる治療に切り替えるなどが必要です。

抗生物質などの処方が必要な場合もありますので、無理せず受診も検討しましょう。

キズパワーパッドには大きさはもちろん、症状によってのバリエーションもあるため、より自分にあったキズパワーパッドを貼れます。

救急箱には、とりあえず普通サイズをいれているよ!

まとめ

  • キズパワーパッドは軽度のやけどに使うことができる
  • キズパワーパッドはやけど部分を十分に冷やした後貼る
  • キズパワーパッドは新しい皮膚が形成されるまで経過を見る必要がある
  • Ⅱ度浅達までのやけどはキズパワーパッドで治療が可能
  • モイストヒーリングは、傷口を乾燥させずに、キレイに治す治療法
  • キズパワーパッドは水ぶくれができたやけどにも使える
  • キズパワーパッドの張り替えは最低2~3日に1回
  • 傷口を経過観察する上で、回復している様子がない場合はキズパワーパッドによる治療をやめる必要がある

私はかさぶたが気になっていじくってしまうタイプなので、そもそもかさぶたを作らないモイストヒーリングをいろんな傷で挑戦しようと思いました(笑)

やけどしないのが1番ですが、やけどをしてしまったら、キズパワーパッドが使えることを思い出して、適切に処理・経過観察してみましょう。